User Manual

取扱説明書
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29
ボイスのエフェクトを設定する
音作りの最終段階でエフェクトを活用し、音に広がりや厚み、歪み感
などの表現力を加えることができます。ボイスモードではボイスごと
にエフェクトを設定できます。エフェクトの構成については、59
ページをご参照ください。
ここでは、ボイスのエフェクト設定手順の一例を紹介します。
1.
ボイスモードで対象のボイスを選びます(23ページ)。
2.
[EFFECT]ボタンを1回または2回押して、エフェクトコネ
クトエディットモードに入ります。
[EFFECT]ボタンのランプが点灯し、以下のような画面が表示さ
れます。
1

ノーマルボイス(ドラムボイス)の場合、各エレメント(各キー )が
インサーション1、2のどちらに入力されるかを表示、選択しま
す。プラグインボイスの場合は、エレメントが1つのため表示さ
れません。
2

ここでインサーションエフェクト1、2の種類や接続方法を設定し
ます。
3

システムエフェクトのコーラス/リバーブタイプや、センド、リ
ターン量を設定します。
n
この画面はノーマルボイスモードでの例です。ドラムボイス、プ
ラグインボイスの場合は表示される画面は異なります。
このような画面が表示されない場合には、もう一度[EFFECT]ボ
タンを押してください。
3.
インサーションエフェクトを設定します。ここでの設定は、
パフォーマンス、マルチの各パートのボイスにも反映されます。
カーソル[∧][∨]ボタンやPAGE[
E
][
F
]ボタンで、手順2の画
像の
1
2
の中のパラメーターを選択し、データダイアルで値を
設定します。インサーションエフェクトに関するパラメーターに
は、以下のものがあります。
1

n
ドラムボイスの場合は、"Key" でキーを選択してから "InsEFOut"
でキーごとにインサーションエフェクトへの入力方法を設定しま
す。
ドラムキーの選択は、[SHIFT]ボタンを押しながらノートオンを
MIDI受信することでも行なえます。
2

4.
システムエフェクト(リバーブ、コーラス)を設定します。ここ
での設定は、パフォーマンス、マルチの各パートのボイスに
は効果しません。
インサーションエフェクト同様に、手順2の画像の
3
の中のパラ
メーターを設定します。
まずリバーブ、コーラスのエフェクトタイプを選び、つぎにセン
ド量やパンを設定してエフェクトのかかり具合を調節します。シ
ステムエフェクトに関するパラメーターには、以下のものがあり
ます。
n
リバーブタイプやコーラスタイプについては、別冊データリストを
ご参照ください。
鍵盤を離したときの鳴りかたを決める
   
  
打楽器の発音を止めるか止めないかの設定ができます。
RcvNoteOff (レシーブノートオフ) = off (オフ)に設定すると、
該当する打楽器音は必ず最後まで鳴ります。on (オン)に設定した
場合は、該当するキーのノートオフを受信した時点で、打楽器の
発音は止まります。
キーごとの出力先を変える
   
  
ドラムボイスでは、キーごとに出力端子を変えられます。特定の
打楽器に、本体とは別のエフェクターをかけたい場合などにこの
機能を使うと便利です。
詳細は、15ページをご参照ください。
n
OutputSelは、同じOSC画面のInsEFOut (インサーションエフェ
クトアウト)が「thru」の場合のみ設定できます。
TIP
TIP
1  2 3




エレメント1〜4をインサーション1、2の
どちらに入力するかを選択します。イン
サーションエフェクトをかけない(thru)こ
ともできます。


インサーション1、2に設定するエフェク
トのカテゴリーを選択します。


インサーション1、2に設定するエフェク
トタイプを選択します。


インサーション1と2の接続方法を設定し
ます。