User Manual

取扱説明書

19
スルーポート設定
MIDIポートは16チャンネルを超えるMIDIデータを扱うためだけ
でなく、音源を鳴らし分けるための手段としても使えます。
たとえば下記の接続例の場合、[UTILITY] MIDI画面の
ThruPort (スルーポート)を「5」に設定することで、 ポート5の
MIDIデータだけを本体とは別の音源で鳴らすことができます。
USB端子ご使用時の注意
USB端子でコンピューターと接続するときは、以下のことを行
なってください。
以下のことを行なわないと、コンピューターや本体が停止(ハング
アップ)して、データが壊れたり、失われたりするおそれがありま
す。コンピューターや本体が停止したときは、電源を入れ直し、
コンピューターを再起動してください。
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

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
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TIP
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

MIDIケーブル
USBケーブル
複数ポート分の
MIDIデータ出力
ポート5のMIDIデータだけが
通り抜けて、この音源に送信
されます。



コンピューターとMIDIキーボードを同時に使う
MIDIキーボードやシンセサイザーを、MOTIF-RACK ESを通じ
て、コンピューター上のアプリケーション(シーケンサーなど)と
接続することができます。MIDIキーボード、コンピューター、
MOTIF-RACK ESを接続することにより、コンピューターの
シーケンサーのソングファイルと、MIDIキーボードの演奏を同
時にMOTIF-RACK ESで鳴らすことができます。コンピュー
ター上のアプリケーションの設定にもよりますが、一般的には以
下のように接続します。また、[UTILITY] MIDI画面のMIDI
IN/OUTをUSBに設定します。
n
USB端子を使うとき(MIDI IN/OUT = USBのときは)、MIDI IN端
子から入力されたMIDI信号は、MOTIF-RACK ESを通過し、
USBケーブルのポート1からそのまま出力されます。
エコーバックとは、MIDI INから受信したMIDIデータをMIDI
OUTにスルーアウトする機能です。コンピューター用のアプリ
ケーションでは、MIDIスルーともいいます。エコーバックにつ
いて詳しくは、それぞれのアプリケーションに付属の取扱説明書
をご参照ください。
TIP