User Manual
Table Of Contents
- 取扱説明書について
- 付属品(お確かめください)
- 目次
- 安全上のご注意
- 注記(ご使用上の注意)
- お知らせ
- CVPの世界へようこそ!
- 各部の名称
- ご使用前の準備
- 1 基本操作
- 2 ピアノ演奏を楽しむ(ピアノルーム)
- 3 いろいろな楽器音で演奏する(ボイス)
- 4 リズムや自動伴奏に合わせて演奏する(スタイル)
- 5 曲(ソング)を再生して練習する
- 6 演奏を録音する
- 7 マイクを使って歌声にハーモニーを付ける
- 8 パネル設定を登録する/呼び出す (レジストレーションメモリー/プレイリスト)
- 9 音量バランスや音色などを調節する(ミキサー)
- 10 ほかの機器と接続して演奏する
- 端子パネル
- USB機器を接続する([USB TO DEVICE]端子)
- コンピューターと接続する([USB TO HOST]端子/MIDI端子)
- スマートデバイスと接続する ([AUX IN]端子/Bluetooth/[USB TO HOST]端子/無線LAN)
- 外部機器のオーディオ再生音を楽器のスピーカーから鳴らす ([AUX IN]端子/Bluetooth/[USB TO HOST]端子)
- 楽器の音を外部スピーカーから鳴らす(AUX OUT [L/L+R]/[R]端子)
- MIDI機器と接続する(MIDI端子)
- 楽器の画面をテレビなどの外部モニターに映し出す([USB TO DEVICE]端子)
- マイクやギターを接続する([MIC/LINE IN]端子)
- フットスイッチやフットコントローラーを接続する([AUX PEDAL]端子)
- 資料
CVP-809/CVP-805取扱説明書
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スーパーアーティキュレーション(S.Art、S.Art2)ボイスでは、鍵盤の弾き方やペダルの踏み方しだいで、演奏
に繊細な表情を付けることができます。スーパーアーティキュレーションボイスでは、ボイス選択画面やホーム
画面のボイス名のところに[S.Art]/[S.Art2]のアイコンが表示されます。ホーム画面で、このアイコンをタッチ
すると、情報画面が表示され、ボイスごとの特徴を引き出す奏法などを確認できます。
■S.Artボイス
S.Artボイスでは、それぞれの楽器独特の奏法をよりリアルに再現できます。
・例:サックス
ドとレの音をレガートで弾くと、2つの音が滑らかにつながって、サックス奏者
が一息で演奏したときのように聞こえます。
・例:ギター
ドとミの音をレガートで強めに弾くと、スライド音が鳴ります。
■S.Art2ボイス(CVP-809のみ)
ヤマハのAEM技術を用いて作られたボイスです。特に管楽器や弦楽器の音について、弾き始めや弾き終わりの
音にベンドやスライドの効果をかけたり、2つの音を滑らかにつなげたりなど、その楽器特有の繊細な表現が可
能です。
NOTE
AEMとは、データベースの中から演奏に最適なサンプリングデータをリアルタイムで選び出し、それらを滑らかにつなげて発音させることで、自然なアコー
スティック楽器の音を再現する技術です。
・例:クラリネット
ドの音を押さえたままで上のシ♭の音を弾くと、ドからシ♭までグリッサンドし
たときの音が鳴ります。
NOTE
• S.Artボイス、S.Art2ボイスは、他のモデルとの互換性がありません。したがって、これらのボイスを使ったスタイル/ソングデータを、S.Artボイス、
S.Art2ボイスを搭載していない楽器で再生した場合は、この楽器で鳴っていたサウンドを再現できません。
• S.Artボイス、S.Art2ボイスは、演奏する鍵域や鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )などによって鳴り方が変わります。したがって、キーボードハーモニーを
オンにしたり、移調したり、ボイス設定を変更したりすると、意図しない鳴り方になることがあります。
• S.Art2ボイスは、リアルタイム演奏に最適な状態に設定されています(ペダルによる効果やビブラート設定など)。そのため、S.Art2ボイスを使った演奏を
ソング録音すると、録音したソングを再生した際に、演奏時と異なって聞こえる場合があります。
スーパーアーティキュレーションボイスを使う
ペダルを使って表情を付ける
メインパートにS.Artボイスを選ぶと、左またはまん中のペダルが、S.Art2ボイスを選ぶと、左とまん中のペダル
が、自動的にアーティキュレーション用の設定に切り替わります。ペダルを踏むことで、鍵盤演奏とは違った演奏
効果を引き出すことができます。たとえば、管楽器のブレスノイズやキーノイズ、ギターのボディーをたたいたと
きの音やフレットノイズなどを鳴らせます。
S.Art2ボイスでは、ペダルを踏みながら鍵盤を押さえたり離したりすることで、ベンドアップ/ベンドダウン、グ
リッサンド、およびブラスフォールのような効果をかけ、弾き始めまたは弾き終わりの音に表情を付けます。
NOTE
• ボイスによっては、ペダルにアーティキュレーション効果が割り当てられていないものもあります。
• ボイスによってペダルの設定が切り替わるのをオフにすることもできます([メニュー ]→[アサイナブル]→[ペダル]→[メインボイスに連動])。
• アサイナブルボタンにアーティキュレーション機能を割り当てれば(27ページ)、ボタンでアーティキュレーション効果を操作することもできます。