User Manual

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
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グラフィックEQを使う
ステレオ信号の左右(L/R)をリンクさせる
ステレオ信号の左右をリンクさせることで左右両チャンネ
ルを同時にエディットできます。
初期状態ではリンクがONに設定されています。
リンクを解除すると、左右のチャンネルごとにパラメー
ターを設定できます。
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
GEQMODEページを表示します。
2. ノブ1「L/RLink」を選び、ノブ2「ON」に設定
します。
パラメーター値が点滅し始めます。
3. パラメーター値が点滅している間にノブ2を押します。
ゲインのリセットを確認する画面が表示されます。
4. もう一度ノブ2を押して「OK」を選びます。
ゲインがリセットされ、リンク動作の設定が実行され
ます。GEQEDITおよびGEQSWEEP画面の右上の
表示が「L/R」に切り替わります。
NOTE
リンク動作をキャンセルする場合は、ノブ1を押して
「CANCEL」を選んでください。
リンクの解除方法
1. 手順2でパラメーター値を「ON」から「OFF」に変更
します。
2.
パラメーター値が点滅している間に、ノブ2を押します。
確認画面「BreakLink?」(リンクを解除しますか? )
が表示されます。
3. もう一度ノブ2を押して[OK]を選びます。
リンク解除されます。
ハウリングポイントを探して除去
する
オフセットゲインを利用してハウリングしやすいポイント
をあらかじめ探し、GEQで補正しておくことで、ハウリン
グを抑えることができます。
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
SWEEPページを表示します。
L/RLinkがONの場合はSWEEPL/Rページが、L/R
LinkOFFの場合はSWEEPLchページまたはSWEEP
Rchページが表示されます。
2. ノブ2でおおよそのオフセットを設定します。
オフセットで一時的にゲインを上げて、ハウリングマージ
ンがない状態を作り、ハウリングポイントを見つけます。
3. ノブ1を回しながら、ハウリングポイントを探します。
ハウリングしやすい周波数に近づくと、少しずつハウ
リングが始まります。
4. ハウリングポイントが見つかったら、ハウリングを抑
えるためにノブ2でオフセットをマイナス値まで下げ
ます。
5. 調整が終わったら、ノブ2を押します。
調整した周波数の設定値にだけオフセットが加算され
ます。
6. 必要に応じて手順25を繰り返してGEQを調整しま
す。
オフセット
周波数
14BandGEQ
周波数
Flex9GEQ
*実際のゲイン
-4.0dB=
-10dB+6.0dB
*実際のゲイン=設定値(設定されたゲイン)+オフセット
オフセット
*実際のゲイン
+4.5dB=
-1.5dB+6.0dB