MUSIC SYNTHESIZER 取扱説明書 JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、 「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 電源アダプターについて 警告 注意 ヤマハ製電子楽器以外に使用しない。 製品は電源コンセントの近くに設置する。 電源アダプターは、ヤマハ製
楽器本体について 警告 電源 / 電源アダプター 禁止 水に注意 電源コードをストーブなどの熱器具に近 づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし ない。また、電源コードに重いものをのせ ない。 禁止 本体の上に花瓶や薬品など液体の入った ものを置かない。また、浴室や雨天時の屋 外など湿気の多いところで使用しない。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス 電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。 イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 電源は必ず交流100Vを使用する。 ご相談センターに点検をご依頼ください。 エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 必ず実行 感電のおそれがあります。 電源アダプターは、必ず指定のもの(70 ページ)を使用する。 禁止 異なった電源アダプターを使用すると、故障、発熱、 必ず実行 火に注意 火災などの原因になります。 本体
注意 電源 / 電源アダプター 接続 たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 火災の原因になることがあります。 必ず実行 禁止 必ず実行 感電、聴力障害または機器の損傷の原因になります。 電源プラグを抜くときは、電源コードを持 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜 く。 電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。 すべての機器の電源を切った上で、ほかの 機器と接続する。また、電源を入れたり 切ったりする前に、機器のボリュームを最 小にする。 必ず実行 演奏を始める前に機器のボリュームを最 小にし、演奏しながら徐々にボリュームを 上げて、適切な音量にする。 聴力障害または機器の損傷の原因になります。 取り扱い 必ず実行 禁止 長期間使用しないときや落雷のおそれが あるときは、必ずコンセントから電源プラ グを抜く。 本体の上にのったり重いものをのせたり しない。また、ボタンやスイッチ、入出力 端子などに無理な力を加えない。 本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをし たりする原因になります。 大きな音量で長時間ヘッドホンを使用し な
ご使用上の注意 製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下 の内容をお守りください。 ■ 製品の取り扱い/お手入れに関する注意 • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の 近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラ ジオなどに雑音が生じる原因になります。iPad、iPhone、 iPod touchのアプリケーションと一緒に使用する場合は、 通信によるノイズを避けるためiPad、iPhone、iPod touchの機内モードをオンにしてお使いいただくことをお すすめします。 • 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くな ど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いと ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しないでく ださい。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障し たり、動作が不安定になったりする原因になります。 • 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品など を置かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色/ 変質す る原因になります。 • 手入れするときは、乾いた柔らかい布、または水を含ませ た柔らかい布を固くしぼってご使用くださ
MUSIC IC SYNT SY SY SYN YNT NTH NTH THESIZER 開発チームからのメッセージ このたびは、ヤマハミュージックシンセサイザーMODX+をお買い上げいただきまして、まことに ありがとうございます。MODX+は、フラッグシップシンセサイザーMONTAGEの生み出した 新しい音表現を、より多くの人々に体験していただけるような楽器を目指しました。 Sounds サウンド MODX+は、MON TAGEに搭 載された 新しい音 源システム「Motion Control Synthesis Engine」を搭載しました。高品位な AWM2サウンドと、ダイナミック な FM-Xサウンドを、多彩なコントローラーを使って連続的に変化させることが可能 です。 また、MONTAGEサウンドを使った音作りで、より積極的にリズムパートを楽しめ るよう、リズムパターン機能を新たに搭載しました。「Motion Control」のリズミカ ルな音変化を手軽に作り出せます。 Design デザイン スーパーノブやタッチパネル搭載の大型カラーLCDなど、MONTAGEの表現力や視 認性はそのままに
このたびは、ヤマハ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 この楽器はライブ演奏や音楽制作にお使いいただけるシンセサイザーです。 この楽器に搭載された機能を十分に活かし、演奏をお楽しみいただくため、本書をよくお読みになってからご使用ください。 また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管していただきますようお願いします。 取扱説明書について 取扱説明書(本書) MODX+の基本機能について説明しています。MODX+の使い方全般を知りたい場合にご活用ください。さらに詳しい情報や 操作方法は、リファレンスマニュアルをご参照ください。 PDFマニュアル ● リファレンスマニュアル MODX+の内部構造、他機器との接続方法例について、詳細に説明しています。冊子の取扱説明書には掲載されていない、 より詳細な情報を知りたい場合は、このマニュアルをご活用ください。 ● シンセサイザーパラメーターマニュアル シンセサイザーでよく用いられるパラメーターやエフェクトタイプ/パラメーター、MIDIメッセージなどについて説明して います。まずは取扱説明書およびリファレンスマニュアルをお読みいた
特長 ■ 多様な音楽ジャンルをカバーする、徹底強化さ れたハイクオリティーな音色 ■ 新しい音楽シーンを彩る豊富なアルペジオタイプ とモーションシーケンス MODX+は、AWM2音源とFM-X音源を組み合わせて使用 できます。 AWM2音源は、MONTAGEと同等となる約5 GB (16ビッ トリニア換算時)の波形を持ち、ピアノをはじめ、すべての カテゴリー音色のクオリティーを強化しています。 また、1.
目次 安全上のご注意 .........................................................................2 ご使用上の注意 .........................................................................5 開発チームからのメッセージ ..................................................6 取扱説明書について..................................................................7 付属品について .........................................................................7 特長.............................................................................................8 マスターキーボードとして使う.....
各部の名称と機能 フロントパネル 4 D 5 % 8 9 @ # ) 2 3 ^ 6 7 E & I * ! ( $ F A B C A-1 B-1 C0 D0 E0 F0 G0 A0 B0 C1 G H C2 C3 1 1 鍵盤 MODX6+は61鍵、MODX7+は76鍵、MODX8+は88鍵で 5 [USB VOLUME (MONITOR)] (USBボリューム(モニター ))ノブ 構成されています。アコースティックピアノのように、弾き方 [USB TO HOST]端子からのオーディオ入力のうち、 の強弱でパフォーマンスの音量や音色をコントロールできるイ OUTPUT [L/MONO]、[R]端子や[PHONES]端子へ直接出力 ニシャルタッチがついています。 される音量を調節します。 2 ピッチベンドホイール ピッチベンド効果のアップ/ダウンをコントロールします。その 6 A/D INPUT [GAIN] (A/Dインプットゲイン)ノブ (50ページ) 他、さまざまな機能を割り当てて使用できます。 A/D INPUT [L/MONO]
イラストは代表してMODX8+を掲載しています。 P J a b K N L M O Q R c S d T C4 C5 C6 C7 8 [ASSIGN 1]、9 [ASSIGN 2] (アサイナブルスイッチ1、2)ボタン # [MS ON/OFF] (モーションシーケンサー オン/オフ)ボタン より多彩な表現を実現するために、リアルタイムにエレメント/ モーションシーケンサーを有効にするかどうか、このボタンを オペレーターを変化させるボタンとして機能します。また、さ オン/オフすることにより設定できます。各パートおよび各レー まざまな機能を割り当てて使用できます。オンのときはボタン ンでモーションシーケンサースイッチがオフに設定されている が点灯、オフのときはボタンが消灯します。 場合、このボタンをオンにしても、そのパートでモーション シーケンスは再生されません。オンのときはボタンが点灯、 ) [MOTION SEQ HOLD] (モーションシーケンサーホールド)ボタン オフのときはボタンが消灯します。 モーションシーケンサー再生時にこのボタンを押すと
( スライダーセレクト[1-4]/[5-8]ボタン パネルの4つのコントロールスライダーをパートまたはエレメ % ントの[1]〜[4]として使うか、パートまたはエレメントの[5]〜 [8]として使うかを選びます。ボタンを押すたびに[1-4]と[5-8] が切り替わります。[1-4]または[5-8]の場合は、選択されてい ^ & るほうのランプが点灯します。 [SHIFT]ボタンを押したままスライダーセレクト[1-4]/[5-8]ボ タンを押すと、[9]〜[12]または[13]〜[16]へと切り替わりま す。[9]〜[12]または[13]〜[16]の場合は、選択されているほ * うのランプが点滅します。 ( A コントロールスライダー 1〜4 (5〜8/9〜12/13〜16) A 16個のパート(1〜4/5〜8/9〜12/13〜16)のボリュームや ノーマルパート(AWM2)を構成する8つのエレメントもしくは B C ノーマルパート(FM-X)のオペレーター、ドラムパートのキーの ボリュームを、それぞれ調整します。 NOTE % ノブファンクション [TONE]/[EG/FX]/[E
[R](プレイ)ボタン D ソングを再生したり、ソングのレコーディングを開始した りします。再生やレコーディングを開始すると、ボタンが テンポに合わせて点滅します。 G [RHYTHM PATTERN](リズムパターン)ボタン E リズムパターン画面(43ページ)を表示します。使いたいリズム パターンを選んでから[PERFORMANCE (HOME)]ボタンか [EXIT]ボタンを押すと確定できます。 もう一度このボタンを押すと、選択がキャンセルされ、画面が 閉じます。 F H [CONTROL ASSIGN] (コントロールアサイン) ボタン コントローラーに割り当て可能なパラメーターを画面内で選択 G H しているときに、このボタンを押し、コントローラーを操作す ると、そのコントローラーの設定画面が開きます。 D KNOB POSITION (ノブポジション) [1]、[2] ボタン I タッチパネルLCD (液晶ディスプレイ) Assign 1〜8の値をそれぞれのボタンに記録し、ワンタッチで 容を操作できます。 切り替えられます。 さまざまな情報を表示します。画面をタッチす
P a J b Q K L R c S d M N O T J データダイアル 画面中のカーソルがある位置の値を、変更するときに使います。 P [PERFORMANCE (HOME)] (パフォーマンス(ホーム))ボタン 右に回す(時計回り)と値が増加し、左に回す(反時計回り)と値が パフォーマンスプレイ画面に戻るときに、このボタンを使いま 減少します。設定レンジの広いパラメーターは、ダイアルを速 す。パフォーマンス画面のときはボタンが点灯し、ユーティリ く回すほど、変化量が大きくなります。 ティー画面ではボタンが半点灯します。 K [DEC/NO] (デック/ノー )ボタン パフォーマンスプレイ画面でパフォーマンスネームにカーソル がある場合、このボタンを押すことで[View]ボタンで表示され る詳細情報の表示と非表示の切り替えができます。 [SHIFT]ボタンを押したままこのボタンを押すと、オーバー 画面中のカーソルがある位置の値を、1つずつ減らす(DEC = decrement)ことができます。また、ストアやジョブを中止す る場合の確認(NO)に使用します。 設定
a [LIVE SET] (ライブセット)ボタン 自分の好きなパフォーマンスだけを集めて登録できる「ライブ セット」を呼び出すボタンです。 また、[SHIFT]ボタンを押したままこのボタンを押すと、現在 NOTE パネルロック中は、特定の操作(鍵盤、ペダル、マスターボリューム、 スーパーノブ、ピッチベンドホイール、パネルロックオフ)のみが可能で す。それ以外の操作は、タッチパネルの操作も含め、すべて無効になり ます。 選択されているパフォーマンスをライブセットに登録する画面 を開きます。よく使うパフォーマンスをライブセットに登録し ておけば、ライブ時などにすばやくパフォーマンスを切り替え ることができます。 ライブセット画面のときはボタンが点灯し、それ以外の画面で は、ライブセット機能が有効な場合は半点灯、無効な場合は消 灯します。 b [CATEGORY] (カテゴリー )ボタン カテゴリーサーチ機能(24ページ)を呼び出すときに押すボタン です。 パフォーマンスプレイ画面で、このボタンを押すとパフォーマ ンスカテゴリーサーチ画面を開き、全体のパフォーマンスを選 択できます。 パートにカーソルがある場
リアパネル イラストは代表してMODX8+を掲載しています。 ■ リアパネル左寄り 1 2 コンピューター 外部MIDIキーボード USBフラッシュメモリー ■ リアパネル右寄り 4 3 5 6 7 8 9 ) オーディオ機器 FC4、 FC5 FC3、 FC4、 FC5 FC7 キーボードアンプ または モニタースピーカー マイクなど 外部MIDIキーボード 16 MODX+ 取扱説明書 ヘッドホン
■ リアパネル左寄り 5 FOOT CONTROLLER [1]、[2] (フットコントローラー 1、2)端子 1 [USB TO HOST]端子 別売のフットコントローラー FC7を接続します。パートエ 本体とコンピューターのUSB端子とを、USBケーブルで接続す ディットでさまざまな機能を割り当てることで、音色、音量、 るために使います。これにより、コンピューターと本体とで ピッチなどを足元でコントロールできます(リファレンスマニュ MIDIデータ、オーディオデータの送受信ができます。MIDIケー アルをご参照ください)。 ブルでの送受信と違って、USBケーブルではポート信号(56 ページ)を扱えます。MODX+で扱えるポートについては、56 ページをご参照ください。 NOTE オーディオデータの送信は、最大10チャンネル(5ステレオチャンネル) です。オーディオデータの受信は、最大4チャンネル(2ステレオチャン ネル)です。 2 [USB TO DEVICE]端子 6 OUTPUT [L/MONO]、[R] (アウトプット左/モノラル、右)端子 MODX+のオーディオ信号を出力
ご使用前の準備 電源の準備 次の順番で、付属の電源アダプターを接続します。 1 2 本体の[P](スタンバイ/オン)スイッチがスタンバ イの状態(N)になっていることを確認します。 付属の電源アダプターのコードを、リアパネルに あるコードフックに図のように(参考例)セットし、 プラグをDC IN端子に接続します。 注意 • 本体はコンセントの近くに設置し、異常を感じた場合にはすぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。 • [P](スタンバイ/オン)スイッチがスタンバイの状態でも微電流が流れ ています。長時間使用しないときは、必ず電源アダプターを電源コン セントから抜いてください。 スピーカーやヘッドホンの準備 音を鳴らすための準備をします。キーボードアンプやモニ タースピーカー、ヘッドホンをご用意いただき、下図のよう に接続します。接続の際には、接続する機器をよく確認して 別途ケーブルをご用意ください。 コードフック キーボードアンプ またはモニタースピーカー (左側) プラグの付け根部分が 曲がらないよう注意 キーボードアンプ またはモニタースピーカー (右側)
ご使用前の準備 オートパワーオフ機能 オートパワーオフとは、電源の切り忘れによる無駄な電力消 費を防ぐため、本体が一定時間操作されないと自動的に電源 が切れる機能です。 オートパワーオフの設定 電源が自動的に切れるまでの時間が変更できます。 設定手順 [UTILITY] → [Settings] → [System] → [Auto Power Off] 設定値(分) off (オートパワーオフ解除)、5、10、15、 30、60、120 初期設定(分) off オートパワーオフの簡単解除 左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、 「Auto power off disabled.
基本操作と画面表示 MODX+の画面は、タッチパネルです。画面上の設定/選択したい項目に、直接指で触れて操作できます。また、データダイア ルやその他のボタンも画面の操作に使います。 画面(タッチパネル)の見かた ここでは、MODX+を起動したときにはじめに開くライブ セット画面と、ホーム画面であるパフォーマンスプレイ画面 を用いて、全画面で共通に表示されるナビゲーションバーと 画面選択タブについて説明します。 6 TEMPO SETTINGS (テンポセッティング) アイコン 現在選択されているパフォーマンスのテンポを表示しま す。アイコンをタッチするとテンポセッティング画面を 開きます。 7 UTILITY (ユーティリティー )アイコン NOTE アイコンをタッチするとユーティリティー画面のうち、 直前に開いた画面を開きます。 電源を入れたときの状態は変更できます。 設定のしかたは51ページをご参照ください。 ライブセット(Live Set)画面 ナビゲーションバー 12 3 4 5 6 7 パフォーマンスプレイ画面 ) 8 9 1 HOME (ホーム)アイコン パフォー
基本操作と画面表示 値の変更/設定 鍵盤入力とテンキー入力 データダイアルを右方向(時計回り)に回すと値が増加し、 左方向(反時計回り)に回すと値が減少します。 [INC/YES]ボタンを押すたびに値が1ずつ増加し、[DEC/ NO]ボタンを押すたびに値が1ずつ減少します。 設定レンジの大きいパラメーター値を変更する場合、 [SHIFT]ボタンを押したまま[INC/YES]ボタンを押すこと で、値を10ずつ増加させることができます。逆に[SHIFT] ボタンを押したまま[DEC/NO]ボタンを押すことで、値を 10ずつ減らすことができます。 特定のパラメーターでは、鍵盤を押さえて数値を入力する方 法(鍵盤入力)や画面にテンキーを表示させて数値を入力する 方法(テンキー入力)が使えます。鍵盤入力は値としてノート またはベロシティーを入力するパラメーターで有効となり、 テンキー入力は値を入力するパラメーターで有効となりま す。対象のパラメーターをタッチ、もしくはカーソルを移動 し[ENTER]ボタンを押すと、以下のメニューが開きます。 値が減少 1 値が増加 2 値が1ずつ減少 値が1ずつ増加
音色(パフォーマンス)を選ぶ MODX+は16パートで構成されており、各パートには MODX+のサウンドの基本となる楽器音が割り当てられて います。それらの音色セットをパフォーマンスと呼び、 MODX+ではこのパフォーマンスを選ぶことで音色を切り 替えます。 MODX+には、パフォーマンスを記憶させるためのバンク が用意されています。バンクの種類には、大きく分けて プリセットバンク、ユーザーバンク、ライブラリーバンク、 GMバンクがあります。各バンクは、記憶されている パフォーマンスや役割が下記のように異なります。 複数個の パフォーマンス プリセットバンク 1つのパフォーマンス パート1 (ピアノ) パート2 (ギター) パート3 (ベース) あらかじめ本体に内蔵されたパフォーマンスが入っていま す。プリセットバンクには、パフォーマンスを保存できませ ん。 ユーザーバンク パフォーマンスエディットで作ったパフォーマンスを保存 (ストア)しておくバンクです。初期は空の状態となっていま す。 注記 パート4 (ドラム) パート16 パフォーマンスを構成するパートには、以下の3種類があり ます。
音色(パフォーマンス)を選ぶ ライブセットからパフォーマンスを 選ぶ 1 2 NOTE ライブセットに登録したパフォーマンスを並べ替える方法は35ペー ジをご参照ください。 [LIVE SET]ボタンを押します。 ライブセット画面が開きます。 3 1 2 画面上の好きなパフォーマンスをタッチして選び ます。 鍵盤を弾いてみましょう。 パフォーマンスを切り替える 1 3 [PERFORMANCE (HOME)]ボタンを押しま す。 パフォーマンスプレイ画面が表示され、現在選択されて いるパフォーマンスネームが確認できます。 4 5 パフォーマンスネーム 6 1 ページ(画面上の[∧][∨]ボタンでページ切り替え) NOTE [SHIFT]+[INC/YES]または[DEC/NO] でも同様の操作が可能 です。 2 プリセットバンク/ユーザーバンク(画面上の[∧][∨] ボタンで切り替え) 3 パフォーマンスリスト 4 選択中のパフォーマンスネーム 5 スロットネーム 6 フラグ 2 フラグの表記と意味 パフォーマンスネームにカーソルを合わせ、デー タダイアルや[INC
音色(パフォーマンス)を選ぶ 楽器の種類でパフォーマンスを選ぶ (カテゴリーサーチを使う) MODX+のパフォーマンスは、カテゴリーごとに分類され ています。カテゴリーは、パフォーマンスをピアノ、オルガ ンといった楽器の種類や音のキャラクター別に分けたもので す。カテゴリーサーチは、特定のカテゴリーを指定して、そ の中から使いたいパフォーマンスをすばやく探すことができ る便利な機能です。 1 3 選択したカテゴリーのパフォーマンスリスト(6)が表示 されます。 4 5 HOMEアイコン/EXITアイコンをタッチし、 パフォーマンスを確定します。 NOTE [CATEGORY]ボタンを押します。 [ENTER]ボタン、[EXIT]ボタンもしくは[PERFORMANCE (HOME)]ボタンを使って確定させることもできます。 NOTE パフォーマンスのカテゴリー表記と意味 パフォーマンスネームをタッチしたときに表示されるメニューから [Category Search]を選択して、カテゴリーサーチ画面を開くこと もできます。 表記 意味 Piano ピアノ Keyboard キーボ
音色(パフォーマンス)を選ぶ イニシャライズパフォーマンスを選ぶ 以下の手順でイニシャライズパフォーマンスを選ぶことが できます。 1 2 カテゴリーサーチ画面でメインカテゴリーの [Init]をタッチします。 オーディションフレーズを聞く MODX+では、音色を選ぶ際、オーディションフレーズを 再生させることで内蔵されているパフォーマンスの音色を簡 単に確認できます。 1 カテゴリーサーチ画面で、画面上の[Audition] ボタンをタッチします。 現在選択されているパフォーマンスによるオーディショ ンフレーズが再生されます。 パフォーマンスリストにイニシャライズ パフォーマンスのみが表示されます。 [Init Normal (AWM2)]はノーマルパート(AWM2)の イニシャライズパフォーマンス、[Init Normal (FM-X)] はノーマルパート(FM-X)のイニシャライズパフォーマ ンス、[Init Drum]はドラムパートのイニシャライズパ フォーマンスです。 オーディションボタン オーディションフレーズの再生中にパフォーマンスを切 り替えると、切り替わったパフォーマンスの
演奏する MODX+では、最大8個のパートを重ねて迫力や厚みのある音を出すことができます。[PERFORMANCE (HOME)]ボタンを 押して演奏してみましょう。 パフォーマンスプレイの表示画面 この時点で鍵盤を弾くと、現在画面上に表示されているパフォーマンスの音が出ます。 また、パフォーマンスプレイ画面に表示されている各項目は以下のとおりです。画面上のアイコンをそれぞれタッチすること で、操作できます。 # 1 2 3 4 6 5 7 8 9 ) ! @ 1 パフォーマンスネーム 2 フラグ 3 ノブの機能 4 パートネーム 5 パートのモーションシーケンサー オン/オフを切り替え 6 パートのアルペジオ オン/オフを切り替え 7 パートのノートリミット 8 パートのキーボードコントロール オン/オフを切り替え 9 パートのミュート オン/オフを切り替え ) パートのソロ オン/オフを切り替え ! パート1〜8のボリューム @ メーター (オーディオ出力レベル) # 各パートに関する情報の詳細表示 オン/オフを切り替え 26 MODX+ 取扱説明書
演奏する パートのオン/オフを切り替える 3 パフォーマンスを構成する8パートの発音を次の操作でオン /オフできます。 ミュートしたいパートと同じ番号のボタンをタッ チすると「M」と表示され、対応するパートが ミュートされます。 複数のパートをミュートすることも可能です。 パートのオン/オフを切り替える(ミュート 機能) 4 「MUTE」を選んだ状態で「M」と表示されてい るボタンをタッチすると、 「M」の表示が消えると ともに、対応するパートのミュートが解除されま す。 パートをオフにして発音しない状態にすることをミュートと 呼びます。 1 [PERFORMANCE (HOME)]ボタンを押しま す。 [PERFORMANCE (HOME)]ボタンが点灯し、パート ごとのオン/オフを切り替える状態になります。 特定のパートだけをオンにする(ソロ機能) 特定のパートだけを発音状態にすることをソロと呼びます。 1 2 [PERFORMANCE (HOME)]ボタンを押しま す。 画面上の[SOLO]ボタンをタッチすると、その パートがソロになります。 [SOLO]ボタンが点灯し、ソロ機能
演奏する アルペジオを使う モーションシーケンサーを使う MODX+にはアルペジオ機能が搭載されていて、鍵盤を押 さえるだけでリズムパターンやコードバッキングを演奏させ ることができます。 モーションシーケンサーとは、あらかじめ作成したシーケン スによってパラメーターを操作し、音色を変化させる機能で す。 アルペジオをオン/オフする モーションシーケンサーをオン/オフする アルペジオのオン/オフを切り替えるには、パネルの[ARP ON/OFF]ボタンを押します。 モーションシーケンサーのオン/オフを切り替えるには、 パネルの[MS ON/OFF]ボタンを押します。 アルペジオの種類の変更や演奏中の切り替えかたについて は、「シーン機能を使う」(34ページ)をご覧ください。 モーションシーケンサーの種類の変更や演奏中の切り替えか たについては、「シーン機能を使う」(34ページ)をご覧くだ さい。 アルペジオは、ライブパフォーマンスでの表現の幅を 広げるツールとしてだけではなく、楽曲制作でも目的 の楽器や音楽ジャンルにぴったり合ったバッキングフ レーズを作成するツールとして機能します。 あら
演奏する コントローラーを使って音色を変化させる MODX+には、ピッチベンドホイールやモジュレーションホイール、アサイナブルスイッチボタン1/2、スーパーノブ、ノブ、 コントロールスライダーなど、多くのコントローラーが装備されていて、音にさまざまな変化をつけることができます。 [ASSIGN 1]/[ASSIGN 2] ボタン ノブ スーパーノブ モジュレーションホイール ピッチベンドホイール コントロールスライダー MODX+ 取扱説明書 29
演奏する ノブを使って音色を変化させる ノブ1〜4 (5〜8)を操作すると、選択中のパフォーマンスまたはパートのパラメーターやエフェクトのかかり具合をコント ロールすることで音色を変化させることができます。ノブの機能は、ノブファンクションボタン、[ASSIGN]ボタンで切り替 えることができます。パフォーマンス全体をコントロールする方法と、特定のパートをコントロールする方法があります。 ● パフォーマンス全体をコントロールする方法 画面内でパフォーマンスネームにカーソルを置くか、[PART SELECT MUTE/SOLO]ボタンを押して「Common」を選 び、本体を「パフォーマンスコントロール状態」にしてから、ノブ1〜4 (5〜8)を操作します。 ● 特定のパートをコントロールする方法 画面内でパートネームにカーソルを置くか、[PART SELECT MUTE/SOLO]ボタンを押して1から16のいずれかを選び、 本体を「パートコントロール状態」にしてから、ノブ1〜4 (5〜8)を操作します。 1 ノブファンクション[TONE]/[EG/FX]/[EQ]/[ARP/MS]ボタンもしくは[ASSI
演奏する スーパーノブを使って音色を変化さ せる 3-2 スーパーノブを使うと、8つのノブに割り当てられた全パー ト共通のAssign 1〜8の機能の値を同時にコントロールで きます。 スーパーノブとモーションシーケンサーを組み合わせて使う ことで、複雑な音の変化を実現できます。 スーパーノブはノブファンクションボタンや[ASSIGN]ボタ ンを押さなくても、常に有効な状態となっています。 スーパーノブの設定例 4 ここでは、プリセットパフォーマンスから、アコースティック ピアノとパッドサウンドを選択してレイヤー音色を作成し、 もともと設定されているそれぞれのスーパーノブの効果は保 持しつつ、モーフィング効果を付加する例を説明します。 パート1の音色のパラメーターを設定します。 4-1. [Super Knob]タブをタッチします。 モーションコントロールのスーパーノブ画面が開 きます。 4-2. [Edit Super Knob]ボタンをタッチします。 コモン/オーディオエディットのコントロールアサ イン画面が開きます。 4-3.
演奏する 4-6. 4-7. 4-8.
演奏する スーパーノブを足元でコントロールする 以下の手順でフットコントローラー (FC7)を使ってスー パーノブをコントロールできます。 1 2 3 4 フットコントローラー (FC7)をFOOT CONTROLLER [1]端子もしくはFOOT CONTROLLER [2]端子に接続します。 ミキシングをする ミキシングとは、パフォーマンスを構成する16パートにお いて、各パートごとにさまざまな設定ができる機能です。 各々のパートのパン、ボリューム、その他の設定の確認や、 各ミキシングパラメーターの設定を調節します。 ミキシングをする基本手順 パフォーマンスプレイ画面でカーソルを パフォーマンスネームに合わせ、[EDIT]ボタン を押します。 1 画面左の[Control]タブ → [Control Number]タブをタッチします。 パフォーマンスプレイ画面で画面左の[Mixing] タブをタッチします。 ミキシング画面が表示されます。 1 フットコントローラー (FC7)を接続した端子に 応じて「Foot Ctrl1」もしくは「Foot Ctrl2」を「Super Knob」に設定
演奏する 3 シーン機能を使う シーンとは、8つの[SCENE]ボタンそれぞれにアルペジオ タイプやモーションシーケンスタイプ、パートのパラメー ター値などの設定を記録する機能です。 ひとつのパフォーマンスの中で、曲の展開に応じてアルペジ オタイプやモーションシーケンスタイプなどを同時に切り替 えたり、異なる表情の音色に切り替えたい場合に便利です。 シーンを設定する手順 1 パフォーマンスプレイ画面で画面左の[Scene] タブをタッチします。 シーン画面が表示されます。 1 2 3 4 5 6 1 シーン1〜8切り替え 2 各機能シーン設定のオン/オフ切り替え 3 全パートのモーションシーケンサーのオン/オフ切り 替え 4 選択中のシーンに記録されているモーションシーケ ンスタイプ 5 全パートのアルペジオのオン/オフ切り替え 6 選択中のシーンに記録されているアルペジオタイプ NOTE 3〜6は、2のタブで「Arp」「Motion Seq」を選択しているとき のみ表示されます。この部分は、選択しているタブ(機能)に応じて表 示が変わります。 2 シーン1〜8の設定をします。 2の[M
オリジナルのライブセットを作る ライブのときに、曲に合わせてパフォーマンスを瞬時に切り替えたいときは、ライブセットを使うと便利です。MODX+では、 お気に入りのパフォーマンスを並べることで簡単にオリジナルのライブセットを作ることができます。 パフォーマンスをライブセットに 登録する ライブセットに登録したパフォーマ ンスを並べ替える パフォーマンスのライブセットへの登録は以下の手順で操作 します。 ライブセットに登録したパフォーマンスの順番を並べ替えた いときは、ライブセットエディット画面から行います。 注記 1 • 編集中のパフォーマンスをライブセットに登録する場合は、先に パフォーマンスを保存(ストア)してください(37ページ)。 ライブセットエディット画面が表示されます。 (プリセットバンク/ライブラリーバンクのライブセット を開いているときは表示されません。 ) • 保存(ストア)をせずに別のパフォーマンスを選んだり電源を切ったり すると、編集中の内容は消えてしまいます。 1 2 登録したいパフォーマンスを選びます。 ライブセット画面で、[EDIT]ボタンを押します。 2
オリジナルのライブセットを作る ライブセットに登録したパフォーマンスを足元で 切り替える 以下の設定により、フットスイッチ(FC4、FC5)を使って パフォーマンスを切り替えることができます。 1 2 フットスイッチ(FC4、FC5)をFOOT SWITCH [ASSIGNABLE](フットスイッチ アサイナブル)端子に接続します。 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画 面を開いたあと、画面左の[Settings]タブ → [MIDI I/O]タブをタッチします。 3 「FS Assign」を「Live Set +」または 「Live Set -」に設定します。 フットスイッチを踏むと「Live Set +」では順方向 にパフォーマンスが切り替わり、 「Live Set -」では逆 方向にパフォーマンスが切り替わるようになります。 36 MODX+ 取扱説明書
編集(エディット)する MODX+では、編集画面からパートやパフォーマンス、エフェクト、アルペジオなど、さまざまな設定を編集(エディット)す ることができます。ここではパートを組み合わせてパフォーマンスを作る手順についても説明します。 パフォーマンスをエディットする 1 パフォーマンス全体に関するさまざまな設定項目(パラメー ター )を編集する操作をパフォーマンスエディットといい、 パフォーマンスエディット画面で行います。 [STORE]ボタンを押してストア画面を表示しま す。 パフォーマンスを新規保存 パフォーマンスをエディットする基本手順 1 2 パフォーマンスプレイ画面でカーソルをパフォー マンスネームに合わせ、[EDIT]ボタンを押しま す。 画面左の[General]タブをタッチして、パフォー マンスエディットを行います。 パフォーマンスエディット画面 すでに保存されているパフォーマンス 2 パフォーマンスの保存先を設定します。 新規にパフォーマンスを保存する場合は[Store As New Performance]の「+」をタッチします。 NOTE すでに保存されているパフォー
編集(エディット)する ドラムパートエディット パートをエディットする パートを構成するさまざまな設定項目(パラメーター )の値を 変更してパートを作り変える操作をパートエディットとい い、エレメントコモン/キーコモン/オペレーターコモンエ ディット画面とエレメント/キー /オペレーターエディット 画面で行います。パートエディットは、パートの種類によっ てパラメーターが異なります。 各鍵盤にいろいろな打楽器が割り当てられた「ドラムパー ト」のエディットは、全キーに共通のパラメーターを設定す る「キーコモンエディット」と、キーごとのパラメーターを 設定する「キーエディット」の2種類に分かれます。 キーには、ドラムやパーカッションの楽器音が割り当てら れています。割り当てる楽器音の種類を変えたり、ピッチ ノーマルパート(AWM2)エディット 鍵盤の音階どおりに発音する「ノーマルパート(AWM2)」 は、最大8個のエレメントで構成されています。エレメント とは、パートを構成する最小単位です。ノーマルパート (AWM2)のエディットは、8つのエレメントに共通のパラ メーターを設定する「エレメントコモンエディ
編集(エディット)する ● エレメントコモンエディット画面 パートのエフェクトをエディットする エレメントコモンエディット画面であることを示しています。 MODX+には数多くのエフェクトが内蔵されています。こ のエフェクトを活用することで、パートにさまざまな効果を かけられます。プリセットパートのエフェクトを変更するだ けでも、まったく違ったパートに仕上げることができます。 ここではパートにかけるエフェクトタイプや設定を変更し、 ユーザーパフォーマンスとして保存する手順を説明します。 1 2 パフォーマンスプレイ画面でカーソルをエディッ トしたいパートに合わせ、[EDIT]ボタンを押しま す。 エレメント[Common]タブをタッチします。 エレメントコモンエディットとエレメントエディットを切り替え 画面構成はキー /オペレーターコモンエディット画面も 同様です。 3 画面左の[Effect]タブ → [Routing]タブをタッ チします。 エレメントコモンエディットのエフェクト画面が表示さ れます。 ● エレメントエディット画面 1 エレメントエディット画面であることを示していま
編集(エディット)する 8 画面左内側の[Ins A]タブをタッチします。 パフォーマンスのパート構成例 手順4で選択されたエフェクトパラメーターを細かく設 定できる画面が表示されます。 パフォーマンスを選んで演奏してみると、アルペジオが鳴り 出すものや、鍵盤の位置によって別の音が鳴るもの、いくつ もの音が重なって鳴るものなど、さまざまな種類のものがあ ります。中には、どう演奏していいのか分からないようなも のもあるかもしれません。そういう場合には、そのパフォー マンスのパートの組み合わせ方を理解すると活用方法が見え てきます。ここでは、基本となる4種類のパートの組み合わ せ方をご紹介します。 パフォーマンスの構成1 9 必要に応じて各パラメーターを設定します。 エフェクトによってさまざまなパラメーターが用意され ていますので、イメージに近い音になるまで微調整をし ましょう。 1つの鍵盤を押さえることで、2つ以上のパートが同時に鳴 るようにする方法です。 たとえば、立ち上がりの早さの違う数種類のストリングをレ イヤーさせて音に厚みを出したり、ピアノ系のパートとパッ ド系のパッドをレイヤーさせ
編集(エディット)する パフォーマンスの構成3 ベロシティースプリット 複数のパートを重ね、鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )で別の パートが鳴るようにする方法です。 たとえば、弱いベロシティーではゆっくりと立ち上がる柔ら かいストリングが、中ぐらいのベロシティーでは立ち上がり が早いストリングが、強いベロシティーではオーケストラ ヒット系の迫力あるストリングス音が、それぞれ鳴るように 設定しておくと、鍵盤を弾く強さによって多彩な演奏が実現 できます。 強 中強 オーケストラヒット パート3 立ち上がりの早いストリングス パート2 ゆっくりした立ち上がりの柔らかいストリングス パート1 弱 パートを組み合わせてパフォーマンス を作る 例として2つのパートを組み合わせてパフォーマンスを作る 方法を説明します。 パフォーマンスを選ぶ パート1にピアノ音色を割り当てましょう。 1 パフォーマンスプレイ画面でカーソルをパート1 のパートネームに合わせ、[SHIFT]ボタンを押し たまま[CATEGORY]ボタンを押します。 パートカテゴリーサーチ画面が表示されます。 弾く強さ C1 C
編集(エディット)する 鍵盤の領域を分ける(スプリット) パート1の音色を低音域の鍵盤に割り当て、パート2の音色 を高音域の鍵盤に割り当てて、異なった音色を同時に演奏し てみましょう。 8 9 スライダーファンクション[PART]/ [ELEMENT/OPERATOR]ボタンで「PART」 を選びます。 コントロールスライダー 1と2を使って、パート 1とパート2の音量を調整します。 スプリット時に片方のパートのピッチを 1オクターブ下げる パート2のピッチを1オクターブ下げて演奏してみましょう。 1 21 1 ノートリミット ロー (パートの発音鍵域の最低音) 2 カーソルをパート2に合わせ、[EDIT]ボタンを 押して、パートエディットに入ります。 画面左の[Part Settings]タブ → [Pitch]タブ をタッチします。 2 ノートリミット ハイ(パートの発音鍵域の最高音) 1 2 3 パート1のノートリミット ハイ(2)をタッチ、 もしくはカーソルを移動し[ENTER]ボタンを押 します。 画面左の[Keyboard]メニューをタッチし、オン に切り替えます。 鍵盤を押し
編集(エディット)する リズムパターンを使う [Common]タブ [RHYTHM PATTERN](リズムパターン)ボタンを使う と、現在のパフォーマンスにリズムパートを簡単に追加 することができます。 また、リズムパターンとエンベロープフォロワーを組み 合わせることで、さらに音色を変化させることができま す。 3 4 [Individual]タブをタッチし、アルペジオタイプ ごとの設定画面を開きます。 アルペジオタイプをタッチし、画面左の [Category Search]メニューを選択します。 ([CATEGORY]ボタンを押すことでも同様の操 作ができます。) カテゴリーでは楽器の種類を、サブカテゴリーでは音楽 ジャンルの種類を選ぶ、という手順でアルペジオを選び ます。タイプには、AメロやBメロ、サビ、ブリッジな ど、曲の各部を構成するバリエーションが含まれている ので、鍵盤を押さえて、アルペジオを再生しながら選び ましょう。 ここでは、「Supertrance」というパフォーマンスに 「8Z Trans Basics 1」というリズムパターンを追加 し、エンベロープフォロワーを使って音色
編集(エディット)する 5 [PERFORMANCE (HOME)]ボタンまたは [EXIT]ボタンを押して、リズムパターンを確定し ます。 リズムパターン画面が閉じます。 3 必要に応じて、設定を調節します。 ここでは、カーブボラリティー (Polarity)を 「Bi」 、 カーブレシオ(Ratio)を 「-63」、ゲイン(Gain)を 「-12dB」などにします。 NOTE HOMEアイコンをタッチしても確定させることができます。 6 リズムパターンを止めるには、[ARP ON/OFF]ボ タンまたは[J](ストップ)ボタンを押します。 NOTE 画面上の[Arp Hold On]ボタンをタッチしてもリズムパターンを止 められます。 エンベロープフォロワーを設定する エンベロープフォロワーとは、入力信号の波形のエンベロー プ(振幅包絡)を抽出する機能のことで、音色を変化させるコ ントローラーとして使います。たとえば、リズムパターンを 割り当てたパートのエンベロープフォロワーを「ソース (Source)」として使い、他のパートの音色を変化させると いうようなことができます。たとえば、ある特
録音/再生する MODX+では、本体に「ソング」や「パターン」としてMIDIデータの録音ができ、USBフラッシュメモリーを接続すれば MODX+本体の演奏をUSBフラッシュメモリーにオーディオ録音することもできます。 用語解説 トラックに録音する ソング ここからは、実際に曲を入力しながら操作を体験してみま しょう。ますば、トラック1にメロディーを録音します。 では、録音の準備からはじめましょう。 ソングは、鍵盤やコントローラーによる演奏をMIDIイベン トとして各トラックに録音した、MIDIシーケンサーデータ です。MODX+には最大で128ソング保存できます。 1 トラック トラックとは、演奏を録音するためのメモリーのことで、 1つのトラックには1パート分の楽器の演奏が録音できま す。MODX+のソングには、16トラックが用意されてい て、16パート分の演奏を録音/再生可能です。 パフォーマンスプレイ画面で画面左の[Play/ Rec]タブをタッチします。 レコーディング画面が表示されます。 2 画面左内側の[MIDI]タブをタッチします。 3 [I](レコード)ボタンを押します。
録音/再生する 4 レコードセットアップ画面で、下記の設定を行い ます。 4-1. 「Time Signature (拍子)」(3)にカーソルを移動し、 作成する曲の拍子を設定します。ここでは「4/4」に 設定します。 4-2.
録音/再生する 直前に実行した録音を取り消す(アンドゥー /リドゥー ) アンドゥーは、直前に実行した録音を取り消して、実 行前の状態に戻します。リドゥーは、アンドゥーで取 り消した操作を再び実行します。 1 アンドゥー (何も録音していない状態では表示され ません。) タッチすると実行を確認するダイアログ画面が表 示されます。実行を選択すると直前に実行した録 音を取り消して、実行前の状態に戻します。 ソングを再生する 録音したソングを再生しながら、トラックのミュート/ソロ やコントロールスライダーの活用方法についてご紹介しま す。 ソングの再生をスタートさせ、実際に音で確認しながら操作 してみましょう。 ソングの再生 1 1 [R](プレイ)ボタンを押して、ソングの再生を始 めます。 ストップ 2 リドゥー (アンドゥーしていない状態では表示され ません。) タッチすると実行を確認するダイアログ画面が表 示されます。実行を選択するとアンドゥー実行前 の状態に戻します。 2 プレイ NOTE 音の大きさを[MASTER VOLUME]ノブで調節してください。 2 [J](ストップ)ボ
録音/再生する 「Trigger Level」=「1〜127」に設定した場合は、設 定した値を超える信号が入るまで録音待機状態になりま す。 オーディオ録音する MODX+本体での演奏をUSBフラッシュメモリーに、WAV 形式(44.
1 マスターキーボードとして使う MODX+では 1つのパフォーマンスにつき8ゾーンのマスターキーボード機能を設定することができます。 ライブセットと組み合わせることで、外部MIDI機器をコントロールするための設定を瞬時に切り替えできるので、たとえば ライブステージでパフォーマンスを演奏しながら、多数の外部MIDI音源を次々に切り替えて演奏する、といったことが可能に なります。 マスターキーボード(ゾーン)機能の 設定をする 外部MIDI音源を複数使用するときは、マスターキーボード (ゾーン)機能を設定してパフォーマンスに保存しておくと便 利です。パフォーマンスを切り替えると同時に、外部MIDI 音源のプログラムを変更することもできます。 基本的な操作手順は以下のとおりです。 はじめにMODX+全体のマスターキーボード(ゾーン)設定を 有効にします。 1 2 3 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開きます。 画面左の[Settings]タブ → [Advanced]タブ をタッチします。 次にパフォーマンスごとのマスターキーボード(ゾーン)設定 をします。 1 2 3 4 5
マイクやオーディオ機器を活用する A/D INPUT [L/MONO]/[R]端子 からの入力信号を鳴らしながら演奏 する MODX+では、A/D INPUT [L/MONO]/[R]端子にマイク や、CDプレーヤーなどのオーディオ機器、シンセサイザー などの電子楽器を接続し、入力音声をオーディオ入力パート (A/Dインプットパート)として鳴らすことができます。ボ リューム、パン、エフェクトなどの設定をし、他パートと ミックスした上で、本体サウンドとして出力されます。 1 2 5 A/D INPUT [L/MONO]/[R]端子に接続した機 器に従って「Mic」/「Line」を設定します。 マイクなどの出力レベルの低い機器を接続した場合は 「Mic」(マイク)に、オーディオ機器、電子楽器などの出 力レベルの高い機器を接続した場合は「Line」(ライン) に設定します。 6 A/D INPUT [ON/OFF]ボタンを押して、ボタ ンを点灯させます。 接続されたオーディオ機器からの入力信号が有効になり ます。 本体の電源がオフになっていること、およびA/D INPUT [GAIN] (ゲイン)ノブが
本体のさまざまな設定をする ユーティリティー画面では、本体のさまざまな設定ができます。なかでも[Settings]タブを選択した状態では、システム全体 に共通した設定を行います。ユーティリティー画面で変更された設定は、[EXIT]ボタンを押し、元の画面に戻るタイミングで 保存されます。ここでは、システム全体の設定のうち、よく使われる機能を紹介します。 電源を入れたときの状態を設定する 電源を入れたときに、表示される画面の設定を行います。 ライブセット画面かパフォーマンスプレイ画面のどちらかを 選択できます。 1 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開いたあと、画面左の[Settings]タブ → [System]タブをタッチします。 2 「Power on Mode」で「Live Set (ライブセッ ト画面)」か「Perform (パフォーマンスプレイ 画面)」のどちらかを選択し、「Live Set」を選択 した場合はさらにスロット番号を選んで、電源を 入れたときに表示される画面を設定します。 さまざまな機能のオン/オフを設定 する ユーティリティー画面で[System]タブを
本体のさまざまな設定をする ビープ音のオン/オフ設定 画面操作時のビープ音のオン/オフ設定を行います。 1 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開いたあと、画面左の[Settings]タブ → [System]タブをタッチします。 マスターチューンを変更する ピアノなど、チューニングを変更できない他の楽器とアンサ ンブルする場合に、MODX+のチューニングを変更できま す。 1 2 「Beep」で「ON」か「OFF」のどちらかを選択 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開いたあと、画面左の[Settings]タブ → [Sound]タブをタッチします。 し、ビープ音のオン/オフを設定します。 3 チューニング [EXIT]ボタンを押します。 元の画面に戻り、設定が保存されます。 スーパーノブの点滅オン/オフ設定 初期設定ではスーパーノブはビートに同期して点滅します。 その機能のオン/オフ設定を行います。 オフにすると点灯したままの状態となります。 1 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開いたあと、画面左の[Setting
本体のさまざまな設定をする ベロシティーカーブを変更する 鍵盤を弾く強さに対するベロシティーの出方を決める、ベロ シティーカーブを設定します。本体画面に表示されるグラフ イメージの横軸は鍵盤を弾く強さ、縦軸が鍵盤から出力され るベロシティーを示しています。 1 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開いたあと、画面左の[Settings]タブ → [Sound]タブをタッチします。 ローカルコントロールのオン/オフ設定 ローカルコントロールオン/オフを設定します。ローカ ルコントロールオフにすると、本体の鍵盤/コントロー ラー部と音源部が内部的に切り離され、鍵盤を弾いて も音が出なくなります。ただし、ここでの設定には関 係なく本体の演奏情報はMIDI出力され、MIDI入力され たメッセージは本体音源部で処理されます。 1 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画 面を開いたあと、画面左の[Settings]タブ→ [MIDI I/O]タブをタッチします。 2 「Local Control」で「ON」か「OFF」のど ちらかを選択し、ローカルコントロールのオン/ オフを
外部MIDI機器と接続して使う 市販のMIDI ケーブルやUSB ケーブルを使って、外部MIDI 機器と接続することができます。これにより、MODX+から外部 MIDI機器をコントロールしたり、外部MIDI キーボードやシーケンサーでMODX+の音源を鳴らしたりできます。 ここでは、外部MIDI機器との接続時に、意図通りに機器を使うために必要な設定について説明します。具体的な接続例などに ついて詳しくは、リファレンスマニュアルをご参照ください。 MIDI [IN]、[OUT]端子で外部 MIDI機器と接続する [USB TO DEVICE]端子で外部 MIDI機器と接続する MIDI [IN]、[OUT]端子を使って外部MIDI機器と接続すると きに、意図したとおりに機器を動かすためには、MIDIの送 受信に関する以下の2項目を正しく設定する必要がありま す。 [USB TO DEVICE]端子に外部 MIDI機器(MIDIキーボ ード など)を接続して、MODX+本体内蔵の鍵盤であるかのよう に扱うことができます。 使用できるMIDI機器 MIDI IN/OUT 外部機器とのMIDI通信をするとき
コンピューターと接続して使う MODX+とコンピューターを接続することで、DAWやシーケンサーなどの音楽制作用アプリケーションとMODX+を組み合 わせて音楽制作の幅を大きく広げることができます。 NOTE DAWとは、デジタルオーディオワークステーション(Digital Audio Workstation)の略で、オーディオの録音や編集、ミキシングなど一連の作業ができ るアプリケーションソフトのことを指します。代表的なDAWソフトウェアとして、Steinberg Cubase、Ableton Live、Apple Logicなどがあります。 コンピューターとの接続準備 5 「MIDI IN/OUT」を「USB」に設定します。 本体を、[USB TO HOST]端子を通してMIDIを送受信 する状態に切り替えます。 MODX+をコンピューターと接続するためには、USBケー ブルとYamaha Steinberg USBドライバーが必要です。 次の手順で操作してください。送受信できるデータは、オー ディオデータとMIDIデータの両方です。 1 以下のURLから、最新のYamaha Steinberg
コンピューターと接続して使う [USB TO HOST]端子ご使用時の注意 各MIDIポートの用途 [USB TO HOST]端子でコンピューターと接続すると きは、コンピューターや本体の停止(ハングアップ)に よるデータの損失を防ぐため、以下のことを行ってく ださい。 [USB TO HOST]端子でコンピューターと接続する と、用途の違う3つのMIDIポートがコンピューターに 認識されます。 MODX+の場合、各ポートの用途は次のとおりです。 用途に合わせて、コンピューター側でポートを設定し てください。 注記 • USBケーブルはABタイプをお使いください。USB3.
コンピューターと接続して使う れ、CH3の音源が鳴ります。この設定にすることで、再 生時と同じ音を聴きながらレコーディングできます。 コンピューターを活用した音楽制作 MODX+とコンピューターを接続することで、DAWソフト ウェアと連携して以下のような使い方ができます。 [USB TO HOST]端子 • MODX+の演奏をコンピューター上のDAWソフトウェア にMIDI録音やオーディオ録音する • DAWソフトウェアのソング再生をMODX+の音源で行う 音源部 鍵盤 CH3が鳴る CH1 ローカルコントロール=オフ ここでは、すでに本体とコンピューターとの接続(55ページ) は済ませたものとして、DAWソフトウェアとMODX+を組 み合わせた使い方の例を紹介します。 MODX+ IN CH1 OUT CH3 DAWに本体の演奏をMIDI録音する (アルペジオ録音をしない場合) MODX+本体の演奏をDAWにMIDI録音する方法です。実際 に鍵盤で演奏した情報のみが記録されるため、アルペジオの フレーズは録音されません。 コンピューター (Cubaseなど) 2 MIDIス
コンピューターと接続して使う DAWのソングを本体音源を使って鳴らす MODX+本体を、DAWソフトウェアのMIDIマルチ音源とし て利用する方法です。コンピューターに負荷をかけずに、 クオリティーの高いMIDI音源として利用できます。 MODX+側の設定 1 2 3 パフォーマンスを選びます。 パフォーマンスプレイ画面から[Mixing]タブを タッチして、ミキシング画面を開きます。 曲に合わせてパート1〜16のミキシングを設定し ます。 DAWソフトウェア側の設定 1 2 MODX+の音を鳴らすトラックは、MIDI出力 ポートをMODX+のポート1に設定します。 各トラックにMIDIデータを入力します。 各トラックのMIDIチャンネルに対応した音源の設定は MODX+側のミキシングモードで行います。 MODX+からDAWソフトウェアをコント ロールする(DAWリモート機能) USBケーブルでMODX+とコンピューターを接続している 場合、MODX+でDAWソフトウェアをリモート操作できま す。 詳しい設定方法や使い方は、リファレンスマニュアルをご参 照ください。 58 MODX+ 取扱
MEMO MODX+ 取扱説明書 59
本体の設定をセーブ/ロードする ユーティリティー画面では、システム全体の設定の他に本体で作成したパフォーマンス、ライブセットなどのデータをUSBフ ラッシュメモリーに保存(セーブ)したり、USBフラッシュメモリーからデータを読み込んだり(ロード)します。 ここでは、MODX+のユーザーメモリー上のすべてのデータを保存(セーブ)する方法と、再度本体に読み込む(ロード)方法を説 明します。 5 本体の設定をUSBフラッシュメモ リーにセーブする 1 2 [Save As New File]の「+」をタッチします。 NOTE すでに保存されているファイルを上書きする場合はそのファイル名 をタッチします。 USBフラッシュメモリーをMODX+の[USB TO DEVICE]端子に接続します。 [UTILITY]ボタンを押してユーティリティー画面 を開いたあと、画面左の[Contents]タブ → [Store/Save]タブをタッチします。 3 「Content Type」で「User File (ユーザー 6 文字入力画面が表示され、保存するファイルの名 前を設定します。 名前の設定方法について詳しく
本体の設定をセーブ/ロードする 5 ■ USB機器の接続 USBフラッシュメモリー内のファイル(拡張子: .
1 シフト機能一覧 [SHIFT]ボタンと他のボタンを組み合わせることで、以下のショートカット機能が実現されます。 操作 62 機能 [SHIFT] + [KNOB POSITION 1] ノブに割り当てられたAssign 1〜8の値をValue 1に記録 [SHIFT] + [KNOB POSITION 2] ノブに割り当てられたAssign 1〜8の値をValue 2に記録 [SHIFT] + [OCTAVE-] トランスポーズ値を−1(減らす) [SHIFT] + [OCTAVE+] トランスポーズ値を+1(増やす) [SHIFT] + [OCTAVE-] + [OCTAVE+] トランスポーズ値を0に戻す [SHIFT] + [DEC/NO] 選択しているパラメーター値を−10(減らす) ライブセット画面では前のページを表示 [SHIFT] + [INC/YES] 選択しているパラメーター値を+10(増やす) ライブセット画面では次のページを表示 [SHIFT] + [ENTER] テンポセッティング画面に移行 [SHIFT] + [PERFORMANCE (H
メッセージリスト メッセージ 説明 ** will be deleted. 操作を実行することによりデータが削除される場合に表示されます。 ** will be overwritten. セーブ時に同じ名前のファイル/フォルダ―がすでに存在している場合に表示されます。セー ブを実行するとデータは上書きされます。**にはセーブしようとしているファイル/フォル ダー名が表示されます。 Activate the source controller to assign. 今から操作するコントローラーにパラメーターを割り当てることができます。割り当てを希 望するコントローラーを操作してください。 Advanced settings will be initialized. [Advanced]タブで行われた設定を初期化します。 All data and libraries will be initialized. Unsaved user data will be lost.
メッセージリスト メッセージ 64 説明 No data. 選択したトラックや設定した範囲にデータがないときに表示されます。範囲を選びなおして ください。 No read/write authority to the file. ファイルの読み取り権限および書き込み権限がありません。 Now initializing all data… 工場出荷時の設定に書き換え中です。 Now initializing… 一部のデータ初期化中に表示されます。 Now loading... ファイルロード中に表示されます。 Now receiving MIDI bulk data... MIDIバルクデータ受信中に表示されます。 Now saving... ファイルセーブ中に表示されます。 Now transmitting MIDI bulk data... MIDIバルクデータ送信中に表示されます。 Part Full. すべてのパートが使用中の場合に表示されます。 Please connect USB device.
困ったときは 「音が出ない」「音色がおかしい」などといった場合は、まず以下の項目をチェックしてください。また、USBフラッシュメモ リーにデータのバックアップをしてから(60ページ)、イニシャライズ オールデータ (19ページ)を実行することで解決できる こともあります。それでも直らないときは、お買い上げのお店、または巻末の問い合わせ窓口にご連絡ください。 タッチパネルの反応が悪い タッチパネルのタッチ位置と本体動作がずれていませんか? タッチパネルのキャリブレーションを行ってください。 [UTILITY]+[PART SELECT MUTE/SOLO] → [ENTER] [UTILITY] → [Settings] → [System] →「Calibrate Touch Panel」 音が鳴らない コントロールスライダーがすべて最少になっていませんか? 本体に外部アンプやスピーカー、ヘッドホンが接続されていますか? 本体にはスピーカーが内蔵されていません。音を出すためには、外部アンプやスピーカー、ヘッドホンなどを接続してください(18 ページ)。 本体と、本体に接続した外部オーディオ
困ったときは ボリュームやレベルが最小になっていませんか? [UTILITY] → [Settings] → [Sound] → Tone Generator「Volume」 [EDIT] → [General] →「Volume」 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Part Settings] → [General] →「Volume」 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Part Settings] → [General] →「Dry Level」 •ノーマルパート(AWM2)、ドラムパートの場合 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー選択 → [Amplitude] → [Level/Pan] →「Level」 •ノーマルパート(FM-X)の場合 [EDIT] → パート選択 → オペレーター選択 → [Level] →「Level」 エレメントスイッチ、ノートリミット、ベロシティーリミット、ベロシティーオフセットの設定は適切ですか? •ノーマルパート(AWM2)
困ったときは 音が鳴り続けて止まらない [ARP ON/OFF]ボタンがオンになっている場合、オフにしてみてください。 ソング画面の場合は、[■](ストップ)ボタンを押してください。 ディレイなどのエフェクトで音が鳴り続けている場合は、エフェクトの設定を変えるか、音色を選び直してください。 クリック音が鳴り続けている場合は、以下の設定を確認してください。「always」(オールウェイズ)に設定されていれば常に鳴って いますので、 「always」以外に設定してください。 [UTILITY] → [Tempo Settings] → Click「Mode」 音が歪む エフェクトの設定は適切ですか? エフェクトタイプや設定によっては、音が歪む場合があります。 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Effect] フィルターの設定は適切ですか? フィルターをかける場合、レゾナンスによっては音が歪む場合があります。 •ノーマルパート(AWM2)、ドラムパートの場合 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー選択 → [Filt
困ったときは パートのピッチがずれている場合、マイクロチューニング設定で特殊な音律が選ばれていませんか? •ノーマルパート(AWM2)の場合 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Part Settings] → [Pitch] →「Micro Tuning Name」 •ノーマルパート(FM-X)の場合 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Pitch/Filter] → [Pitch] →「Micro Tuning Name」 パートのピッチがずれている場合、LFOピッチモジュレーションデプスが強くかかりすぎてはいませんか? •ノーマルパート(AWM2)の場合 [EDIT] → パート選択 → エレメント選択 → [Element LFO] →「Pitch Mod」 •ノーマルパート(FM-X)の場合 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Mod/Control] → [2nd LFO] →「Pitch Modulation」
困ったときは 各パートのアルペジオスイッチの設定を確認してください。 アルペジオスイッチがオフに設定してあると、パネルの[ARP ON/OFF]ボタンをオンにしてもアルペジオは再生されません。 [PERFORMANCE (HOME)] → パート選択 →「Arp On」 [Arp Bypass]ボタンがオンになっていませんか? [UTILITY] → [Effect Switch] アルペジオが止まらない 鍵盤から指を離してもアルペジオ再生が止まらない場合は、アルペジオ ホールド スイッチの設定をオフにしてください。 [EDIT] → パート選択 → エレメント/キー /オペレーター [Common] → [Arpeggio] → [Common] →「Hold」 [R](プレイ)ボタンを押してもソング再生がスタートしない 選んでいるソングにデータは入っていますか? ソングを録音できない ソング用の容量が少なくなっていませんか? ソングのメモリー容量は、128ソングです。したがって、128ソングを超えるとソングフル(Song full)となって録音ができなくな ります。 本体と
仕様 MODX8+: 88鍵GHS鍵盤(イニシャルタッチ付) MODX7+: 76鍵セミウェイテッド鍵盤(イニシャルタッチ付) MODX6+: 61鍵セミウェイテッド鍵盤(イニシャルタッチ付) 鍵盤 音源部 音源方式 Motion Control Synthesis Engine AWM2: 8エレメント FM-X: 8オペレーター、88アルゴリズム 最大同時発音数 AWM2: 128音(ステレオ/モノ波形いずれも)、FM-X: 128音 マルチティンバー数 内蔵音源16パート、オーディオ入力パート(A/D*1、USB*1) *1 ステレオパート 波形メモリー プリセット: 5.67 GB相当(16bitリニア換算)、ユーザー : 1.
その他 USBオーディオ インターフェース サンプリング 周波数 44.1kHz 入出力 チャンネル数 入力:4チャンネル(ステレオ2チャンネル) 出力:10チャンネル(ステレオ5チャンネル) 消費電力 16W (電源アダプター PA-150B使用時) 寸法・質量 MODX8+: 1,333 (W) × 404 (D) × 160 (H) mm、13.8kg MODX7+: 1,144 (W) × 331 (D) × 134 (H) mm、7.4kg MODX6+: 937 (W) × 331 (D) × 134 (H) mm、6.
索引 A P A/D INPUT [GAIN] (A/Dインプットゲイン)ノブ ..................... 10 [PART SELECT MUTE/SOLO] (パートセレクト ミュート/ソロ)ボタン ......................................15 A/D INPUT [L/MONO]、[R] (A/Dインプット左/モノラル、右)端子 ....................................... 17 [PHONES] (ヘッドホン)端子 ....................................................17 ABS (オーディオビートシンク) ................................................. 17 Power on Mode (パワーオンモード) ........................................51 [ARP ON/OFF] (アルペジオ オン/オフ)ボタン .......................
ケ フ 鍵盤 .......................................................................................... 10 フォーマット .............................................................................61 鍵盤入力 .................................................................................... 21 フラグ .......................................................................................23 コ プリセットバンク .......................................................................22 工場出荷時の状態 ...................................
ユーザーサポートサービスの ご案内 ■ ユーザー登録のお願い 弊社では、ユーザーの方々をサポートし、関連情報をご提供 するために、本製品をご購入いただいたお客様にユーザー登 録をお願いしております。 ユーザー登録手続きは、下記ウェブサイトよりお願いします。 付属DAWソフトウェアについては、Steinberg社のホーム ページをご覧ください。Steinberg社のホームページでは、 製品に関するサポート情報や、最新のアップデータのダウン ロード、FAQなどを下記URLにて公開しております。 http://japan.steinberg.net/ 付属DAWソフトウェアの[ヘルプ(Help)]メニューから Steinberg社のホームページにアクセスできます。(ヘルプ メニューには、付属DAWソフトウェアのPDFマニュアルや 追加情報なども掲載されています。) ヤマハ音楽制作機器ウェブサイト https://jp.yamaha.com/mp/ * ユーザー登録には、製品本体のシリアル番号(SER No.
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、または ヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ● 修理に関するお問い合わせ ヤマハ修理ご相談センター ナビダイヤル(全国共通番号) 0570-012-808 ● 保証書 本製品には保証書が付いています。 「販売店印・お買い上げ日」が記入されている場合は、記載内 容をお確かめのうえ、大切に保管してください。記入されて いない場合は、購入を証明する書類(領収書、納品書など)と あわせて、大切に保管してください。 ● 保証期間 保証書をご覧ください。 ※固定電話は、全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 上記番号でつながらない場合は TEL 053-460-4830へ おかけください。 受付 月曜日〜金曜日 10:00〜17:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定の休日を除く) FAX 東日本(北海道/東北/関東/甲信越/東海) 03-5762-2125 西日本(北陸/近畿/中国/四国/九州/沖縄) 06-6649-9340 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします
Manual Development Group © 2021 Yamaha Corporation 2021 年 12 月 発行 MWTY-A0 MODX+ 取扱説明書 VFC6940