User Manual

パートパラメーター
8
XAControl
(XAコントロール)
XA機能におけるエレメントの役割を設定します。
XA機能は生楽器に近い自然な音を出すことや、シンセ系の音色での新たな
演奏表現を作り出すために搭載された機能です。
各エレメントの発音方法を以下の8種類の中から指定することで、XA機能を
実現できます。
Normal(ノーマル):通常のエレメントとして発音します
Legato(レガート):「Mono/Poly」=「Mono」に設定している場合
に、レガート演奏(あるキーを押したまま次のキーを押す演奏)をすると、
「Normal」に設定されているエレメントの代わりに発音します。
KeyOff(キーオフ):鍵盤から指を離したときに発音します。
Cycle(サイクル):Cycleに設定されているエレメントが複数ある場合
に、それらのエレメントがエレメント番号順に発音します。
Random(ランダム):Randomに設定されているエレメントが複数ある場
合に、それらのエレメントがランダムに発音します。
A.SW1On(アサイナブルスイッチ1オン):[ASSIGN1]ボタンがオン
なっているときに発音するエレメントです。
A.SW2On(アサイナブルスイッチ2オン):[ASSIGN2]ボタンがオン
なっているときに発音するエレメントです。
A.SWOff(アサイナブルスイッチオフ):[ASSIGN1]ボタンと
[ASSIGN2]ボタンがともオフになっている場合に発音するエレメン
トです。
同じタイプのXA機能を設定しているエレメントは同じエレメントグループ
にまとめておくと、目的の効果が得られやすくなります。詳しくは
「ElementGroupNumber(エレメントグループナンバー )」をご参照くだ
さい。
ElementGroupNumber
(エレメントグループナンバー )
XAコントロールのグループ分けを設定します。
グループに属する各エレメントは、順番どおりまたはランダムに呼び出すこ
とができます。同じ種類のXA機能を持ったエレメントに発音が引き継がれ
るように、グループ分けをしておく必要があります。
XAコントロールがすべて「Normal」に設定されている場合には、この設定
は特に機能しません。
ElementConnection
Switch
(エレメントコネクショ
スイッチ)
各エレメントの出力先を、インサーションエフェクトA、Bのどちらにする
かを設定します。また、インサーションエフェクトを通さない設定(Thru=
スルー )にすることもできます。
KeyAssignMode
(キーアサインモード)
発音中の音に対して、同じ音程のノートオン情報を続けて受信したときの、
音源側の発音方法を設定します。
Single(シングル):先に発音された音をいったん止めてから再び音を鳴
らします。
Multi(マルチ):発音中の音は鳴らしたまま重ねて発音しますクラッ
シュシンバルなど減衰の長い音を連打するような場合には、マルチに設
定すると自然な発音になります。
通常は、マルチに設定して問題ありません。ただし、マルチにすると同時発
音数を多く消費するため、他のパートが音切れを起こすような場合には、シ
ングルに設定しましょう。
ReceiveNoteOff
(レシーブノートオフ)
(ドラムパートの場合)
各ドラムキーで、MIDIノートオフメッセージを受けるか(On)、受けないか
(Off)を設定します。
On(オン):鍵盤(ドラムキー )から指を離すと、発音が止まります。減衰
せずに鳴り続ける打楽器音に使用します。
Off(オフ):鍵盤(ドラムキー )から指を離すと、減衰しながら発音を続け
ます。