User Manual

パートパラメーター
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1-2-3 PitchEG(ピッチEG:ピッチエンベロープジェネレーター )
ピッチEGでは、鍵盤を弾いた瞬間から音が消えるまでの、音の高さ(ピッチ)の時間的な変化を作
ります。下のグラフに示したパラメーターにそれぞれ値を設定し、ピッチEGを作ります。
鍵盤を弾くと、ここで設定したEGに従ってパートのピッチが変化します。
たとえば、シンセブラスなどに有効なオートベンド効果(ピッチが自動変化する効果)を演出でき
ます。
図4:ピッチエンベロープジェネレーター (ノーマルパート(AWM2)の場合)
A: 鍵盤を弾く(キーオン)
B: 鍵盤を離す(キーオフ)
C: 時間
D: ピッチ
E: ホールドタイム
F: アタックタイム
G: ディケイ1タイム
H: ディケイ2タイム
I: リリースタイム
J: ホールドレベル
K: アタックレベル
L: ディケイ1レベル
M: ディケイ2レベル(サステインレベル)
N: リリースレベル
Detune
(デチューン)
(ノーマルパート(FM-X)の場合)
オペレーターの出力ピッチをわずかに高め、または低めにします。
CoarseTune(コースチューン)、FineTune(ファインチューン)で同じ値
を設定している場合でも、Detune(デチューン)を設定したオペレーターで
は微妙なピッチのずれが生じるため、結果的に音の広がりやうねりを作り出
せます。
D
E
F
GH I
0
B
C
A
K
L
M
N
J