User Manual

MIDI
80
3-2 チャンネルメッセージ
3-2-1 NoteOn/Off(ノートオン/ノートオフ)
鍵盤の演奏情報を伝えるメッセージです。
NoteOn(ノートオン):鍵盤を押さえたときに送信されるメッセージです。
NoteOff(ノートオフ):鍵盤を離したときに送信されるメッセージです。
各メッセージには、どの鍵盤を演奏したかを示す「ノートナンバー」と、どれくらいの強さで演奏
したかを示す「ベロシティー」という2種類のデータが含まれます
ノートナンバーの受信範囲は、中央のド(C3)を60として、0(C-2)〜127(G8)です。
ベロシティーの情報はノートオンにのみ含まれ、受信範囲は1〜127です。
3-2-2 PitchBend(ピッチベンド)
ピッチベンドホイールを操作することで出力する、ピッチを連続的に変化させるMIDIメッセー
ジです。
ピッチベンドホイールの操作を数値で示します。
3-2-3 ProgramChange(プログラムチェンジ)
パフォーマンスを選択するためのMIDIメッセージです。バンクセレクトと組み合わせて使用す
ると、すべてのバンクのパフォーマンスをMIDIで選択できるようになります。
3-2-4 ControlChange(コントロールチェンジ)
パフォーマンスやエフェクトのパラメーターやボリューム、パンなどをコントロールするメッセー
ジです。いろいろな種類のコントロールチェンジには、それぞれコントロールナンバーが付いてい
ます。
プログラムチェンジを0〜127で設定する場合は、データリストのNo.から1を引いた
数で指定します。たとえば、No.128のプログラムを指定する場合は、プログラムチ
ェンジ=127になります。
バンクセレクトMSB
(No.0)、
バンクセレクトLSB
(No.32)
外部機器からパフォーマンスのバンクを選択するMIDIメッセージです。
MSBとLSBの2つのコントロールチェンジの組み合わせでパフォーマンス
バンクが選択されます。
音源のモードによってMSBとLSBの働きが異なります。
MSBの値では、パフォーマンスの大きな区分けを設定します。
LSBの値では、パフォーマンスのバンクを設定します。
実際には、バンクセレクトMSB、LSBを受信したあと、プログラムチェン
ジを受信してはじめてパフォーマンスバンクが切り替わります。
パフォーマンスバンクを含めて、パフォーマンスを変更する場合、バンクセ
レクトとプログラムチェンジメッセージをセットにして、バンクセレクト
MSB、LSB、プログラムチェンジの順で送信してください。
モジュレーションホイール
(No.1)
モジュレーションホイールを操作したときに出力されるMIDIメッセージ
です。
127:モジュレーションは最大になります。
0:モジュレーションはかかりません。