User Manual
Table Of Contents
MODX+ リファレンスマニュアル
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MODX+
のしくみ
本体の構成
音源部
A/Dインプット部
シーケンサー部
アルペジオ部
モーションシーケンサー部
エフェクト部
エンベロープフォロワー部
コントローラー部
内部メモリー
リファレンス
画面(タッチパネル)の見かた
パフォーマンスプレイ(ホーム)
モーションコントロール
ミキシング
シーン
再生/録音
SmartMorph(スマートモーフ)
DAWリモート機能
ノーマルパート(AWM)エディット
ドラムパートエディット
ノーマルパート(FM-X)エディット
コモン/オーディオエディット
カテゴリーサーチ
ユーティリティー
ライブセット
iPhone/iPadと接続する
外部MIDI機器と接続して使う
音源部
外部MIDIコントローラーやシーケンサー、本体アルペジオ部やコントローラー部などからのMIDI情報を受けて、実際
に発音するブロックです。MIDI情報には、MIDIチャンネルという1〜16の番号が割り当てられており、同時に16
チャンネル分の情報を扱えます。また、16個しかないMIDIチャンネルを拡張するためのものとして、MIDIポートがあ
ります。本体の音源部では、ポート1のMIDIメッセージのみを受信します。
音源部のしくみ
パフォーマンスとは、複数のパートから構成される音色セットのことで、MODX+ではこのパフォーマンスを選ぶこと
で音色を切り替えます。パフォーマンスには、パート固有のパラメーターと全パート共通のパラメーターがあり、それ
らを編集(エディット)することによってさまざまな音色の変化を作り出すことができます。パフォーマンス全体を編集
する作業は、コモン/オーディオエディット画面(198ページ)で行ないます。
MODX+のパフォーマンスは、16パートから構成されており、各パートを重ねたり、鍵盤の音域やベロシティーに
よって分けたりして作ることができます。
MODX+には、ノーマルパート(AWM2)、ノーマルパート(FM-X)、ドラムパートの3種類のパートが内蔵されていま
す。
ノーマルパート(AWM2)はAWM2音源によるパートで、主に音階演奏ができる楽器の音色です。
ノーマルパート(FM-X)はFM-X音源によるパートで、ノーマルパート(AWM2)と同様に音階演奏ができる音色です。
ドラムパートは主に打楽器の音色です。
ノーマルパート(AWM2)は最大8エレメント、ノーマルパート(FM-X)は8オペレーター、ドラムパートは最大73ドラ
ムキーで構成されます。
エレメント、オペレーター、ドラムキーは、パートを構成する音の要素のことで、音作りの最小単位です。これらの要
素を複数組み合わせて使うことで、バリエーション豊かな音作りが可能です。
パートは、エレメント/オペレーター /ドラムキー固有のパラメーター (エレメントエディットパラメーター /オペレー
ターエディットパラメーター /キーエディットパラメーター )と、全エレメント/全オペレーター /全キー共通のパラ
メーター (エレメントコモンエディットパラメーター /オペレーターコモンエディットパラメーター /キーコモンエ
ディットパラメーター )で構成されています。
NOTE
ノーマルパート(AWM2)のエディットは、ノーマルパート(AWM2)エディット(104ページ)で、ノーマルパート(FM-X)のエ
ディットはノーマルパート(FM-X)エディット(184ページ)、ドラムパートのエディットはドラムパートエディット(172ペー
ジ)で行ないます。
FM-X音源
MODX+本体には、AWM2音源だけでなく、FM-X音源も内蔵されています。「FM-X」の「FM」とは、
「FrequencyModulation」(フリケンシーモジュレーション)のことで、周波数を変化させる変調方式であるため
周波数変調とも呼ばれます。音のもととなる波形を別の波形で周波数変調させることで、新しい波形を作り出す
音源方式です。
FM-Xでは、8つのオペレーターと88タイプのアルゴリズムを使い、オペレーターの波形バリエーションをパラ
メトリックに変更することができるようになりました。また、高品位なフィルター、エフェクト、EQなどを
AWM2音源部と共通で使うことができるため、今までのFM音源にはない、さらに表現力豊かな音作りができま
す。
パフォーマンスについて
パフォーマンスのパート構成
パートについて










