User Manual
MG10XUF取扱説明書
17
エフェクトをかける
MG10XUFは、ヤマハマルチエフェクター SPXシリーズと同クラスのエフェクトを内蔵しています。下記の手順
でエフェクトをかけることによって、バリエーション豊かな音作りができます。
1. [PROGRAM]つまみを回して、エフェクトプログラ
ムリストから目的のエフェクトプログラム番号を選び
ます。
選択中のエフェクトプログラム番号がディスプレイに
点滅表示されます。
NOTE
エフェクトプログラムの詳細は、右の「エフェクトプログラ
ム一覧」をご覧ください。
2. [PROGRAM]つまみを押して決定します。
目的のエフェクトプログラムが選択されます。
3. [ON]スイッチをオン( )にします。
4. [FXRTN]フェーダーを「0」の位置に合わせます。
5. エフェクトをかけたいチャンネルの[FX]つまみを回
して、エフェクトのかかり具合を調節します。
エフェクトプログラム一覧
* LFO:LowFrequencyOscillator(低周波発振器)の略です。別の
信号を周期的に変化(変調)させる場合に使います。
1
1, 2
5
3
4
エフェクト
プログラム
リスト
番号
プログラム パラメーター エフェクトの内容
1 REVHALL1 ReverbTime
コンサートホールなどの広
い空間の響きをシミュレー
トしたリバーブ(残響音)
2 REVHALL2 ReverbTime
3
REVROOM1
ReverbTime
小さな空間(部屋)での響きを
シミュレートしたリバーブ
4
REVROOM2
ReverbTime
5
REVSTAGE1
ReverbTime
広いステージをシミュレー
トしたリバーブ
6
REVSTAGE2
ReverbTime
7 REVPLATE ReverbTime
鉄板の響きをシミュレートし
たリバーブ、硬めの残響感
8 DRUMAMB ReverbTime
ドラムセットに適した短め
のリバーブ
9 EARLYREF RoomSize
残響の初期反射音のみを取
り出したエフェクト、リ
バーブよりも派手な効果
10 GATEREV DelayTime
残響音を途中で遮断して得
られるエフェクト
11 SINGLEDLY DelayTime
同じ音が1度だけ繰り返さ
れるエフェクト、ディレイ
タイムを短くするとダブリ
ングの効果
12 DELAY DelayTime
遅延させた信号を複数付加、
いわゆるフィードバック
ディレイ
13
VOCALECHO
DelayTime
ボーカル用途に最適なエコー
14 KARAOKE DelayTime
カラオケに使用するのを意
識したエコー
15 PHASER LFO(*)周波数
位相を変化させて音にうね
りを付加
16 FLANGER LFO(*)周波数
ジェット機の上昇下降音の
ようなうねりの効果を付加
17 CHORUS1 LFO(*)周波数
異なる遅延時間の音を複数
加えて、音に厚みを付加
18 CHORUS2 LFO(*)周波数
19 SYMPHONIC LFO(*)Depth
音を多重化することで厚み
のある響きを付加
20 TREMOLO LFO(*)周波数
音にゆれるような効果を付加
21 AUTOWAH LFO(*)周波数
周期的に変化するワウ効果を
付加、[PARAMETER]つまみ
で、ワウフィルターを制御す
るLFO(*)の周波数を調整
22
RADIOVOICE
CutoffOffset
信号をAMラジオ風のロー
ファイな感じに加工、
[PARAMETER]つまみで強調
する周波数帯域を変更可能
23
DISTORTION
Drive
音を歪ませる、いわゆる
ディストーション
24
PITCH
CHANGE
Pitch
信号のピッチ(音程)を変化
させる