User Manual

Table Of Contents
取扱説明書
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1つの鍵盤を押した場合は、その鍵盤に割り当てられた打楽器だけを
使ったリズムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を追加で押してい
くと、各鍵盤に割り当てられた打楽器だけを使ったリズムパターン
が、追加されていきます。したがって、複数の鍵盤を押すことで、押
した鍵盤に割り当てられた打楽器音だけを使ったドラムパターンを作
り上げることになります。ただし同じ鍵盤でも、押す順番によってド
ラムパターンが変わってきますので、同じ打楽器を使っていろいろな
種類のリズムパターンを作りだせます。
n
上記3種類のタイプは、特にカテゴリー名やタイプ名で区別されている
わけではありません。アルペジオタイプを選んで実際に鳴らしてみるこ
とで確認できます。
n
これらのアルペジオタイプはドラムボイスを想定して作られているた
め、ノーマルボイスを使って鳴らしても、音楽的な演奏にはならない可
能性が高いです。
パフォーマンス用のアルペジオタイプ
(カテゴリー : Comb)
弾く鍵盤によって、ノーマルボイス用のアルペジオが鳴ったり、ドラ
ムボイス用のアルペジオが鳴るようプログラムされたアルペジオで
す。弾く鍵域や和音の押さえ方を変えることで、ドラムによるリズム
パターン、ベースライン、シーケンス/コード系アルペジオを同時に
鳴らすことができるので、複数のボイスを重ねたパフォーマンスモー
ドでの演奏に最適です。
ノート以外のイベントを中心に作られた
アルペジオタイプ(カテゴリー : Cntr)
これらのアルペジオタイプでは、コントロールチェンジやピッチベン
ドデータ中心のシーケンスが組まれており、それを再生することに
よって押鍵中の音の音色が変化していきます。
ノートオン/オフデータを含まないアルペジオもあり、これらを選択
した場合は、アルペジオ関連パラメーターの1つであるKeyMode
(キーモード)をdirect (ダイレクト)に設定する必要があります。画面
は下記のとおりです。
各モードでのアルペジオ関連設定
各モードでのアルペジオ関連の設定を行なう画面は、下記のとおりです。
ボイスモード
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[VOICE] ボイス選択 [SHIFT]+[ARP EDIT] (43、88ページ)
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[VOICE] [UTILITY] Voice画面 (90ページ)
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アルペジオ演奏データのMIDI出力に関する設定は、ボイスモードでは全
ボイス共通の設定ですが、他のモードではパフォーマンスごと、マルチ
ごとの設定になります。
パフォーマンスモード
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[SHIFT]+[PERFORM] パフォーマンス選択 [SHIFT]+[ARP
EDIT] (43、88ページ)
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[SHIFT]+[PERFORM] パフォーマンス選択 [EDIT](1回または
2回押し、パフォーマンスエディット選択) [MUTE/SEL/
ENTER](ランプ消灯) パート選択 Voice画面 ArpSwitch
(ArpSw) (44、80ページ)
マルチモード


[MULTI](緑点灯) マルチ選択 [SHIFT]+[ARP EDIT] (43、88
ページ)

[MULTI](緑点灯) マルチ選択 [SHIFT]+[ARP EDIT]
[MUTE/SEL/ENTER](ランプ消灯) パート選択 Voice画面
ArpSwitch (ArpSw) (44、80ページ)
n
ボイス/パフォーマンス/マルチプレイモード(演奏)中に、
PAGE[
E
][
F
]ボタンでボイス/パフォーマンス/マルチに登録したアル
ペジオを切り替えることができます(43ページ)。
 [VOICE] ボイス選択 [SHIFT]+[ARP EDIT] KeyMode


[SHIFT]+[PERFORM] パフォーマンス選択 [SHIFT]+
[ARP EDIT] KeyMode
 [MULTI] マルチ選択 [SHIFT]+[ARP EDIT] KeyMode