User Manual

取扱説明書
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たとえば、外部コントローラーのアサイナブル操作子でボイスのパン
をコントロールするには、以下のようにします。
1.
CtrlSet画面のSet1Sourceで "AS1" (アサイン1)を選択
し、コントロールナンバーを確認します。
n
ここで設定できるコントローラーの種類については、66ページ
「Set1-6Source」の項目をご参照ください。
n
コントロールナンバーの割り当ては変更することもできます(右記
参照)。
2.
アサイナブル操作子を操作したときに発生するコントロール
ナンバーを、AS1と同じ値に設定します。
外部コントローラー上で設定します。詳細は、外部コントロー
ラーの取扱説明書をご参照ください。
3.
Set1Destで "ELM-Pan" (エレメントパン)を選択します。
n
選択できる機能については、別冊データリストのコントロールリス
トをご参照ください。
4.
Set1Depthで、機能をコントロールする深さを調節します。
5.
同様の手順で、Set2〜Set6にもコントローラーセットを設
定します。
6.
外部コントローラーを操作すると、割り当てた機能が効果し
ます。
n
ボイスモードで設定されたコントローラーセットは、パフォーマンス
モード、マルチモードでボイスを選んだ場合でも有効です。
n
パフォーマンスの場合は、各パートに割り当てたボイスのコントロー
ラーセットにしたがって、各パートのボイスをコントロールします。マ
ルチの場合は、外部コントローラー操作によって発生するMIDIメッセー
ジのMIDIチャンネルと同じチャンネルのパートをコントロールします。
アサイナブル A、Bでシステム全体をコント
ロールする
アサイナブルA、Bで、全ボイス/パフォーマンス/マルチに共通の機
能をコントロールできます。
1.
ASA Asgn、ASB Asgnで、アサイナブルA、Bのコント
ロールナンバーを確認します。
n
コントロールナンバーの割り当ては変更することもできます(下記
参照)。
2.
ASA Dest、ASB Destで、アサイナブルA、Bに割り当て
るデスティネーション(=機能)を設定します。
3.
外部コントローラーに、ASA Asgn、ASB Asgnと同じコ
ントロールナンバーを割り当てます。
4.
外部コントローラーを操作すると、すべてのモードで手順2で
割り当てた機能が効果します。
コントロールナンバーの割り当て
外部コントローラーには、それぞれ固有の(または割り当てられている)
コントロールナンバーがあります。外部コントローラーを操作すると、
それぞれのコントローラーに割り当てられたコントロールナンバーが
MOTIF-RACK ESに送信され、そのコントロールナンバーに対応する
デスティネーション(=機能)が働きます。
たとえば、MOTIF-RACK ESのAS1に割り当てたコントロールナン
バーと同じコントロールナンバーを、外部機器のあるコントローラー
に割り当てることで、外部コントローラーでAS1に割り当てた機能を
効果させることができます。
下記は、MOTIF-RACK ESで扱える機能にコントロールチェンジを割
り当てる方法をまとめたものです。
*コントローラーセットの対象にならないコントローラーです。
n
外部コントローラーや外部コントローラーの設定によって、発生する
MIDIメッセージが異なる場合があります。
1つのソースで複数のデスティネーションをコントロールする
たとえば、コントローラーセット1をSource (ソース)=MW (モ
ジュレーションホイール) 、Dest (デスティネーション)=ELFO-
PM (エレメントLFOピッチモジュレーションデプス)に設定し、
コントロールセット2をSource (ソース)=MW (モジュレーショ
ンホイール) 、Dest (デスティネーション)=ELM PAN (エレメン
トパン)に設定したとします。この場合、モジュレーションホイー
ルを手前から奥に回していくほど、ピッチモジュレーション効果
が強くなると同時に、左から右へのパンニング効果も得られます。
このように、複数のコントローラーセットを使えば、1つのソー
ス(=コントローラー )操作で複数のデスティネーション(=機能)を、
コントロールできます。
複数のソースで1つのデスティネーションをコントロールする
たとえば、コントローラーセット1をSource (ソース)=MW (モ
ジュレーションホイール) 、Dest (デスティネーション)=ELFO-
PM (エレメントLFOピッチモジュレーションデプス)に設定し、
コントロールセット2をSource (ソース)=FC (フットコントロー
ラー )、Dest (デスティネーション)=ELFO-PM (エレメントLFO
ピッチモジュレーションデプス)に設定したとします。
この場合、演奏状況によって、ピッチモジュレーション効果のコ
ントロールをモジュレーションホイールで行なったり、フットコ
ントローラーで行なったりと、2つのコントローラーを使い分け
ることができます。このように、複数のコントローラーセットを
使えば、複数のソース(=コントローラー )操作で1つのデスティ
ネーション(=機能)を、コントロールできます。
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チャンネルアフター
タッチ (DnH)
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ピッチベンド (EnH)
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
コントロールチェンジ
(BnH、01H)
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コントロールチェンジ
(BnH)
[UTILITY] CtrlSet画面 →ASA
Asgn、ASB Asgn
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(BnH)
[UTILITY] CtrlSet画面 FS
Asgn


コントロールチェンジ
(BnH)
ボイスモード(全ボイス共通に設定)
[VOICE]→[UTILITY]→Voice画面
パフォーマンス/マルチモード
(パフォーマンス/マルチごとに設定
)
[SHIFT]+[PERFORM]/[MULTI]
パフォーマンス/マルチ選択
[EDIT] [SHIFT]+[COMMON]
→CtrlAsn画面
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