ごあいさつ このたびは、ヤマハMIDIフットコントローラーMFC10をお買い求めいただきまして、誠に ありがとうございます。 MFC10は、足元の操作でMIDI対応のエフェクターや音源、キーボード、MIDIギター、リ ズムマシンなどに、プログラムチェンジやコントロールチェンジを送信できるフットコント ローラーです。 また、内蔵のフットコントローラーに加え、外部入力用のフットコントローラー/スイッチ 端子 (4つ) に別売のフットコントローラーやフットスイッチを接続すれば、さらに多彩なコ ントロールチェンジが可能です。 MFC10の優れた性能を充分に発揮させるとともに、末長くご愛用いただくために、ご使用 の前にこの取扱説明書をよくお読みください。 安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの 「安全上のご注意」 をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するため のものです。 注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容 を「警告」と「注意」に区分しています。いずれも
注意 この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。 電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近づけた り、無理に曲げたり、傷つけたりしない。 また、電源アダプター コードに重いものをのせない。 電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因になりま す。 テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近くで使用 しない。 デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオなどに雑 音が生じる場合があります。 電源プラグを抜くときは、電源アダプターコードを持たずに、 必ず電源プラグを持って引き抜く。 電源アダプターコードが破損して、感電や火災が発生するお それがあります。 不安定な場所に置かない。 機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりする原因 になります。 タコ足配線をしない。 音質が劣化したり、 コンセント部 が異常発熱して発火したりする ことがあります。 本体を移動するときは、必ず電源アダプターコードなどの接 続ケーブルをすべて外した上で行う。 コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれがありま す。 長期間使用しないとき
もくじ 電源の準備 ...................................................................................................................3 各部の名称 ...................................................................................................................4 MFC10の機能について ............................................................................................6 2つのモード .................................................................................................................. 6 フットコントローラーの設定 .................
電源の準備 MFC10は、付属の電源アダプターPA-3Bを使って家庭用コンセントから電源をとります。 1 電源アダプターのプラグを、リアパネルの [DC IN] 端子に接 続します。 電源アダプターのプラグがMFC10から抜けないように、 電源アダプターPA-3B コードストッパーに電源アダプターのコードを巻き付けま す。 AC100V 50/60Hz POWE R ON/ OF 2 F DC IN 電源アダプターのA C プラグを、家庭用コンセント(A C 100V) にさし込みます。 コードストッパー ・電源アダプターをご使用になる場合は、必ず付属の専用アダプター PA-3Bをご使用ください。他の電源アダプターの使用は、故障、発 熱、発火などの原因になります。他の電源アダプターの使用によ る故障は、保証期間内でも保証の対象にはなりませんので、充分 にご注意ください。 3
各部の名称 フロントパネル 2 1 STATUS DATA/CTRL BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM 8.8.8. 4 3 DEC ±10 INC /NO /YES 5 6 MEMORY EDIT 7 FC EDIT WRITE /EXIT 8 9 0 リアパネル POWER ON/ OFF DC IN 5 FOOT CONTROLLER/SWITCH 4 3 ^ FOOT CONTROLLER 1 MIDI 2 OUT IN * & $ ■フロントパネル 1 パラメーターランプ(P.11, 16) エディット時に、現在エディット中のパラメー ターを点滅表示で知らせます。 2LEDディスプレイ(P.6) メモリーナンバー、プログラムチェンジ、ファ ンクション(コントロールチェンジ)データやパ ラメーター値など、さまざまな情報を表示しま す。 3[INC/YES] (P.
各部の名称 ! ■リアパネル @ FUNCTION NORMAL − MIXスイッチ (P.8, 19) MFC10を、ノーマルモードで使用するか、ミッ クスモードで使用するかを選択します。 # MIDI − WXスイッチ MIDI入力として、WXの端子を使用するか、通 常のMIDI IN端子を使用するかを選択します。 $ WX IN端子 ヤマハウインドMIDIコントローラーWX7/11を 接続する端子です。(この端子からWX7/11に 電源を供給するので、電源ボックスBT-7は要り ません。) % MIDI IN/OUT端子(P.27) MIDIケーブルで、MFC10と外部のMIDI機器を 接続する端子です。 MIDI WX # ^ FOOT CONTROLLER/SWITCH 2〜5端子 FUNCTION NORMAL — MIX @ 8[FUNCTION]フットスイッチ(P.
MFC10の機能について MFC10は、フットスイッチを踏んでメモリーナンバーを選んだ時、そのナンバー に保存したMIDIデータ (プログラムチェンジデータ/ファンクションデータ) を外部 に送信します。 ●プログラムチェンジデータ MFC10からプログラムチェンジデータを送信して、接続したMIDI機器 の音色などを切り替えることができます。 また、プログラムチェンジデータと一緒にバンクセレクトデータも送信 することができます。 ●ファンクションデータ MFC10から以下のファンクションデータを送信して、接続したMIDI機 器の機能をコントロールできます。 ・ノートオン/ノートオフ (90…9F) ・コントロールチェンジ (b0…bF) ・プログラムチェンジ (C0…CF) ・ソングセレクト (F3) ・スタート (FA) ・ストップ (Fb) ・コンティニュー (FC) ・セクションコントロール (F0) ・テンポコントロール (Ft) ※ ( )内はLEDディスプレイ表示 ■2つのモード ....................................................
MFC10の機能について ● ミックスモード(MIX) [プログラムチェンジメモリーとファンクションメモリーの混在モード] FUNCTION NORMAL — MIX ファンクションメモリー (5個) F06 F00 フットスイッチ上段[6]〜[0] STATUS DATA/CTRL BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM DEC ±10 INC /NO /YES MEMORY EDIT FC EDIT WRITE /EXIT プログラムチェンジメモリー (5×5個) 11 15 フットスイッチ下段[1]〜[5], [x10] 11 ~ 15 , 21 ~ 25 , 31 ~ 35 , 41 ~ 45 , 51 ~ 55 ・ [FUNCTION] を踏んでランプを点灯させれば、ファンクショ ンメモリーを100個 (F00〜F99) 選択することができます。 ・ミックスモード時のプログラムチェンジメモリー(25個) は、 ノーマルモード時の128個とは別に、独立して存在します。 ■フットコントローラーの設定 .
ノーマルモード(NORMAL) ノーマルモードでは、プログラムチェンジメモリーとファンクションメモリーが使 用できます。 プログラムチェンジメモリー プログラムチェンジデータのためのメモリーが 128個あります。ナンバーを呼び出した時に、 保存されているプログラムチェンジをMIDI OUT します。 ファンクションメモリー ファンクションデータ (コントロールチェンジな ど)のためのメモリーが100個あります。ナン バーを呼び出した時に、保存されている内容を MIDI OUTします。 プログラムチェンジメモリーとファンクションメモリーは、 [FUNCTION] を踏んで 切り替えます。 1 リアパネルの [POWER ON/OFF] スイッチを押して、電源を 2 リアパネルの[FUNCTION NORMAL-MIX]スイッチを 3 POWER ON/ OFF 入れます。 FUNCTION NORMAL — MIX 「NORMAL」 に切り替えます。 [FUNCTION] を踏んで、プログラムチェンジメモリー (P.9 参照)とファンクションメモリー(P.
ノーマルモード プログラムチェンジメモリー [FUNCTION] を踏んで、FUNCTIONランプを消灯させ、プログラムチェンジメモリーに切り替 えます。 プログラムチェンジメモリーは、MIDIチャンネルナンバー1〜16とプログラムチェンジデータ (001-128)] を送信するためのメモリーです。 プログラムチェンジデータは、128個のメモリー (001〜128)に保存できます。 また、プログラムチェンジデータにバンクセレクトデータ (00=MSB, 20=LSB) を加えて送信 することもできます。 ・ [FUNCTION] を踏むと、ファンクションメモリー (FUNCTIONランプ点灯)に切り替わります。 ■プログラムチェンジメモリーのプレイ(送信)......................................
ノーマルモード 全ての位を変更して選択する場合 [×10]を2回続けて踏みます。 100の位が 「1」 の場合は 「0」 に、 「0」 の場合は 「1」 048 126 に変わります。 (10の位が点滅:入力待ち) 2回 (1の [1] 〜[0]を踏んで、10の位を確定します。 位が点滅:入力待ち) もう一度[1]〜[0]を踏んで 、1 の位を確定しま 例) メモリーナンバー 「048」 を 「126」 にしたい場合は、 [×10] 、[×10] 、[2] 、[6] の順に踏みます。 す。 ・100の位は、 [×10] を2回続けて踏むたびに 「1」 と 「0」 を繰り返します。 ・ナンバー000は選択できません。選択しようとすると、 「001」 が選ばれ ます。また129以上を選択しようとすると、 「128」 が選ばれます。 ■プログラムチェンジメモリーのエディット .........................................
ノーマルモード メモリーのエディット方法 [FUNCTION]を踏んで、FUNCTIONランプを消灯させ、プロ グラムチェンジメモリーに切り替えます。 1 プログラムチェンジメモリーの中から、エディットしたいメ モリーナンバーを選択します。 (P.
ノーマルモード ファンクションメモリー [FUNCTION] を踏んで、FUNCTIONランプを点灯させ、ファンクションメモリーに切り替えま す。 ファンクションメモリーは、ノートオン/オフ、コントロールチェンジ、プログラムチェンジ、 ソングセレクト、スタート、コンティニュー、ストップなどのMIDIデータを送信するためのメモ リーです。 ファンクションデータは100個のメモリー (F00〜F99)に保存できます。 ・ [FUNCTION] を踏むと、プログラムチェンジメモリーに切り替 わります。 (FUNCTIONランプ消灯) ■ファンクションメモリーのプレイ(送信)............................................
ノーマルモード ■ファンクションメモリーのエディット ............................................... ファンクションメモリーで、送信できるMIDIデータは以下の9種類です。 メモリーのナンバーごとに、送信したいチャンネルナンバーとMIDIデータを設定します。 ●ノートオン/ノートオフ (9) [STATUS=90〜9F] ~ 90 DATA/CTRL 000〜127(ノートナンバー) BANK MSB/MAX 001〜127(ノートオンベロシティ) BANK LSB/MIN 001〜127(ノートオフベロシティ) TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM Pn1〜Pn4(P.18参照) 9F 鍵盤を押す/離すというデータを送信します。フットスイッチごとに異ったノートナン バーを設定すれば、フットスイッチで音階を演奏できます。また、サンプラーにMIDI OUTすれば、ノートごとに設定したサンプリング音を鳴らすことができます。 54 56 58 61 63 66 68 70 C3 ........
ノーマルモード ◆コントロールチェンジリスト(GM、またはXGでサポートされているもの) コント ロール ナンバー 機能 GM XG 84 ポルタメント・コントロール × ○ 91 汎用エフェクト1 (リバーブ) × ○ 汎用エフェクト3 (コーラス) × ○ 0 バンク・セレクト × ○ 93 1 モジュレーション ○ ○ 94 汎用エフェクト4 (セレステ) × ○ データ・インクリメント × ○ 5 ポルタメント・タイム × ○ 96 6 データ・エントリー ○ ○ 97 データ・デクリメント × ○ 98 NRPN(LSB) × ○ 7 10 メイン・ボリューム ○ ○ パンポット ○ ○ 99 NRPN(MSB) × ○ RPN(LSB) ○ ○ 11 エクスプレッション ○ ○ 100 32 バンク・セレクト × ○ 101 RPN(MSB) ○ ○ オール・サウンド・オフ × ○ 38 データ・エントリー ○ ○ 120 64
ノーマルモード Fb ● コンティニュー (Fb) [STATUS=Fb] 他のパラメーターは設定できません。 ● ストップ (FC) [STATUS=FC] FC 他のパラメーターは設定できません。 ● セクションコントロール (F0) [STATUS=F0] F0 DATA/CTRL c01〜c42 (セクションナンバー) BANK MSB/MAX 01〜16,--(デバイスナンバー) ※ デバイスナンバーは、セクションナンバーにc41, c42を選択してから設定します(c41, c42 以外では設定できません) 。 ヤマハのMIDI対応電子楽器で、アカンパニメントのセクションコントロールが受信可能なものに対し、 セクションの変更データを送信します。データの内容は下記を参照してください。 フィルインAA1 c33 エンディング1 フィルインAA2 c34 エンディング2 c19 フィルインAA3 c35 エンディング3 イントロ4 c20 フィルインAA4 c36 エンディング4 イントロ5 c21 フィルインAA5 c37 エンディング5
ノーマルモード メモリーのエディット方法 1 ファンクションメモリーで、エディットしたいメモリーナン STATUS DATA/CTRL BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM バーを選択します。[MEMORY EDIT]を押すと、そのメモ リーのエディットを開始します。(フットスイッチ上のラン MEMORY EDIT プ、およびSTATUSランプ点滅) 2 [INC/YES], [DEC/NO]を押してステイタス(送信する MIDIデータ、およびMIDIチャンネルナンバー) を選択します DEC ±10 INC /NO /YES (STATUSのランプ点滅) 。 DEC ±10 INC /NO /YES ステイタスの1の位 (MIDIチャンネルナンバー1〜16) は16 進数で表示されます。 (P.
ノーマルモード セクションコントロール STATUS DATA/CTRL テンポコントロール F0 Ft c01....c42 030....
ノーマルモード 「TOGGLE ON-OFF」 と 「NUMBER OF PGM」 の設定について TOGGLE ON-OFF/NUMBER OF PGMでは、「on, off, Pn1, Pn2, Pn3, Pn4」が設定できます。ここで は、フットスイッチの機能をトグルオン/オフに設定したり、Pn1〜Pn4に入力した複数のMIDIデータの同 時送信を可能にします。 ● トグルオン/オフの設定 トグルオン/オフの設定は、コントロールチェンジデータが保存されているファンクションメモリーに有効です。 「on」 (トグルオン) ……フットスイッチを踏むとMAX値 (スイッチオン時のデータ) が出力されます。その後、もう一度 踏むとMIN値 (スイッチオフ時のデータ) が出力されます。MAX値を出力してから、MIN値を出力する前に他のフット スイッチを踏んでも、そのフットスイッチのランプは消灯しません。 (ランプの点滅は、MAX値が出力され続けている 状態を表示しています。) 「oFF」 (トグルオフ) ……フットスイッチ踏むとMAX値 (スイッチオン時のデータ) が出力されます。フットスイッチを 離すとMIN値
ミックスモード(MIX) ミックスモードは、プログラムチェンジデータとファンクションデータをすばやく 呼び出したい場合に便利なモードです。 [FUNCTION] を踏むことなく、プログラム チェンジデータとファンクションデータを送信することができます。 このモードでは、下段のフットスイッチ [1] 〜 [5] に25個のプログラムチェンジデー タ (ミックスモード専用) を、上段のフットスイッチ [6] 〜 [0] に5個のファンクショ ンデータを保存して、それぞれのメモリー内容を[1]〜 [0]と [×10]を使って呼び 出します。 1 リアパネルの [FUNCTION NORMAL-MIX] スイッチをMIX 2 [FUNCTION] を踏んでFUNCTIONランプを消灯させます。 FUNCTION NORMAL — MIX に切り替えます。 ・ミックスモードで [FUNCTION] を踏んでFUNCTION ランプを点灯させると、ミックスモードのファンク ションメモリー (P.
ミックスモード ■ミックスモードのプレイ(送信)......................................................... ミックスモードは、25個のプログラムチェンジメモリーと5個のファンクションメモリーのデー タを送信するためのモードです。 ファンクションメモリーに保存できる内容は、ノーマルモードと同じです。(P.12参照) プログラムチェンジメモリー(25個)は、ノーマルモードとは別に独立して存在します。 ● フットスイッチの上段 [6] 〜[0] でファンクションを送信 F16 ~ F10 [6] 〜[0] を踏んで、ファンクションデータを呼び出すことができます。 ファンクションの10の位を変更する場合は、 [FUNCTION] を踏んで、ミックスモードのファ ンクションメモリー (P.
ミックスモード ■ミックスモードのエディット ............................................................ ミックスモードの通常のプレイ状態で、 [MEMORY EDIT]を押します。 ● プログラムチェンジメモリーのエディット フットスイッチの [1] 〜 [5] のメモリー (11〜15……51〜55の25個) をエディットする場合、ノーマ ルモードのプログラムチェンジメモリー同様に、プログラムチェンジデータをエディットします。 (P.10 参照) ● ファンクションメモリーのエディット フットスイッチの [6] 〜 [0] のメモリー (5個) をエディットする場合、ノーマルモードのファンクション メモリー同様に、ファンクションデータをエディットします。 (P.
フットコントローラー MFC10は、内蔵フットコントローラー (1つ) 、外部フットコントローラー (4つ) そ れぞれに、送信するMIDIデータを設定できます。 フットコントローラーごとに、送信するMIDIデータを選択し、そのパラメーターを エディットします。 フットコントローラーでは、コントロールチェンジ/アフタータッチ/ピッチベン ドが送信できます。 STATUS DATA/CTRL BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM 8.8.8. DEC ±10 INC /NO /YES MEMORY EDIT FC EDIT WRITE /EXIT ■フットコントローラーメモリーのエディット ......................................
フットコントローラー 4 [FC EDIT] を押して、上記で設定したパラメーターのデータ タイプを選択 (ランプ点滅) します。選択されているステイタ スによりエディットできる内容が異ります。 (以下参照) ●コントロールチェンジ (b) [STATUS=b0〜bF] DATA/CTRL STATUS DATA/CTRL FC EDIT ~ bF d0 ~ dF E0 ~ EF b0 BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM 001〜031, 033〜120 (コントロールナンバー) BANK MSB/MAX 000〜127 (MAX値) BANK LSB/MIN 000〜127 (MIN値) ●アフタータッチ (d) [STATUS=d0〜dF] DATA/CTRL −−− BANK MSB/MAX 000〜127(MAX値) BANK LSB/MIN 000〜127(MIN値) ●ピッチベンド (E) [STATUS=E0〜EF] DATA/CTRL −−− BANK MSB/MAX
MIDIチャンネルナンバーの一括変更 すべてのメモリーのMIDIチャンネルを、一度に変更します。MIDIチャンネルをまと めて変更する場合にたいへん便利です。 ・[INC/YES] ボタンを押して一括変更を実行すると、すべて のMIDIチャンネルが書き替えられます。 1 ノーマルモード/ミックスモードの通常のプレイ状態で、 [MEMORY EDIT] と[FC EDIT]を同時に押します。 LEDディスプレイにチャンネルナンバーが表示されます。 MEMORY EDIT FC EDIT WRITE /EXIT C01 2 [INC/YES] ,[DEC/NO]を押して、変更したいチャンネル ナンバー (C01〜C16) を選択します。 DEC ±10 INC /NO /YES DEC ±10 INC /NO /YES C09 3 [WRITE/EXIT]を押します。 LEDディスプレイにチャンネルナンバーが点滅表示されま す。 4 24 WRITE /EXIT C09 前述のエディット操作同様に、[INC/YES],[DEC/NO]を 押して、一括変更を実行、またはキャンセル
バルクダンプ MFC10のメモリー内容をMIDIデータにして送受信します。 ヤマハMIDIデータファイラーMDF2などを活用すれば、MFC10のメモリー内容を セーブ (保存) したり、ロード (呼び出し) できるため、データの管理にたいへん役立 ちます。 バルクダンプ (送信) 1 ノーマルモード/ミックスモードの通常のプレイ状態で、 [MEMORY EDIT] と[WRITE/EXIT] を同時に押します。 MEMORY EDIT FC EDIT WRITE /EXIT bL1 2 送信したいバルクダンプを以下の5 つから選び、フットス イッチを踏みます。 bL3 LEDディスプレイにバルクダンプの種類が点滅表示されま す。 ●[1] フットスイッチ 下記 [2] 〜[5] のすべてのメモリーをバルクアウト(送信) します。 ●[2] フットスイッチ ノーマルモードのプログラムチェンジメモリー (128個) すべてをバルクアウト(送信) します。 ●[3] フットスイッチ ファンクションメモリー (100個) すべてをバルクアウト(送信) します。 ●[4] フットスイッチ 内蔵フ
イニシャライズ(初期化) MFC10を工場出荷時の状態に戻すことを、イニシャライズ(初期化) と呼びます。 ・イニシャライズを実行すると、MFC10のすべてのデータが 初期設定の状態に書き替えられます。大切なデータは、イ ニシャライズを実行する前に、外部機器 (YAMAHA MDF2 など)に保存しておきましょう。 1 [POWER ON/OFF]スイッチを押して電源を切ります。 2 [MEMORY EDIT] と[FC EDIT]を押しながら、[POWER ON/OFF]を押して、もう一度電源を入れます。 POWER ON/ OFF MEMORY EDIT FC EDIT POWER ON/ OFF 3 26 イニシャライズが実行され 「FA」 を表示して、通常のプレイ状 態に戻ります。 FA
MFC10の使用例 MFC10を使用することにより、演奏中両手を使うことなくプログラムチェンジデー タやファンクションデータを送信することができます。また、曲の進行に合わせて メモリーをプログラムすることにより、スムーズに外部機器をコントロールするこ とができます。 MIDIギターシステムと接続して使用する例 MIDI音源ユニットを接続したギターシンセサイザーシステム (ヤマハG50+G1Dなど) とMFC10 を接続します。 AR GUIT MIX TH SYN N DOW VOL UP ギターシンセサイザー システム MIDI音源ユニット ヤマハMU50、 VL1-m、VL70-mなど MIDI IN MIDIギター ヤマハG1Dなどを 取り付けたギター MIDI OUT POWER PARAMETER MIDI CH (MONO/POLY) TUNER DIVIDED MONO SYNTH PARAMETER MEMORY#/VALUE NO GUITAR SETUP INPUT LEVEL PLAY MEMORY# / VALUE PARAMETER SELECT
MFC10の使用例 キーボードと接続して使用する例 キーボード (ヤマハシンセサイザーVL1/VL7、W5/W7、QS300、EOS、ポータブルキーボー ド、クラビノーバなど)とMFC10を接続します。 MIDI IN MIDI OUT STATUS DATA/CTRL BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM 8.8.8.
MFC10の使用例 シーケンサーやリズムプログラマーと接続して使用する例 ● シーケンサー(ヤマハQY300、QY22、QY8など)やリズムプログラマー(ヤマハRY20、 RY8など) とMFC10を接続します。 MFC10からファンクションデータを送信することにより、シーケンサー/リズムプログラ マーのスタート/コンティニュー/ストップなどをコントロールできます。 MIDI OUT STATUS DATA/CTRL BANK MSB/MAX BANK LSB/MIN TOGGLE ON-OFF /NUMBER OF PGM 8.8.8.
エラーメッセージについて MFC10でエラーが起こると、LEDディスプレイに下記のメッセージが表示されます。 [WRITE/ EXIT] を押すと、通常のプレイ状態に戻ります。 (Er5の場合は、内部メモリーが損傷している可 能性があるので、[WRITE/EXIT]を押すと、自動的にイニシャライズを実行します。) Er1 MIDIレシーブエラーです。MIDI受信時にデータエラーが生じました。 →送信側の機器をチェックして送り直してください。 Er2 MIDIバルクデータエラーです。バルクの受信中にデータエラーが生じました。 →送信側の機器をチェックして送り直してください。 Er3 MIDIラインエラーです。FEを一度受信した後に、ノートオンのデータを受信したが、 その後約350ms以上、MIDIデータを受けませんでした。 →ケーブルや送信側の機器の状態をチェックしてください。 Er4 MIDI INバッファエラーです。一度に大量のMIDIデータを受信し、バッファーがあふ れました。 →外部機器から送信するデータ量を減らす、または、データを分割して送信してください。 Er5 [WRITE/E
MIDIインプリメンテーションチャート YAMAHA [MIDI Foot Controller] Date:31-MAY-1996 Model MFC10 MIDI Implementation Chart Version : 1.00 +----------------------------------------------------------------------+ : : Transmitted : Recognized : Remarks : : Function ...
MIDIデータフォーマット 1. MIDI 受信/送信 1. 1 1. 2 受信/送信の条件 1. 2.
MIDIデータフォーマット 6 01001100 $4C (ascii"L") ファンクションメモリーに以下のデータを保存し、フットスイッ チ操作により、送信可能。 7 01001101 $4D (ascii"M") 8 00100000 $20 (ascii" ") 送信 受信 9 00100000 $20 (ascii" ") 10 00110000 $30 (ascii"0") 11 00110010 $32 (ascii"2") 12 00110111 $37 (ascii"7") 13 00110001 $31 (ascii"1") 14 01000001 $41 (ascii"A") 15 01001100 $4C(ascii"L") 1. 3. 3 テンポコントロール $F0, $43, $7E, $01, $t4, $t3, $t2, $t1, $F7 このデータを受信した場合MIDI OUTに出力する。 1. 3. 4 その他 送信 受信 1.
MIDIデータフォーマット 2.
仕様 プログラム チェンジメモリー ノーマルモード:128 ミックスモード:25 ファンクション メモリー 100 (ノーマルモード/ミックスモード共通) モード ノーマル、ミックス フット コントローラー 1 (内蔵フットコントローラー) 、2〜5(外部フットコントローラー) その他 MIDI IN→MIDI OUTマージ出力 WX11などのコントローラーと接続 MIDIバルクダンプ (送受信) コントロール フットスイッチ×12、内蔵フットコントローラー×1、パネルスイッチ×5、LEDディスプ レイ、電源スイッチ、MIDI IN−WX INスイッチ、FUNCTION NORMAL−MIXスイッチ 接続端子 外部フットコントローラー入力端子×4 、MIDI IN/OUT端子、 WX IN端子、DC12V IN端子 付属品 電源アダプター (PA-3B) 、取扱説明書、ユーザーメモシール 寸法 (W×D×H) 608×215×153 mm 重量 3.
MFC10セッティングテーブル ノーマルモード DATE: NAME: ●プログラムチェンジ □□1 プログラムナンバー: 〜 □□0 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 STATUS DATA/CTRL BANK MSB BANK LSB STATUS DATA/CTRL BANK MSB BANK LSB ●ファンクション ファンクションナンバー: F□1 〜 6 NUMBER OF PGM STATUS DATA/CTRL MAX MIN TOGGLE ON-OFF 1 2 NUMBER OF PGM STATUS DATA/CTRL MAX MIN TOGGLE ON-OFF 1 2 F□0 7 3 4 1 2 3 4 1 2 1 8 3 4 1 2 3 4 1 2 2 9 3 4 1 2 3 4 1 2 3 0 3 4 1 2 3 4 1 2 4 1 2 3 ※ MFC10のセッティングメモとして、コピーを取ってご活用ください。 36 4 4 3 4 5
MFC10セッティングテーブル ミックスモード DATE: NAME: F□6 〜 ファンクションナンバー: 6 NUMBER OF PGM STATUS DATA/CTRL MAX MIN TOGGLE ON-OFF 1 プログラムナンバー: 2 7 3 □1 1 F□0 4 1 〜 2 8 3 4 1 2 9 3 4 1 2 0 3 4 1 2 3 4 □5 2 3 4 5 2 3 4 5 STATUS DATA/CTRL BANK MSB BANK LSB ●フットコントローラー 1 STATUS DATA/CTRL MAX MIN 37
MFC10セッティングテーブル ノーマルモード DATE: NAME: ●プログラムチェンジ □□1 プログラムナンバー: 〜 □□0 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 STATUS DATA/CTRL BANK MSB BANK LSB STATUS DATA/CTRL BANK MSB BANK LSB ●ファンクション ファンクションナンバー: F□1 〜 6 NUMBER OF PGM STATUS DATA/CTRL MAX MIN TOGGLE ON-OFF 1 2 NUMBER OF PGM STATUS DATA/CTRL MAX MIN TOGGLE ON-OFF 1 2 F□0 7 3 4 1 2 3 4 1 2 1 8 3 4 1 2 3 4 1 2 2 9 3 4 1 2 3 4 1 2 3 0 3 4 1 2 3 4 1 2 4 1 2 3 ※ MFC10のセッティングメモとして、コピーを取ってご活用ください。 38 4 4 3 4 5
MFC10セッティングテーブル ミックスモード DATE: NAME: F□6 〜 ファンクションナンバー: 6 NUMBER OF PGM STATUS DATA/CTRL MAX MIN TOGGLE ON-OFF 1 プログラムナンバー: 2 7 3 □1 1 F□0 4 1 〜 2 8 3 4 1 2 9 3 4 1 2 0 3 4 1 2 3 4 □5 2 3 4 5 2 3 4 5 STATUS DATA/CTRL BANK MSB BANK LSB ●フットコントローラー 1 STATUS DATA/CTRL MAX MIN 39
MFC10操作ガイド ノーマルモード プログラムチェンジメモリー エディット MEMORY EDIT ランプ消灯 FUNCTION NORMAL — MIX ファンクションメモリー エディット MEMORY EDIT ランプ点灯 ミックスモード ファンクションメモリー + プログラムチェンジメモリー FUNCTION NORMAL — MIX エディット MEMORY EDIT ランプ消灯 ファンクションメモリー エディット MEMORY EDIT ランプ点灯 その他 MIDIチャンネルの一括変更 MEMORY EDIT FC EDIT MEMORY EDIT WRITE /EXIT バルクダンプ POWER ON/ OFF イニシャライズ MEMORY EDIT 40 FC EDIT
■ デジタルインフォメーションセンターについて ヤマハデジタルインフォメーションセンターでは、デジタ ル楽器の使用方法やトラブルなどについて、電話による質 問をお受けいたします。 お問い合わせの際には、「製品名」、「製造番号」、「ご住 所」、「お名前」、「電話番号」を必ずお知らせください。 デジタルインフォメーションセンター TEL 053-460-1666 ◆ 受付日 月曜日〜金曜日(祝日および弊社の休業日を除く) ◆ 受付時間 9 : 00 〜 12:00 / 13:00 〜 17:00 ■ 保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはお近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。 ● 保証書 本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い上げ 日」 などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してください。 ● 補修用性能部品の最低保有期間 製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製造打 切後8年です。 ● 保証期間 ● 持込み修理のお願い お買い上げ日から1年間です。 まず本書の 「