User Manual

26 MDR-5取扱説明書
(2)パート録音をするには
アッパー、ロワー、ペダル、それぞれのパートを個
別に録音することができます。また、この機能で、
レジストレーションの変更、エクスプレッションペ
ダル操作といったコントロールデータも個別に記録
することができます。
ここでは、はじめに下鍵盤とペダル鍵盤の演奏を録
音し、次に上鍵盤の演奏を録音する手順を例に説明
します。
1
まずMDR-5での録音の準備をします。(この操
作は、23ページの録音の手順1〜4と同じで
す。)
1. 演奏に必要なすべてのレジストレーション
を、エレクトーン本体のレジストレーショ
ンメモリーボタンに設定します
2. USBフラッシュメモリーをMDR-5に挿入
します。
3. MDR-5のソングナンバーを選択します。
4. RECORDボタンを押して、録音の待機状態
にします。
MDR-5のデータについて
MDR-5は、演奏データだけではなくパネル面のレジストレーションデータや音量の加減などの
コントロールデータをデジタル信号として記録します(記録されるデータは、接続したエレク
トーンの機能により異なります)。MDR-5が記録するデータは、大きく分けて以下の3種類に分
類できます。
レジストレーションデータ
パネル上のレジストレーションだけでなく、前もってレジストレーションメモリーボタンに記
録されているデータも、演奏を録音する前に記録されます。またレジストレーションシフトの設
定やリズムパターン(ユーザーリズム)やリズムシーケンスデータ、そしてユーザー音色などを
含めたデータも記録されます(VAカスタムボイスは記録されません)。
演奏データ
演奏データを、フォルティシモからピアニシモまで、演奏の微妙な変化も逃さず録音します。
アッパー、ロワー、ペダルをそれぞれ別々に記録しますので、ほかのパートに影響を与えるこ
となく変更できます。
■コントロールデータ
レジストレーションの変更やエクスプレッションペダルの操作といったコントロールデータを
記録します。
NOTE
EL-17はレジストレーションメモリー機能
がないため、演奏に必要なパネル設定のみを
行なってください。