取扱説明書 TONE GENERATOR JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという「禁止」を示します。 「必ず実行」してくださいという強制を示します。 ■ 「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は
警告 電源 / 電源アダプター 水に注意 電源は必ず交流 100V を使用する。 エアコンの電源など交流200Vのものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 必ず実行 禁止 電源アダプターは、必ず指定のもの(PA-301 ま たはヤマハ推奨の同等品)を使用する。 (異なった電源アダプターを使用すると)故障、発 必ず実行 熱、火災などの原因になります。 本体の上に 花瓶や薬品など 液体の入ったも のを置か ない。また、浴室 や雨天時の屋 外など湿気の 多いと ころで使用しない。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または 故障の原因になります。入った場合は、すぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い た上で、お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ修 理ご相談センターに点検をご依頼ください。 濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 電源プラグにほ こりが付着し ている場合は、ほこ り をきれいに拭き取る。 感電やショートのおそれがあります。 禁止 必ず実行 禁止 電源アダプター コードをストー ブなどの熱器具 に近 づけたり、
注意 電源 / 電源アダプター 必ず実行 電源プラグを抜 くときは、電源ア ダプターコード を 持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。 電源アダプターコードが破損して、感電や火災の原 因になることがあります。 必ず実行 必ず実行 この機器を電源コンセントの近くに設置する。 電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源 スイッチを切った状態でも微電流が流れています。 この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラ グをコンセントから抜いてください。 指定のラックを使用する。また、付属のネジがある場 合は必ずそれを使用する。 本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたり する原因になります。 接続 長期 間使 用し ない とき や落 雷の おそ れ があ ると き は、必ずコンセントから電源プラグを抜く。 感電や火災、故障の原因になることがあります。 必ず実行 禁止 必ず実行 たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コ ンセント部が異常発熱 して火災の原因になる ことがあります。 他の機器と
本体上にビニー ル製品やプラ スチック製品、ゴム 製 品などを置かない。 本体のパネルが変色/変質する原因になります。 ●デ ータが破 損したり 失われ たりした 場合の補 償はいた しかねますので、ご了承ください。 ●不 適切な使 用や改造 により 故障した 場合の保 証はいた しかねます。 禁止 禁止 本体の上にのっ たり重いもの をのせたりしな い。ま た、ボタンやスイ ッチ、入出力端子 などに無理な 力 を加えない。 本体が破損したり、お客様や他の方々がけがをした りする原因になります。 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電 源スイッチを 切った状態(電源ス イッチが「STANDBY」の状態)で も微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設計 されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターの プラグをコンセントから抜いてください。 音楽を楽しむエチケット 楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣 近所への配慮を充分にいたしましょう。静かな夜間には小さ な音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思 わぬところで迷惑を
はじめに このたびはヤマハトーンジェネレーター MOTIF-RACK XSをお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。 MOTIF-RACK XSの優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活用いただきますようご案内申しあげます 。 また、ご一読いただいたあとも不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願い申しあげます。 付属品 □ 電源アダプター : PA-301またはヤマハ推奨の同等品 □ 取扱説明書 □ Data List (データリスト) □ ディスク×1枚(付属DAWソフトウェア) □ 保証書 同梱ディスクについて ご注意 • 付属のソフトウェアの著作権は、Steinberg Media Technologies GmbH社が所有します。 • 巻末に付属のソフトウェアのご使用条件が記載されています。付属のソフトウェアをインストールする前に、必ずこのご使用条 件をお読みください。ディスクの包装を解かれた場合は、付属のソフトウェアのご使用条件に同意したことになります。 • 付属のソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変すること
MOTIF-RACK XSの特長 ■ 高品位でバリエーション豊かな音色を誇る1Uラックマウント音源モジュール • ミュージックプロダクションシンセサイザー MOTIF XSの直系の高品位でバリエーション豊かな音色(ボイス)を搭載しており、 多彩な音楽ジャンルに対応します。 • 8パートまで同時に使用できるインサーションエフェクトやパートごとの3バンドイコライザー、新しいアルゴリズムを取り入 れたハイクオリティーリバーブ、VCMなどのエフェクトシステムで、曲制作や演奏の幅を大きく広げることができます。 ■ 本体でのすばやいエディットを可能にしたシンプルなパネルレイアウト 160×64ドットの高密度LCDは視認性に富み、多彩な情報を提供します。操作内容を目で確認しながら、ボタンとエンコーダー ノブを使ってすばやくエディット操作が行なえます。 ■ 多パートの音楽制作に適した「マルチモード」(35ページ) イコライザーやエフェクト、パンなどのバランスを調整したマルチが128種類用意されています。少ないエディット操作で目的に あったマルチを作成するのに役立ちます。 ■ 4パートを同時に使用できるアルペジエーター
取扱説明書の使い方 MOTIF-RACK XSに必要となる取扱説明書は、以下のように構成されています。 ■ 本書 各部の名称と機能(10ページ) MOTIF-RACK XSのフロントパネルにあるボタンやノブ、およびリアパネルにある端子などの名称と機能を説明します。 ご使用前の準備(13ページ) 電源をオンにして使用するまでの準備について説明します。 音を鳴らす(15ページ) デモソングやオーディションフレーズの再生手順を説明します。まずは、この説明にそって音を鳴らしてみましょう。 接続について(17ページ) 様々な用途において必要となる外部機器との接続方法について説明します。 コンピューターの活用(22ページ) コンピューターを活用した音楽制作について説明します。 クイックガイド(25ページ) MOTIF-RACK XSの機能の使い方と操作を説明します。 MOTIF-RACK XSのしくみ(49ページ) MOTIF-RACK XSの内部構成を説明します。 リファレンス(64ページ) 各モードのパラメーターの名称と解説を表形式で説明します。 資料(104ページ) メッセージリスト一覧表、mLAN16E2の取り
目次 はじめに ......................................................................................6 付属品..........................................................................................6 同梱ディスクについて...............................................................6 MOTIF-RACK XSの特長....................................................... 7 取扱説明書の使い方 ................................................................. 8 各部の名称と機能 10 フロントパネル .......................................................................
各部の名称と機能 各 部 の 名 称 と 機 能 フロントパネル ご 使 用 前 の 準 備 1 音 を 鳴 ら す 2 4 5 6 3 接 続 に つ い て ^ 7 ) # 8 ! $ 9 @ % 1 [VOLUME](ボリューム)ノブ 電源オン/スタンバイ(オフ)を切り替えます。「STANDBY」の 位置では、電源スタンバイ(オフ)になり、ノブを「ON」より右 に回すとカチッと音が鳴り、電源オンになります。電源オンの 場合は、マスターボリュームを調節します。ノブを右に回すほ ど、OUTPUT L/R端子やPHONES端子からの出力が大きくなり ます。 コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 ク イ ッ ク ガ イ ド 2 PHONES (ヘッドフォン)端子(13ページ) ステレオヘッドフォンを接続する端子です。 3 LCD (液晶ディスプレイ) MOTIF-RACK XS の し く み バックライト付きの液晶ディスプレイです。さまざまな情報を 表示します。 4 エンコーダーノブ ボ イ ス モ ー ド マ ル チ モ ー ド リ フ ァ レ
各部の名称と機能 ! [EFFECT](エフェクト)ボタン 各 部 の 名 称 と 機 能 [EFFECT]ボタンを押すと、エフェクトダイアログ(34ページ) を表示します。[EFFECT]ボタンを2秒以上押し続けると、各 モードのEffect画面に移ります。 n インサーションエフェクト、システムエフェクト(リバーブ、コーラ ス)、マスターエフェクトがすべてオンに設定されているボイス/マル チを選択すると、[EFFECT]ボタンのランプが点灯します。 ご 使 用 前 の 準 備 @ [EDIT](エディット)ボタン ボイス/マルチモードにおいて、エディットセレクト画面に入る ためのボタンです。 # [MULTI](マルチ)ボタン 音 を 鳴 ら す マルチモード(35、91ページ)に入るためのボタンです。マル チモードのプレイ画面(35ページ)を表示します。 また、本体がマルチモードの場合にMIDIメッセージを受信する と、[MULTI]ボタンのランプが点滅します。 接 続 に つ い て $ [SELECT](セレクト)ボタン ノブ1〜5に割り当てる機能を切り替えるボタンです。ランプが 点灯
各部の名称と機能 リアパネル 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 1 音 を 鳴 ら す 2 1 mLAN16E2取り付け口(108ページ) 別売のmLAN16E2を取り付けることで、IEEE1394対応コン ピューターとの接続が可能になります。 接 続 に つ い て ■ 別売のmLAN16E2を取り付けた場合 1 コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 1 mLAN 1、2 (IEEE1394)端子 IEEE1394対応製品と接続する端子です。IEEE1394標準ケーブ ル(6ピン)で接続します。 n 4.
ご使用前の準備 電源の準備 音を鳴らす準備 次の順番で、付属の電源アダプターを接続します。電源アダプター を接続する前に、MOTIF-RACK XSの電源([VOLUME]ノブ)が 「STANDBY」(オフ)になっていることを確認してください。 1. 2. 3.
ご使用前の準備 接続機器の電源を入れる順番 各 部 の 名 称 と 機 能 MOTIF-RACK XSと外部機器の接続(13、21ページ)が完了した ら、MOTIF-RACK XSと外部オーディオ機器のボリュームが絞ら れている(0になっている)ことを確認し、以下の順番で電源を入れ ます。 ご 使 用 前 の 準 備 電源オン/オフ 電源をオン/オフするときは、スピーカー保護のため、必ず接続先の 外部オーディオ機器のボリュームを下げておいてください。 1.
音を鳴らす 各 部 の 名 称 と 機 能 デモソングを聞いてみよう ご 使 用 前 の 準 備 MOTIF-RACK XSには、あらかじめデモンストレーション用のソングが内蔵されています。 次の手順で聞いてみましょう。 n 13ページの「ご使用前の準備」を参照して接続などのセットアップを行ない、MOTIF-RACK XSから音が出る状態にしてください。 1. [EDIT]ボタンを押しながら[UTILITY]ボタンを押します。 音 を 鳴 ら す 接 続 に つ い て コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 2. デモソングプレイ画面が表示されます。カーソル[∧]/[∨]ボタンやエンコーダーノブで、聞きたい曲を選びます。 ク イ ッ ク ガ イ ド 3.
オーディションフレーズを聞いてみよう 各 部 の 名 称 と 機 能 オーディションフレーズを聞いてみよう MOTIF-RACK XSでは、オーディションフレーズを再生させることで内蔵されているボイスを簡単に確認できます。 ここでは聞きたいボイス を選択して、オーディションフレーズを鳴らしてみましょう。 ご 使 用 前 の 準 備 ボイスモードでのオーディション再生方法 2. カーソル[∧]/[∨]/[<]/[>]ボタンまたはエンコーダーノブ で「General」を選択し、[ENTER]ボタンを押します。 1. [VOICE]ボタンを押します。 [VOICE]ボタンのランプが点灯し、ボイスモードのボイスプレイ 画面が表示されます。 音 を 鳴 ら す (ボイスモードからユーティリティーに入った場合の画面) 接 続 に つ い て ユーティリティー General画面が表示されます。 3. カーソル[∧]/[∨]ボタンで3ページ目にある「Audition 2. カーソル[∧]/[∨]/[<]/[>]ボタンまたはエンコーダーノブ コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 3.
接続について 各 部 の 名 称 と 機 能 コンピューターと外部MIDI機器との接続 ご 使 用 前 の 準 備 本体とコンピューターを接続することで、MIDIデータの送受信ができます。コンピューター上でDAWソフトウェアのソングファイルを再生 させて本体音源を鳴らしたり、コンピューター上のMOTIF-RACK XSエディターを使ってより詳細なエディットができます。 また、必要に応 じてMIDIキーボードやシンセサイザーをコンピューターまたはMOTIF-RACK XSに接続し、コンピューター上のDAWソフトウェアのソング ファイルと、MIDIキーボードの演奏を同時にMOTIF-RACK XSで鳴らすことができます。 n 本体とコンピューターを接続しているときに、外部キーボードを使って本体の音源を鳴らす場合は、コンピューター上のDAWソフトウェアのMIDIスルー機能を使っ て、外部キーボードから受信したMIDIデータを本体(ポート1)にエコーバックさせる必要があります。DAWソフトウェアを使用されない場合は、Studio Manager バージョン2.3.
コンピューターと外部 MIDI 機器との接続 3.. 各 部 の 名 称 と 機 能 [UTILITY]ボタンを押して、ユーティリティーセレクト画面で 「MIDI」を選択し、[ENTER]ボタンまたはエンコーダーノブ を押し、MIDI画面( 99ページ)を表示します。 「MIDI In/Out」 を「USB」に設定します。 ご 使 用 前 の 準 備 4.
コンピューターと外部 MIDI 機器との接続 2.
コンピューターと外部 MIDI 機器との接続 IEEE1394ケーブルで接続した場合のオーディオ/MIDI 信号の流れ 各 部 の 名 称 と 機 能 MOTIF-RACK XSとコンピューターをIEEE1394ケーブルで接続 したときを例にとって、オーディオ/MIDI信号の流れを説明します。 IEEE1394対応 コンピューター ご 使 用 前 の 準 備 AUDIO mLAN IN L/Rなど AUDIO mLAN OUT L/R mLAN OUT 1-14ch AUDIO MIDI mLAN IN 1、3 Port MIDI mLAN OUT 1、3 Port HS80Mなどの パワードスピーカー 接 続 に つ い て MIDI (*1) コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 mLAN OUT 1-14 (*2) mLAN OUT L/R (*3) mLAN IN (*4) MOTIF-RACK XS mLAN16E2のmLAN端子 オーディオ信号の送信 MOTIF-RACK XS ■ mLAN OUT 1〜14(*2) MOTIF-RACK XSの「Ou
外部 MIDI 機器との接続 外部MIDI機器との接続 各 部 の 名 称 と 機 能 市販のMIDIケーブルを使って、MOTIF-RACK XSのMIDI IN/OUT端子と外部MIDI機器のMIDI IN/OUT端子を接続します。外部MIDIキー ボードやシーケンサーでMOTIF-RACK XSの音源を鳴らすことができます。 ここでは、外部MIDIキーボードやシンセサイザーでMOTIF-RACK XSをコントロールする場合を例にして説明します。 ご 使 用 前 の 準 備 MIDI OUT端子 音 を 鳴 ら す MIDI IN端子 MOTIF-RACK XS MOTIF XSなどの外部キーボードやシンセサイザー 接 続 に つ い て 外部MIDIキーボードの鍵盤演奏で本体のボイス(音色)を鳴らしたり、ボイス変更などをコントロールできます。 この接続を行なう場合は、MOTIF-RACK XSを下記に設定します。 [UTILITY] → ユーティリティーセレクト画面で「MIDI」を選択して[ENTER] → 「MIDI In/Out」=「MIDI」 コ ン ピ ュ ー タ ー の 活
コンピューターの活用 各 部 の 名 称 と 機 能 コンピューターを活用した音楽制作 ご 使 用 前 の 準 備 MOTIF-RACK XSとコンピューターを接続することで、DAWソフトウェアなどの音楽アプリケーションとMOTIF-RACK XSおよびMOTIFRACK XSエディターを組み合わせて音楽制作の幅を大きく広げることができます。 ここでは、すでに本体とコンピューターとのUSB TO HOST端子やmLAN端子を使った接続は済ませたものとして、DAWソフトウェアおよ びMOTIF-RACK XSエディターとMOTIF-RACK XSを組み合わせた使い方の例を紹介します。 n DAWとは、デジタルオーディオワークステーション(Digital Audio Workstation)の略で、オーディオの録音や編集、ミキシングなど一連の作業ができるアプリ 音 を 鳴 ら す ケーションソフトのことを指します。代表的なDAWソフトウェアとして、Cubase、Logic、SONAR、Digital Performerなどがあります。MOTIF-RACK XSを Cubaseと組み合わせて使うと、快適
コンピューターを活用した音楽制作 DAWソフトウェア側の設定 1. MOTIF-RACK XSの音源を再生するトラックは、MIDI出 力ポートをUSBまたはmLANのポート1に設定にします。 USBケーブルで接続している場合は「Yamaha MOTIF-R XS-1」または「YAMAHA MOTIF-R XS Port1」に、 IEEE1394ケーブルで接続している場合は「mLAN MIDI Out」 、または「MOTIF-RACK XS」に設定します。 2.
Cubase ソフトウェアとのインテグレーション Cubaseソフトウェアとのインテグレーション 各 部 の 名 称 と 機 能 ヤマハとSteinberg社は、ヤマハのハードウェア機器とSteinberg社のソフトウェアを組み合わせて使用するときに、ハードウェアとソフト ウェアそれぞれの良い部分を活かしながら、さらに利便性の高い環境を提供することを目的として、共同開発を行なっています。そのような 開発によって、CubaseとMOTIF-RACK XSを融合した環境で音楽制作を行なう場合に、 実現されるいくつかの便利な機能があります。ここ では、Cubase 4/ Cubase AI 4を用いて実現される機能やStudio Connections (スタジオコネクションズ)というプロジェクトに関わった 機能について紹介します。詳細および最新情報については、以下のURLをご覧ください。 ご 使 用 前 の 準 備 http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/ ソフトウェアツールのダウンロードについては、以下のURLをご覧ください。 http://www.
クイックガイド 各 部 の 名 称 と 機 能 MOTIF-RACK XSのモードと基本操作 MOTIF-RACK XSでは、操作をわかりやすくするために全体の機能や操作を種類ごとにまとめたものを「 モード」と呼びます。ここでは、 MOTIF-RACK XSを使う上での基本となるモードの構成や、いろいろなモードで共通して使われる操作方法などについて説明します。 MOTIF-RACK XSでは、以下の2つのモードを切り替えてご使用いただけます。演奏方法や音楽制作の状況にあわせて、好きなモードを選ん でください。 ご 使 用 前 の 準 備 ボイスモード 音 を 鳴 ら す 高品位でバリエーション豊かな音色(ボイス)を使った演奏が楽しめるモードです(27ページ)。同時に使用できるボイスは1つだけです。 バンドの1パートを演奏する場合などに活用できます。ボイスには、以下の2種類があります。 接 続 に つ い て • ノーマルボイス(音階演奏のできる楽器を中心とした音色) • ドラムボイス(打楽器を中心とした音色) コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 マルチモード MOTIF-RACK XS
MOTIF-RACK XS のモードと基本操作 各モードの機能と入り方 各 部 の 名 称 と 機 能 各モードの機能と、各モードへの入り方は下表のとおりです。 ご 使 用 前 の 準 備 音 を 鳴 ら す 各モード 機能 入り方 プレイ ボイスの演奏 [VOICE] コモンエディット ボイスのすべてのエレメント/キーに共通する設定の作成/ 編集 [VOICE]→[EDIT] エレメント/キーエディット ボイスのエレメント/キーごとの設定の作成/編集 MOTIF-RACK XSエディターでのみ編集可能 ストア ボイスの保存 [VOICE]→[STORE] ユーティリティー ボイスモードでのみ可能なマスターエフェクト/マスター EQの設定など [VOICE]→[UTILITY] プレイ マルチの演奏 [MULTI] コモンエディット マルチのすべてのパートに共通する設定の作成/編集 [MULTI]→[EDIT]→マルチエディットセレクト画面で 「Common」選択→[ENTER] パートエディット マルチのパートごとの設定の作成/編集 [MULT
ボイスモード 各 部 の 名 称 と 機 能 ボイスモード ここでは、MOTIF-RACK XSの基本となるボイスモードについて説明します。 ボイス(音色)を選んで演奏する ボイスモードのトップ画面にあたるボイスプレイ画面では、さまざ まなボイスから好きなものを選んで演奏できます。 ご 使 用 前 の 準 備 ボイスを選ぶ 1. [VOICE]ボタンを押します。 [VOICE]ボタンのランプが点灯し、ボイスモードのボイスプレ イ画面が表示されます。 ボイスには、以下の2種類があります。 音 を 鳴 ら す ノーマルボイス ピアノ、オルガン、ギター、シンセサイザーなどさまざまな楽器の音色 のボイスです。外部キーボードの鍵盤の音階に合った音程で発音します。 接 続 に つ い て ドラムボイス リズムパートを演奏する場合に使う音色のボイスです。各ノートナン バー (鍵盤)にいろいろな打楽器が割り当てられています。 2.
ボイスモード 3. 各 部 の 名 称 と 機 能 エンコーダーノブやカーソル[∧]/[∨]ボタンでボイスを選 択します。 カテゴリーサーチを使う MOTIF-RACK XSのボイスは、カテゴリーごとに分類されていま す。カテゴリーは、ボイスをピアノ、 オルガンといった楽器の種類 や音のキャラクター別に分けたものです。 カテゴリーサーチは、特 定のカテゴリーを指定して、その中から使いたいボイスをすばやく 探すことができる便利な機能です。 ご 使 用 前 の 準 備 1.
ボイスモード お気に入りのボイスを集めたカテゴリーを 作る(フェーバリットカテゴリー ) カテゴリーサーチには、気に入った音色をフェーバリットカテゴ リーとして登録する機能があります。あらかじめ気に入ったボイス をフェーバリットカテゴリーに登録しておくと、曲作りの際に使い たいボイスをすばやく選び出すことができます。 気に入ったボイスをフェーバリットカテゴリーに登録する 1. 「カテゴリーサーチを使う」(28ページ)の手順1〜4を行な い、選択したカテゴリーのボイスリストを表示させます。 2. カーソル[>]ボタンを押し、フェーバリットチェックボッ クス欄にカーソルを移動させます。 3. カーソル[∧]/[∨]を押すか、エンコーダーノブを回して、 気に入ったボイスを選びます。 4.
ボイスモード ノブ1〜5の機能 各 部 の 名 称 と 機 能 2 ご 使 用 前 の 準 備 4 1 3 ノブ1 音 を 鳴 ら す 接 続 に つ い て ノブ4 ノブ5 11段目のランプが点灯している場合 ノブ1〜2はFilter画面(68、83、96ページ)のパラメーターを、ノブ3はEG画面(68、96ページの FEGの一部のパラメーターを、ノブ4〜5はPlay Mode画面(65、83、94ページ)の一部のパラメー ターを直接変更します。 ノブ1 CUTOFF (カットオフ) フィルターのカットオフ周波数(68、96ページ)を増減して、音色の明るさを変化させます。 ノブ2 RESONANCE (レゾナンス) フィルターのレゾナンス/ウィズ(68、96ページ)を増減して、音に独特のクセを付けて音色が変化する 度合いをコントロールします。 ノブ3 FEG DEPTH (フィルター EGデプス) フィルター EGのデプス(68、96ページ)を増減して、フィルター EGによるカットオフ周波数の変化幅 を増減します。ドラムボイスの場合は、このパラメーターが無効にな
ボイスモード エディットマークについて 各 部 の 名 称 と 機 能 TIP コンペア機能について プレイ画面やエディット画面でパラメーターの値を変更すると、画 面右上にE(エディット)マークが表示されます。この表示により、 選択中のプログラムが設定を変更された状態にあり、まだ保存され ていないことを確認できます。現在の状態を保存するには、ストア (46ページ)の操作を行ないます。 エディットの最中に、エディット前の設定とエディット中の設定と を聞き比べることができます。 1.
ボイスモード 3. 各 部 の 名 称 と 機 能 4.
ボイスモード 3. ボイスのエフェクトを設定する カーソル[∧]/[∨]/[<]/[>]ボタンで「Ins A」/「Ins B」を選択し、[ENTER]ボタンを押します。 各 部 の 名 称 と 機 能 エフェクトパラメーター画面(73ページ)が表示されます。こ こでインサーションエフェクトのタイプやパラメーターを設定 します。 音作りの最終段階でエフェクトを活用し、音に広がりや厚み、歪み 感などの表現力を加えることができます。ボイスモードではボイス ごとにエフェクトを設定できます。エフェクトの構成については、 「MOTIF-RACK XSのしくみ」のエフェクト部(57ページ)を、エ フェクトの各パラメーターについては、「リファレンス」のボイス モードのEffect画面(72ページ)をご覧ください。 エディットしているエフェクトの種類 ご 使 用 前 の 準 備 ここでは、ボイスのエフェクト設定手順の一例を紹介します。 1. ボイスモードで対象のボイスを選びます(27ページ)。 2.
ボイスモード 11. カーソル[∧]/[∨]/[<]/[>]ボタンでセンド、リターン、 各 部 の 名 称 と 機 能 パンなどを選択し、エンコーダーノブを回してレベルを設 定します。 n ドラムボイスの場合、MOTIF-RACK XSエディター上の「Chorus Send (キーコーラスセンド)」/「Reverb Send (キーリバーブセン ド)」(84ページ)、または「Chorus Ins Send (インサーション コーラスセンド)」/「Reverb Ins Send (リバーブインサーション センド)」(84ページ)で各キーごとのセンドレベルを設定できます。 ご 使 用 前 の 準 備 12.
マルチモード マルチモード 各 部 の 名 称 と 機 能 マルチモードは、MOTIF-RACK XSをコンピューターミュージック用(シーケンサー用)のマルチ音源として活用するための優れた機能を備え ています。ソングファイルの各トラックのデータに合わせて、マルチの各パートに別々のMIDIチャンネルと任意のボイスを設定しておけば、 外部シーケンサーでそのソングファイルを再生させるだけで、MOTIF-RACK XSは同時に複数の異なるボイスを使ったアンサンブル演奏を行 なうマルチ音源として機能します。MOTIF-RACK XSでは、最大16チャンネル分の音を鳴らすことができます(52ページ)。また、バンクが 1つだけ(ユーザーバンク)ですので、マルチモードではバンク選択の操作は必要ありません。 ご 使 用 前 の 準 備 n マルチのユーザーバンクについて 工場出荷時のユーザーバンクには、あらかじめ128種類のマルチが用意されています。 これらのユーザーバンクのマルチは、 上書きすると消えてしまいます。エディットしたマルチを保存する場合は、大事なマルチに上書き保存しないようご注意ください。 マルチモー
マルチモード 6. 各 部 の 名 称 と 機 能 すべてのパートに共通のパラメーターをエディットする場合 は、「Common」を選択してコモンエディット画面を呼び出し てください。パート別のパラメーターをエディットする場合 は、パート「1」〜「16」を選択してパートエディット画面 を呼び出してください。 DAWソフトウェアのソングを再生し、MOTIF-RACK XSをマルチ音源として鳴らします。 外部からMIDI情報を受信すると、受信したデータと同じMIDI 受信チャンネルに設定されているパートが発音します。 たとえ ばDAWソフトウェアのソングを再生させると、ソングの各ト ラックのMIDI送信チャンネルと同じMIDI受信チャンネルに設 定されているパートの音が出ます。複数のパートが同じMIDI 受信チャンネルになっている場合、それらのパートは重なって 発音します。 チャンネル設定については、21ページ をご覧ください。 ご 使 用 前 の 準 備 コモンエディット マルチモード 外部キーボード 音 を 鳴 ら す パートエディット 外部シーケンサー 曲再生 4.
マルチモード 7. カーソル[∧]/[∨]ボタンを押してエディットしたいパラ メーターを選択します。 各パラメーターについて詳しくは、リファレンス(91ページ ) をご覧ください。 n エディット画面でカーソル[∨]ボタンを押しながらカーソル[∧]ボタ ンを押すと、画面上のカーソル(反転表示部分)が次のページの先頭 パラメーターに飛びます。逆にカーソル[∧]ボタンを押しながら カーソル[∨]ボタンを押すと、画面上のカーソル(反転表示部分)が1 つ前のページの先頭パラメーターに飛びます。 8. エンコーダーノブを回してパラメーターの値を変更します。 12. エディットしたマルチに名前を付けます。 各 部 の 名 称 と 機 能 コモンエディットのName画面の「Name」で名前を設定しま す。名前の入力方法については、47ページをご覧ください。 13.
マルチモード マルチのエフェクトを設定する 各 部 の 名 称 と 機 能 音作りの最終段階でエフェクトを活用し、さらに表現力を加えることができます。全体にリバーブを深くかけて残響効果を出したり、各パー トにエフェクトをかける量のバランスを調節することで奥行きを表現したりなど、エフェクトの設定によってさまざまな効果が得られます。 マルチモードでは、パートごとに行なう設定と、全パート共通で行なう設定があります。 ご 使 用 前 の 準 備 パートごとに行なう設定(マルチパートエディット) 音 を 鳴 ら す A パートEQ B インサーションエフェクトスイッチのオン/オフ、システムエフェクトへのセンドレベル/ドライレベル 全パート共通で行なう設定(マルチコモンエディット) 接 続 に つ い て C システムエフェクトのエフェクトタイプやリターンレベルなど D マスターエフェクト E マスター EQ マルチモードでのエフェクト設定の流れ システム エフェクト コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 Reverb Type 音源部 パート1 パート2 ク イ ッ ク
マルチモード 6. カーソル[∧]/[∨]ボタンで「Chorus Send」/ 「Reverb Send」/「Dry Level」を選択し、エンコー ダーノブを回して各パートのリバーブ、コーラスエフェク トの深さを設定します B 。 各パートにリバーブ、コーラスエフェクトをかけるレベルを設 定します。「Chorus Send (コーラスセンド)」、「Reverb Send (リバーブセンド)」、「Dry Level (ドライレベル)」の 3つのパラメーターがあります。 10.
アルペジオ機能を使う n 実際のパート1〜4の「Receive Ch」は、「Layer 1-4 Parts 複数パートを1チャンネルのMIDIデー タで発音させる 各 部 の 名 称 と 機 能 Switch」を「on」にしても、「on」にする前の設定が維持されま す。「Layer 1-4 Parts」が「off」の場合に、実際のパート1〜4の 「Receive Ch」が有効になります。 n 工場出荷時のマルチの設定から変更している場合は、「Layer 1-4 マルチモードでは、外部MIDIキーボードやDAWソフトウェアから の1チャンネルのMIDIデータを受信することによって、4パートの ボイスを同時に鳴らす設定にできます。工場出荷時に用意されてい る128種類のマルチは、パート1〜4を1チャンネルで同時に発音 させることにより、曲のイメージを膨らませるような迫力や厚みの ある演奏ができます。 ここでは、外部MIDIキーボードを使って、4パートのボイスを同時 に演奏する手順を説明します。本体に外部MIDIキーボードを接続し た上で、下記手順を行なってみましょう。 ご 使 用 前 の 準 備 音
アルペジオ機能を使う アルペジオの構成 各 部 の 名 称 と 機 能 アルペジオ機能は、以下の図のような構成になっています。 ボイス Arp Sw = on アルペジオデータ 6,633種類 (17カテゴリー) アルペジオ 5 アルペジオ 4 アルペジオ 3 アルペジオ 2 アルペジオ 1 マルチ* Arp Commo Sw = on パート1 Arp Sw = on アルペジオ 5 アルペジオ 4 アルペジオ 3 ボイス Arp Sw = on アルペジオ 2 アルペジオ 1 アルペジオ 5 アルペジオ 4 アルペジオ 3 アルペジオ 2 アルペジオ 1 パート2 パート3 Arp Sw = on Arp Sw = off アルペジオ 5 アルペジオ 4 アルペジオ 3 アルペジオ 5 アルペジオ 4 アルペジオ 3 アルペジオ 2 アルペジオ 2 アルペジオ 1 アルペジオ 1 パート15 Arp Sw = on アルペジオ 5 アルペジオ 4 アルペジオ 3 アルペジオ 2 アルペジオ 1 パート16 Arp Sw = on ご 使 用 前 の 準 備
アルペジオ機能を使う 6.
アルペジオ機能を使う 次に、アルペジオデータをMIDIデータとしてDAWソフトウェアに 録音します 。 9. MOTIF-RACK XS側で、アルペジオスイッチをオンに設 定しているパートのパートエディットのArp Edit画面で、 「Arp MIDI Out Sw」を「on」に設定し、「Arp Transmit Ch」でアルペジオの送信チャンネルを設定し ます。 これらの設定により、アルペジオの再生データがMIDIデータ として外部に出力されるようになります。 10.
外部 MIDI 機器で MOTIF-RACK XS をコントロールする 外部MIDI機器でMOTIF-RACK XSをコントロールする 各 部 の 名 称 と 機 能 MOTIF-RACK XSを演奏するには、鍵盤(キーボード)、ピッチベンドホイール、モジュレーションホイールなどがついた外部キーボード/コ ントローラーや、ソングを制作できるDAWソフトウェアなどが必要です。鍵盤演奏やDAWソフトウェアによる情報は、MIDIメッセージとし て本体の音源部に送られ、実際に音が鳴ります。 ご 使 用 前 の 準 備 MOTIF-RACK XSで使える外部コントローラー MOTIF-RACK XSのUSB端子に接続したコンピューターやMOTIF-RACK XSのMIDI IN端子に、シンセサイザーなどのMIDI機器を接続する ことで、MIDI機器の鍵盤やピッチベンド/モジュレーションホイール、リボンコントローラー、 スライダーなどでもMOTIF-RACK XSを演奏 することができます。また、MOTIF-RACK XSに接続した外部MIDI機器に、別売のブレスコントローラー (BC3など)やフットスイッチ
外部 MIDI 機器で MOTIF-RACK XS をコントロールする ソース(Src)とデスティネーション(Dest) コントローラーセットの中では、コントローラーのことをソース (Src)、コントローラーでコントロールされる機能をデスティネー ション(Dest)と呼びます。Dest (デスティネーション)として、前 ページの図の例以外にもさまざまな機能が用意されています。詳細 は、別冊データリストのコントロールリストをご参照ください。 たとえば、機能割り当てが可能な外部コントローラーでボイスのパ ンをコントロールするには、本体に外部コントローラーを接続した 上で以下の手順を行なってください。 1.
ボイス / マルチ / ユーティリティー設定を保存する ボイス/マルチ/ユーティリティー設定を保存する 各 部 の 名 称 と 機 能 エディットしたボイス/マルチは、本体内のユーザーメモリー (47ページ)にストア(保存)できます。また、編集中のボイス/マルチのデータを 外部MIDI機器やDAWソフトウェアにバルクデータとして保存できます。 ご 使 用 前 の 準 備 ボイス/マルチ/ユーティリティー設定 を本体に保存する(ストア) 音 を 鳴 ら す 実行確認の画面が表示されます。 名前を変更する場合は、ストアを行なう前に設定します。47ページ の「ボイス/マルチネームの設定(文字入力)」の説明をご覧ください。 ストアを実行すると、ストア先のデータは失われてしまいます。大切な データは、あらかじめコンピューター上のMOTIF-RACK XSエディター などに保存してください。 1. コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 エディットしたあと、[STORE]ボタンを押します。 [ENTER]ボタンまたはエンコーダーノブを押すとストアが実 行されます。画面に「Completed.
ボイス / マルチ / ユーティリティー設定を保存する 選択中のボイス/マルチを外部機器に 保存する(バルクダンプ) ボイス/マルチモードで現在編集中のデータ(エディットバッファー 上のデータ)を、バルクダンプ機能を使って、本体に接続されている コンピューターなどにMIDIデータとして保存できます。 各 部 の 名 称 と 機 能 ボイス/マルチネームの設定(文字入力) ボイス/マルチのコモンエディットモード時のName画面に、ボイ ス/マルチ名を設定する「Name (ネーム)」パラメーターがありま す。文字入力の手順は以下のとおりです。 1. ボイス/マルチのコモンエディットのName画面で、「Name」を 選択します(65、91ページ)。 ご 使 用 前 の 準 備 n コンピューターとMOTIF-RACK XSとの接続については、17ページをご 覧ください。 n バルクダンプを行なうためには、「Device No.」や「Receive Bulk」を 適切に設定する必要があります。詳細は、100ページ をご覧ください。 データを保存する 1.
工場出荷時の状態に戻す ( ファクトリーセット ) 各 部 の 名 称 と 機 能 ここでは、MOTIF-RACK XSで使われている内部メモリーについ て説明します。 フラッシュ ROM ROM (ロム=Read Only Memoryの略)とは、読み出し専用のメモ リーのことで、従来はデータを書き換えることはできませんでし た。それに対してフラッシュ ROMは、従来のROMと違ってデータ の消去/書き込みができるROMです。フラッシュ ROM上のデータ は、電源を切っても消えません。 ご 使 用 前 の 準 備 DRAM RAM (ラム=Random Access Memory)は、読みだし/書き込み の両方が可能なメモリーのことです。RAMには、記憶を保持でき る条件によりSRAM (Static RAM)とDRAM (Dynamic RAM)の 2種類があります。本体に搭載されているのは、DRAMのみです。 DRAM上のデータは電源を切ると消えてしまいますので、電源を切 る前に、本体のフラッシュ ROMや本体に接続しているコンピュー ターなどへの保存が必要です。 音 を 鳴 ら す 接 続
MOTIF-RACK XSのしくみ 各 部 の 名 称 と 機 能 MOTIF-RACK XSを構成する5つのブロック ご 使 用 前 の 準 備 MOTIF-RACK XSは、音源部、オーディオ入力部、アルペジオ部、コントローラー部、エフェクト部の5つのブロックから構成され ています。 MOTIF-RACK XS MIDIメッセージが流れます オーディオ(音声)信号が流れます 音 を 鳴 ら す エフェクト部(57ページ) 音源部(50ページ) AWM2 音源 16パート ボイス、マルチ コントローラー部 (57ページ) システムエフェクト インサーションエフェクト×8 エレメントEQ パートEQ マスターエフェクト マスターEQ 接 続 に つ い て ノブ * アルペジオ部(53ページ) アルペジエーター×4 コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 オーディオ入力部 (53ページ) mLAN MIDIアウトプット MIDIインプット オーディオインプット オーディオアウトプット USB、MIDI、mLAN USB、MIDI、mLAN mLAN (別売のmLAN1
音源部 音源部 各 部 の 名 称 と 機 能 外部MIDIコントローラーやシーケンサー、本体アルペジオ部やコントローラー部からのMIDI情報を受けて、実際に発音するブロック です。MIDI情報には、MIDIチャンネルという1〜16の番号が割り当てられており、同時に16チャンネル分の情報を扱えます。また、 16個しかないMIDIチャンネルを拡張するためのものとして、MIDIポートがあります。本体の音源部では、ポート1のMIDIメッセー ジのみを受信します。選んでいるモードによってパート構成やメモリー構成など、音源部のしくみが大きく変わります。 ご 使 用 前 の 準 備 ボイスモードでの音源部のしくみ 音 を 鳴 ら す ボイスモードでのパート構成 ボイスモードでは、音源部は1パートで構成され、1つのボイスを選 んで演奏する状態になります。1パートで構成されているため、受信 するMIDIチャンネルは1つだけです。このように1チャンネルの MIDIデータだけを受信する音源の状態をシングル音源と呼びます。 ボイスモードでのMIDI受信チャンネルは、ユーティリティー Voice MIDI画面の「Rece
音源部 XA機能について XA機能(エクスパンデッド アーティキュレーション機能)は、生楽器 に近い自然な音を出すことや、シンセ系の音色での新たな演奏表現 を創り出す新しい機能です。これまでのシンセサイザーとは異なる 次の5点について、工夫を行なっています。 自然なレガートを再現する これまでのシンセサイザーでは、モノモードでレガート演奏したと き、前の音のエンベロープを次の音が引き継ぐという形でレガート 演奏を再現していましたが、生楽器のレガート時の発音とは違って いました。MOTIF-RACK XSでは、アタックのある音を発音するエ レメント(XAモード=normal)とレガート時に発音するエレメント (XAモード= legato)を、XAモードで自動的に切り替えることで、 より自然なレガート演奏を再現しています。 エレメント/ドラムキーのしくみ エレメントおよびドラムキーは、音作りの最小単位で、シンセサイ ザーとしての機能と構造を備えています。図のように、MOTIFRACK XSエディター上の「OSC (オシレーター )」で選択した ウェーブフォームを元にして、「Tune (チューン)」および「P
音源部 アンプリチュード 各 部 の 名 称 と 機 能 MOTIF-RACK XSエディターのアンプリチュード設定画面では、エ レメントの音量やパンなど、音量に関する設定をします。 アンプリチュードに関するパラメーターは、ボイスエレメントエ ディットのAMP Level/Pan (79ページ)、AMP Scale (81ページ)、 ドラムボイスキーエディットのAMP Level/Pan (85ページ)やAEG (86ページ)をご覧ください。 ご 使 用 前 の 準 備 LFO (ローフリーケンシーオシレーター ) LFOは、低周波数を発振するユニットです。 LFOから発振された低周波数によって、各エレメントのピッチ、 フィルター、アンプリチュードが変調され、ビブラート(ピッチを揺 らす効果)、ワウワウ(音色を揺らす効果)、トレモロ(音量を揺らす効 果)がそれぞれ得られます。LFOの設定は、ボイスコモンエディット のLFO (コモンLFO)画面(69ページ)、ボイスエレメントエディット のLFO (エレメントLFO)画面(81ページ)をご覧ください。 音 を 鳴 ら す 接 続 に つ い て
オーディオ入力部 オーディオ入力部 各 部 の 名 称 と 機 能 mLAN端子(別売のmLAN16E2装着時)からのオーディオ信号に対して、ボリュームやパン、エフェクトへ送る量などをコントロー ルするブロックです。エフェクトへ送られた信号は、本体のオーディオ信号とミックスされて、エフェクトに送られなかった信号と ともにアウトプット端子から出力されます。mLAN端子からの信号は、エフェクト部のシステムエフェクト、マスターエフェクト、 マスター EQに送ることが可能です。 オーディオ入力部のボリュームやパン、エフェクトへ送る量の設定は、下記で設定します。 モード 画面 ご 使 用 前 の 準 備 参照ページ ボイスモード ユーティリティーのVoice mLAN画面 102ページ マルチモード マルチコモンエディットのmLAN In画面 91ページ 音 を 鳴 ら す アルペジオ部 接 続 に つ い て アルペジオとは、鍵盤を押さえるだけでさまざまなシーケンスが、その時点で選択されているボイスで自動的に演奏される機能です。 MOTIF-RACK XSのアルペジオではアルペジオの
アルペジオ部 n *が付いたサブカテゴリーに分類されたアルペジオタイプは、1 つのタイプ内でベロシティーの範囲がいくつか設けられており、 その範囲ごとに異なったフレーズが割り当てられています。ボ イスにこのアルペジオタイプを設定したとき、ボイスを構成す る各エレメントのベロシティーリミット(74ページ)を、下記に 示す各アルペジオのベロシティーリミットに合わせることに よって、アルペジオを効果的に再生させることができます。 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 4 ARP Name (アルペジオネーム) アルペジオタイプの名前を示します。 アルペジオタイプの拍子を示します。 「2Z̲*****」: 1〜90、91〜127 「4Z̲*****」: 1〜70、71〜90、91〜110、111〜127 6 Length (レングス) 「8Z̲*****」: 1〜16、17〜32、33〜48、49〜64、65〜 80、81〜96、97〜108、109〜127 アルペジオタイプの長さ(小節数) を示します。 「Loop(ループ)」*を offに設定したときに再生する小節数です。
アルペジオ部 n 「Arp Sw」が「on」の場合、サステインのコントロールチェン ジ(コントロールナンバー =64)を受信することによって、 「Arp Hold」が「on」の場合と同じ効果が得られます。 アルペジオのテンポをノブで変更する [SELECT]ボタンを何度か押して一番下のランプを点灯させると、 ノブ5でアルペジオの鳴り方を変更できるようになります。アルペジ オを再生しながらノブを操作してアルペジオのテンポを変更してみ ましょう。 各 部 の 名 称 と 機 能 押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係について 押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係は、アルペジオタイプのカ テゴリーによって、大きく3つのタイプに分けることができます。 ご 使 用 前 の 準 備 ノーマルボイス用のアルペジオタイプ ノーマルボイスで鳴らすことを想定して作られたアルペジオタイプ (DrPc、Cntr以外のカテゴリーが該当)には、アルペジオの鳴り方と して下記3種類が用意されています。 音 を 鳴 ら す 押鍵音だけが鳴るタイプ 押鍵音(押鍵音に対するオクターブ音も含む)だけを使って、アルペジ オが自動演奏さ
アルペジオ部 押鍵音に割り当てられた打楽器だけを使うタイプ 各 部 の 名 称 と 機 能 1つの鍵盤を押した場合は、その鍵盤に割り当てられた打楽器を使っ たリズムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を追加で押していく と、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、追 加されていきます。したがって、複数の鍵盤を押すことで、押した 鍵盤に割り当てられた打楽器音を使ったドラムパターンを作り上げ ることになります。ただし、「Key Mode (キーモード)」を「thru」 または「thru+direct」に設定している場合、同じ鍵盤でも、押す順 番によってドラムパターンが変わってきますので、同じ打楽器を 使っていろいろな種類のリズムパターンを作りだせます。 ご 使 用 前 の 準 備 n 上記3種類のタイプは、特にカテゴリー名やタイプ名で区別さ れているわけではありません。アルペジオタイプを選んで実際 に鳴らしてみることで確認できます。 音 を 鳴 ら す n これらのアルペジオタイプはドラムボイスを想定して作られて いるため、ノーマルボイスを使って鳴らしても、音楽的な演奏 にはならない可能性
コントローラー部 コントローラー部 各 部 の 名 称 と 機 能 MIDIデータを出力して、音源部をコントロールするブロックです。 MOTIF-RACK XSにはノブが付いており、外部MIDIキーボードを演奏しながら本体のノブを操作することで、鳴っているボイスの音 色や音質、音量をリアルタイムに変更できます。 ご 使 用 前 の 準 備 ノブの使い方については、クイックガイドの29ページをご覧ください。 音 を 鳴 ら す エフェクト部 音源部やオーディオ入力部から出力された音声に、残響、広がり、厚みなど、さまざまな効果をかけ、音を加工する装置です。音作 りの最終段階でエフェクトを活用することによって、さらに表現力を加えます。 エフェクトの構成 システムエフェクト(リバーブ、コーラス) エレメントEQ コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 ノーマルボイスの各エレメント、ドラムボイスの各ドラムキーが持 つEQです。2バンドのシェルビングタイプのパラメトリックEQと、 1バンドのピーキングタイプのパラメトリックEQ、そして単に出力 音をブーストするEQの3種類のタイプから選んでパラメーター
エフェクト部 各 部 の 名 称 と 機 能 各モードでのエフェクト接続と設定 ボイスモード 1 2 ボイス エレメントまたはキー ご 使 用 前 の 準 備 コモンEQ 4 3 エレメントEQ 5 インサーションA インサーションB 7 マスター エフェクト マスターEQ リターンレベル エレメント1〜8 ドラムキーC0〜C6 リバーブ コーラストゥー リバーブ センドレベル 音 を 鳴 ら す コーラス 1 MOTIF-RACK XSエディター上のエレメント/ドラムキーご とのエレメントEQの設定。 設定画面 5 リバーブとコーラスについての設定。 設定画面 ボイスコモンエディットの「Chorus」/「Reverb」のエフェクト パラメーター画面(73ページ) MOTIF-RACK XSエディター上のボイスエレメントエディット/ボ イスキーエディットのEQ(82、86ページ) 接 続 に つ い て 6 マスターエフェクトのエフェクトタイプとエフェクトパラメー ターをの設定。 設定画面 2 すべてのエレメント/ドラムキーに共通するコモンEQの設定。 設
エフェクト部 エフェクトプログラムのカテゴリーとタイプ について ここでは、各エフェクトタイプのしくみや効果について説明します。 また、そのカテゴリーに含まれるエフェクトタイプを紹介します。 エフェクトを設定する際の参考にしてください。 カテゴリーごとに掲載しているエフェクトタイプリストには、リ バーブ(Rev)、コーラス(Cho)、インサーションA/B (Ins)、マス ターエフェクト(Mas)それぞれに含まれているかどうかを丸印また はー (ハイフン)で表示しています。丸印が割り当てられているエ フェクトタイプは、画面上で選択できます。 Reverb (リバーブ) 複雑な残響音を人工的に作って、音が鳴っている空間の拡がりを再 現するエフェクトです。音に自然な余韻を与え、空間や奥行きを演 出できます。再現する空間の大きさや響き方によって、HALL、 ROOM、PLATE、STAGEなどのプログラムがあります。 エフェクトタイプ REV-X HALL R3 HALL Rev Cho Ins O – – O – – エフェクトタイプ Cho Ins Mas CONTROL D
エフェクト部 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 Phaser (フェーザー ) Compressor (コンプレッサー ) 位相をずらして原音とミックスするフェーズシフト回路とその出力 をフィードバックする回路を持つエフェクターです。シュワシュワ といった独特のトーンで、メローなサウンドを作ることができます。 フランジャーよりも目が細かく効果が柔らかいので活用できる範囲 は広く、特にエレピに使うと多彩な音作りができます。 大きな音を圧縮したり小さな音を持ち上げたりして、音のツブをそ ろえたり音に迫力を出したりするエフェクトです。アタックやリ リースを設定することで、音のアタック感やリリースの長さなども コントロールできます。マルチバンドコンプは、特定の周波数帯域 で働く3台のコンプレッサーを組み合わせたもので、イコライザーと コンプレッサーを組み合わせたような積極的な音作りが可能です。 エフェクトタイプ 音 を 鳴 ら す Cho Ins VCM PHASER MONO O O 説明 VCM PHASER STEREO O O "VCM"技術を用い
エフェクト部 エフェクトタイプ Ins Mas DYNAMIC FILTER O O 入力音のレベルによって、フィル ターのカットオフ周波数をリアルタ イムにコントロールするエフェクト です。 説明 AUTO SYNTH O – ディレイと変調の組み合わせで入力 信号を再合成するエフェクトです。 ISOLATOR O O 強力な効きのフィルターを使って帯 域別に音量をコントロールするエ フェクトです。 SLICE O O 入力音をぶつ切りにするエフェクト です。 TECH MODULATION O – 独特の変調をかけ、入力音を金属的 なサウンドに変身させるエフェクト です。 VCM Phaser Mono、VCM Phaser Stereo 各 部 の 名 称 と 機 能 1970年代のアナログフェーザーの特性をシミュレートしています。 このアルゴリズムは特定のVintage Phaserの再現にこだわること なく、フェーザーに求められるサウンドメイキングを非常に高い自 由度で実現したモデルです。モノとステレオの2種類のプログラムを 搭載しています。
エフェクト部 エフェクトパラメーター解説 各 部 の 名 称 と 機 能 ここでは、各エフェクトタイプのエフェクトパラメーターの一部を、 アルファベット順に説明します。 n この表中のパラメーター名は正式名称を記載しています。本体 の画面上では、省略表記で表示されているパラメーターもある ため、表中の名称と一致しない場合があります。目的のパラ メーターが見つからない場合は、別冊データリストのEffect Parameter Listでパラメーターの正式名称を確認した上で、 この表をご覧ください。 ご 使 用 前 の 準 備 n 同じパラメーター名でも、意味がエフェクトタイプによって異 なるものがあります。その場合、1つのパラメーターにつき、 複数の説明文を載せています。各説明文に該当するエフェクト タイプ名は、文頭に記しています。 音 を 鳴 ら す パラメーター名 接 続 に つ い て コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 ク イ ッ ク ガ イ ド MOTIF-RACK XS ボ イ ス モ ー ド マ ル チ モ ー ド リ フ ァ レ ン ス ユ ー テ ィ リ テ
エフェクト部 パラメーター名 LFO Speed LFO Wave パラメーターの意味 [CHORUS系、FLANGER系、 TREMOLO、 RING MODULATOR] 変調の周波数を設定する パラメーター名 パラメーターの意味 Phase Shift Offset 位相変調のオフセット値を設定する Pitch 1, 2 1、2系列目の半音単位のピッチをそれぞれ設定する [TEMPO FLANGER、 TEMPO PHASER] 変調スピードを音符で 指定する PM Depth 音程変調の深さを設定する [AUTO PAN] オートパンの周波数を設定する Pre Mod HPF Cutoff Frequency 変調変更前の低音域をカットするハイパスフィルターのカットオ フ周波数を設定する [FLANGER系、RING MODULATOR] 変調波形を選択する [AUTO PAN] パンニングカーブを変更する Pre-LPF Cutoff Frequency 高域をカットするローパスフィルターのカットオフ周波数を設定 する [VCM AUTO WAH] 波形を選択する
リファレンス 各 部 の 名 称 と 機 能 ここでは、MOTIF-RACK XSおよびMOTIF-RACK XSエディターで設定できるパラメーターを説明します。 MOTIF-RACK XSのコモンエ ディットの一部のパラメーターやエレメント/キーエディットのパラメーターは、MOTIF-RACK XSエディターでのみエディット(編集)可能 です。MOTIF-RACK XS本体とMOTIF-RACK XSエディターとを同期させてお使いいただくと、 どちらか一方で設定を変更したらもう一方 の設定も自動的に変更されるので、適宜使い分けてスムーズにエディット操作が行なえます。データ同期方法については、MOTIF-RACK XS エディター取扱説明書をご覧ください。 ご 使 用 前 の 準 備 各エディット画面への詳しい操作手順は、「クイックガイド」(25ページ)をご覧ください。 マークについて 音 を 鳴 ら す 本書のリファレンスでは、MOTIF-RACK XSエディターにしかないパラメーターに、 マークを付けています。 エディット画面の見方 1 このマークは、上(▲ )/下(▼)ページが隠れている
ボイスモード 1 Name (ネーム) Name (ボイスネーム) ボイスに名前をつけます。 「Name」にカーソルがあるときに、[ENTER]ボタンを押してネーミングダイ アログを表示し、名前を入力します。英数字を使って最大20文字まで設定できます。名前の入力方法につ いて詳しくは、クイックガイドのボイスネームの設定(文字入力) (47ページ)をご覧ください。 Main 1 Ctgry (メインカテゴリー 1) ボイスが属する2種類のメインカテゴリーとそれに付属するサブカテゴリーを設定します。 カテゴリーとは音色の種類や特徴を一目でわかるようにするためのキーワードで、適切なカテゴリーを設 定しておくと、多くのボイスの中から目的のボイスを短時間で見つけ出せます。 メインカテゴリーは楽器の大きな区分けを示すもので、あらかじめ用意されている16種類の中から選びま す。サブカテゴリーはメインカテゴリーの中をさらに細かく分類するためのもので、カテゴリーごとに用 意されている最大5種類から選びます。 Sub 1 Ctgry (サブカテゴリー 1) Main 2 Ctgry (メインカテゴリー 2) Sub 2
ボイスモード Porta Lgt Slope (ポルタメントレガートスロープ) 各 部 の 名 称 と 機 能 「Mono/Poly(モノ/ポリ)」を「mono」に設定してレガートで演奏すると、選んでいるボイスに割り当て られているウェーブフォームのアタックの速さによっては、音の立ち上がりが不自然になる場合がありま す。そういった場合に、このパラメーターで音の立ち上がりを調整します。通常は、アタックの短い ウェーブフォームではこの値を小さく、長い場合は大きく設定します。 設定値: 0〜7 Micro Tune Bank (マイクロチューニングバンク) ご 使 用 前 の 準 備 preset (プリセット) ..............................本体にあらかじめ準備されている13種類のマイクロチューニングを選択できます。 user (ユーザー ).....................................
ボイスモード Unit Multiply (ユニットマルチプライ) アルペジオの再生時間を伸縮する度合いを変更します。再生時間を伸縮することでアルペジオの譜割やテ ンポが変化し、元のアルペジオとは異なったタイプのアルペジオとなります。たとえば、値を200%に設 定すると、元の再生時間の2倍となり、結果としてテンポが半分にダウンします。また、逆に値を50%に 設定すると、元の再生時間の半分になり、テンポは倍のスピードにアップします。元の再生時間のまま変 更しない場合は100%を設定します。 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: 50%、66%、75%、100%、133%、150%、200% Quantize Value (クオンタイズバリュー ) クオンタイズやスイングをかけるときの基準となる音符を設定します。表示される数値はクロックを表し ています。 ご 使 用 前 の 準 備 設定値: 2 60 (32分音符)、 63 80 (16分3連符)、6 120 (16分音符)、 83 160 (8分3連符)、 8 240 (8分音 符)、 43 320 (4分3連符)、 4 480 (4分音符
ボイスモード Trigger Mode (トリガーモード) 各 部 の 名 称 と 機 能 ノートオンを受信するとアルペジオの再生がスタートし、ノートオフを受信するとストップする状態 (gate)と、ノートオンを受信するたびにアルペジオ再生のスタートとストップが交互に切り替わる状態 (toggle)を切り替えます。 「gate」は通常のアルペジオの状態です。「toggle」は、ノートオフを受信し てもアルペジオ再生がストップせず、ストップしたいタイミングでのノートオンを受信させると、いつで もアルペジオ再生をストップできるので便利です。 設定値: gate (ゲート)、toggle (トグル) n トリガーモードが「toggle」に設定されていると、Arp Edit画面の「Arp Hold」(66ページ)が「on」に設定さ ご 使 用 前 の 準 備 れていても、ノートオンを受信するたびにアルペジオ再生のスタートとストップが交互に切り替わります。 Accnt Vel Th (アクセント ベロシティースレッショルド) プリセットされている一部のアルペジオパターンには、アクセントフレーズと呼ばれる
ボイスモード AEG Attack (AEG アタックタイム) AEG Decay (AEG ディケイタイム) AEG Sustain (AEG サステインレベル) AEG Release (AEG リリースタイム) ノートオンを受信した瞬間から音が消えるまでの、音量の時間的な変化を作ることができます。ここでの 設定は、各エレメントで設定されているアンプリチュードEG (80ページ)の各設定値を、間接的に増減し ます。 各パラメーターは、ノブから直接操作可能なパラメーターです。 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: -64〜+0〜+63 6 LFO (コモンLFO) ご 使 用 前 の 準 備 ビブラートやトレモロ、ワウ効果などの周期的な変化を作り出すLFOの効果について設定します。ここでは、すべてのエレメントに共通にかかるコ モンLFOの設定を行ないます。 Wave (ウェーブ) ウェーブを選択して、LFOの揺れ方(周期的な変化の仕方)を設定します。 設定値: triangle (トライアングル: 三角波)、triangle+ (トライアングル+)、saw up (ソーアップ: ノコギリ波
ボイスモード Delay Time (ディレイタイム) 各 部 の 名 称 と 機 能 ノートオンを受信してからLFOの効果が始まるまでの時間を設定します。値が大きいほどLFOの効果が始 まるまでの時間が長くなります。 設定値: 0〜127 Fade in Time (フェードインタイム) LFOの効果が徐々に深くかかっていく時間を設定します。値が大きいほどLFOの効果が始まってから最大 レベルになるまでの時間が長くなり、ゆっくりと変化が大きくなっていきます。0に設定すると、LFOの 効果はフェードインされず、すぐに最大値になります。 設定値: 0〜127 ご 使 用 前 の 準 備 Hold Time (ホールドタイム) LFOの効果が最大レベルに達したあと、フェー ドアウトに移行するまでの持続時間を設定しま す。値が大きいほど持続時間が長くなります。 「hold」に設定すると、フェードアウトには移 行しなくなります。 フェードイン ホールド フェードアウト 最大値 時間 設定値: 0〜126、hold 音 を 鳴 ら す Fade out Time (フェードアウトタイム)
ボイスモード User LFO Slope (スロープ) MOTIF-RACK XSエディター上で、現在表示されている波形グラフの傾斜を設定します。 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: off、up、down、up&down off .............................................................傾斜をなくします。 up (アップ) ..............................................上昇の傾斜にします。 down (ダウン) ........................................ 下降の傾斜にします。 up&down (アップアンドダウン) .................上昇して下降する傾斜にします。 User LFO Template (テンプレート) MOTIF-RACK XSエディター上で、オリジナル波形を作成するときの基になる波形を、あらかじめ用意さ れたテンプレートの中から選びます。 ご 使 用 前 の 準 備 設定値: all 0 (オール0) .
ボイスモード Ctrl Set 1〜6 Dest (コントローラーセット1〜6デスティネーション) 各 部 の 名 称 と 機 能 コントローラーに割り当てる機能を設定します。ボリューム、ピッチ、LFOの深さなど、69種類の機能 から選択できます。 設定値: 別冊データリストのコントロールリストをご覧ください。 n コントロールリストにある「Insertion Effect A/B Parameter 1〜16」は、実際は現在選択中のエフェクトタ イプの実パラメーター名が表示されます。該当するパラメーターが、存在しないか設定されていないものについ ては、 「insA/B---(Prm 1〜16)」と表示されます。 n MOTIF-RACK XSエディター上の「Controller Set 1〜6 Element Sw」が1セット内で1つでもオフに設定さ れている場合、「Ctrl Set 1〜6 Dest」をエレメントに関するパラメーターに設定すると、 「Ctrl Set 1〜6 Src」と「Ctrl Set 1〜6 Dest」と「Ctrl Set 1〜6 Depth」の設定値の先頭に「!」が表示され
ボイスモード Element Out 1〜8 (エレメントアウト1〜8) MOTIF-RACK XSエディター上で、各エレメントの出力先を、インサーションエフェクトA、Bのどちら にするかを設定します。また、インサーションエフェクトを通さない設定(thru=スルー )にすることもで きます。 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: thru (スルー )、insA (インサーションA)、insB (インサーションB) 9 Ins A (インサーションエフェクトA) ) Ins B (インサーションエフェクトB) ここにカーソルがあるときに、[ENTER]ボタンを押すか、またはエンコーダーノブを押すと、各エフェク トのタイプやパラメーターを設定するエフェクトパラメーター画面に移ります。 ご 使 用 前 の 準 備 ! Chorus (コーラス) @ Reverb (リバーブ) エフェクトパラメーター Switch (スイッチ) マスターエフェクトでのみ有効なパラメーターです。ここでは、変更できません。 Category (カテゴリー ) カテゴリーでは、エフェクトの大きな区分けを選びます
ボイスモード Elm Group (エレメントグループ) 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: 1〜8 Key on Delay (キーオンディレイ) ご 使 用 前 の 準 備 Tempo Sync (ディレイ テンポシンク) 「Key On Delay」のタイミングを、アルペジオの再生テンポと同期させるかどうかを設定します。 Tempo (ディレイ テンポ) 「Tempo Sync (ディレイテンポシンク)」=「on」の場合に有効なパラメーターです。キーオンディレイ のタイミングを音符で設定します。 設定値: off (同期させない)、on (同期させる) 設定値:16th (16分音符)、8th/3 (8分音符の3連符)、16th. (付点16分音符)、8th (8分音符)、4th/3 (4分音符の3連 符)、8th.(付点8分音符)、4th (4分音符)、2nd/3 (2分音符の3連符)、4th. (付点4分音符)、2nd (2分音符)、 whole/3 (全音符の3連符)、2nd.
ボイスモード Pitch Key Follow (ピッチ キーフォローセンシティビティー ) 「Pitch Key Follow Center Key」で設定したノー トのピッチを基準として、となりのノートとの音程 を設定します。+100%でとなりのノートとの音程 が通常どおり半音となり、+200%で全音、+50% でクォータートーン(1/4音)となります。+0%では となりのノートとの音程がなくなり、すべてのノー トでセンターキーで指定したピッチが鳴ります。マ イナス(−)の値を設定した場合は、ノートの高低と実 際に鳴る音の高低が入れ替わります。 各 部 の 名 称 と 機 能 ピッチキーフォローセンシティビティーとセンターキー ピッチキーフォローセンシティビティー =+100%の場合 大きい + 音程変化の量 小さい ご 使 用 前 の 準 備 – 設定値: -200%〜+0%〜+200% n このパラメーターは、打楽器音をノーマルボイスと 低音側 して使う場合など、となりのノートナンバーとの音 程が必ずしも半音でなくてよい場合などに有効です。 センターキー =C3 高音側
ボイスモード EG Depth (EGデプス) 各 部 の 名 称 と 機 能 ピッチEGによるピッチの変化幅を設定します。0に設定するとピッチEGによるピッチ変化はなくなり、 値が0から離れるほどピッチ変化の幅が大きくなります。値をマイナスに設定すると、ピッチ変化の高低 が逆になります。 設定値: -64〜+0〜+63 EG Depth Vel Sens (EGデプスベロシティーセンシティビティー ) ご 使 用 前 の 準 備 ピッチEGによるピッチの変化幅を、鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )によって増減する度合いを設定しま す。値をプラスに設定すると、強いベロシティーでピッチEGの変化幅が広くなり、弱いベロシティーでは 狭くなります(下図)。0に設定するとベロシティーによるピッチEGの変化はなくなり、値をマイナスにす ると、弱いベロシティーで変化幅が広く、強いベロシティーで狭くなります。 設定値: -64〜+0〜+63 音 を 鳴 ら す EG Depth Curve (EGデプスベロシティー センシティビティーカーブ) 接 続 に つ い て 強いベロシティー 弱いベロシティー
ボイスモード Resonance (レゾナンス) /Width (ウィズ) このパラメーターは、 「Type」で選ばれているフィルターの種類によって機能が切り替わります。LPF、 HPF、BPF (BPFwを除く)、BEFが選ばれている場合はResonance (レゾナンス)、BPFwの場合は Width (ウィズ)となります。Resonanceの場合は、レゾナンス効果の強さを設定します。レゾナンス効 果とは、 「Cutoff」で設定したカットオフ周波数近くの信号を持ち上げ、音にクセをつける効果のことで、 数値を上げるほどこの効果が深くなります。フィルターの中には、レゾナンスを上げることで発振を始め、 ピーという音が鳴り出すものもあります。Widthの場合は、BPFwによって通過させる周波数帯域の幅を 設定します。LPF6、thruの場合は、空欄となり設定できません。 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 設定値: 0〜127 Resonance Velocity Sens (レゾナンスベロシティーセンシティ ビティー ) レゾナンス効果を鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )に
ボイスモード FEG (フィルター EG) 各 部 の 名 称 と 機 能 Time (タイム) ご 使 用 前 の 準 備 ここでは、フィルター EGのタイムを設定します。タイ ムでは、 「Level」で設定したカットオフ周波数に変化す るまでの時間を設定します。隣り合うレベルの設定が同 じ値の場合、該当するタイムは、そのレベルを保持する 時間となります。値が大きくなると次のレベルに達する までの時間が長くなり、変化がゆっくりになります。 アタック レベル カットオフ 周波数 ホールド レベル ディケイ1 レベル ディケイ2 レベル 0 ホールド アタック ディケイ1 ディケイ2 タイム タイム タイム タイム 設定値: 0〜127 Hold Time (ホールドタイム) ノートオンを受信してから「Hold Level」で設定したカットオ フ周波数を持続する時間を設定します。 リリース レベル 鍵盤を弾く(ノートオン) リリース タイム 時間 鍵盤を離す(ノートオフ) Attack Time (アタックタイム) ホールドタイムが終わり、カットオフ周波数の変化がスタートしてから
ボイスモード EG Depth Curve (EGデプス ベロシティー センシティビティーカーブ) 鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )によるフィルター EGの変化幅の増減の仕方を、5種類のカーブから選 びます。選択したカーブはパラメーターの横にグラ フで表示されます。グラフは、横軸がベロシティー、 縦軸がカットオフ周波数の変化幅で、ベロシティー カーブを表示しています。 各 部 の 名 称 と 機 能 大きい カットオフ 周波数の変化幅 設定値: Curve 0〜4 Curve 0 (カーブ0) 小さい 弱い ご 使 用 前 の 準 備 強い ベロシティー Time Key Follow Center Key (EGタイム キーフォローセンシティビ ティーセンターキー ) 「Time Key Follow (EGタイムキーフォローセンシティ ビティー )」の基準音を設定します。ここで設定した キー (ノート)では、フィルター EGで設定したカットオ フ周波数の変化の速さがそのまま再現されます。 プラスの値 マイナスの値 速い 音 を 鳴 ら す +63 +30 設定値: C -
ボイスモード Level Key Follow Center Key (レベルキーフォローセンシティビ ティーセンターキー ) 各 部 の 名 称 と 機 能 Level Key Follow (レベルキーフォローセンシティビ ティー ) ご 使 用 前 の 準 備 「Level Key Follow (レベルキーフォローセンシティビティー )」の基準音となるC3を表示します。この パラメーターは変更できません。表示のみの機能です。 エレメントの音量を、ノートの高低によって増減する 度合いを設定します。値をプラスに設定すると、低音 部の鍵盤を弾いたときほど音量が小さく、高音部の鍵 盤を弾いたときほど音量が大きくなります。0に設定 するとノートによる変化はなくなり、マイナスに設定 すると低音部で大きく、高音部で小さくなります。 レベルキーフォローセンシティビティーとセンターキー レベルキーフォローセンシティビティー =100の場合 大きい 音量 + 小さい 設定値: -200%〜+0%〜+200% – 低音側 音 を 鳴 ら す Pan (パン) 高音側 音の左右の定位を調節しま
ボイスモード Time Vel Sens (EGタイムベロシティーセンシティビ ティー ) アンプリチュードEGによる音量変化の時間を、鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )によって増減する度合いを 設定します。値をプラスに設定すると、強いベロシティーでアンプリチュードEGの音量変化が速くなり、 弱いベロシティーでは遅くなります(下図)。0に設定するとベロシティーによる変化はなくなり、値をマイ ナスにすると弱いベロシティーで速く、強いベロシティーで遅くなります。 設定値: -64〜+0〜+63 弱いベロシティー 強いベロシティー 音量変化が速い Segment (EGタイムベロシティーセンシティビ ティーセグメント) 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 音量変化が遅い アンプリチュードEGのどの部分で「Time Vel Sens (タイムベロシティーセンシティビティー )」を有効 にするかを設定します。 設定値: attack、atk+dcy、decay、atk+rls、all attack (アタック) .................................
ボイスモード Key on Reset (キーオンリセット) 各 部 の 名 称 と 機 能 これをonに設定すると、ノートオンを受信したときに必ずLFOの発振がリセットされるようになります。 設定値: off、on Off…LFOの発振はリセットされず、毎回ノートオンを受信したときのLFOの位相から信号波形が始まります。 On…ノートオンを受信するたびにLFOの発振がリセットされ、波形の初期状態から信号波形が始まります。 Delay (ディレイ) ノートオンを受信してからLFOの効果が始まるまでの時間を設定します。値が大きいほどLFOの効果が始 まるまでの時間が長くなります。 設定値: 0〜127 ご 使 用 前 の 準 備 Fade in Time (フェードインタイム) LFOの効果が徐々に深くかかっていく時間を設定します。値が大きいほどLFOの効果が始まってから最大 レベルになるまでの時間が長くなり、ゆっくりと変化が大きくなっていきます。0に設定すると、LFOの 効果はフェードインされず、すぐに最大値になります。 設定値: 0〜127 P Mod (ピッチモジュレーション) 音 を
ボイスモード ドラムボイスエディット 各 部 の 名 称 と 機 能 各ノートにいろいろな打楽器が割り当てられた「ドラムボイス」は、C0〜C6の各ノートに割り当てられた73のドラムキーで構成されていま す。ドラムボイスを作り変えるボイスエディットは、すべてのドラムキーに共通するボイスとしてのパラメーターを設定する「コモンエ ディット」と、ドラムキーを構成するパラメーターをドラムキーごとに設定する「キーエディット」の2種類に分かれます。 ここでは、ドラ ムボイスを作るときの操作と、パラメーターを説明します。 ご 使 用 前 の 準 備 コモンエディット すべてのドラムキーに共通(コモン)した設定をエディットするモードです。 手順 音 を 鳴 ら す [VOICE] → ドラムボイス選択 → [EDIT] → ボイスエディットセレクト画面で画面選択 → [ENTER]→エディット画面 接 続 に つ い て ボイスプレイ画面 ボイスエディットセレクト画面 (ドラムボイス) コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 エディット画面 (Name画面の場合) 1 Name (ネーム) ノーマル
ボイスモード Key (キー ) 各 部 の 名 称 と 機 能 設定するドラムキーを選びます。鍵盤部をクリックすることでも選択できます。 「Key Out (ドラムキーア ウト)」 、「Reverb Send (キーリバーブセンド)」、「Chorus Send (キーコーラスセンド)」の3つのパラ メーターについては、ドラムキーごとに別の値を設定できます。 設定値: C0〜C6 Chorus Send (キーコーラスセンド) インサーションエフェクトをバイパスしたドラムキーの出力信号を、コーラスエフェクトへ送る信号の量 を設定します。この設定は、 「Key Out」が「thru」に設定されている場合にのみ有効となります。 設定値: 0〜127 ご 使 用 前 の 準 備 Reverb Send (キーリバーブセンド) インサーションエフェクトをバイパスしたドラムキーの出力信号を、リバーブエフェクトへ送る信号の量 を設定します。この設定は、 「Key Out」が「thru」に設定されている場合にのみ有効となります。 設定値: 0〜127 Chorus Ins Send (インサーションコーラ
ボイスモード Ins Effect Output (インサーションエフェクトアウトプット) ドラムキーから出る信号の出力先を、インサーションエフェクトA (ins A)にするか、インサーションエ フェクトB (ins B)にするか、インサーションエフェクトをバイパスさせるか(thru)を選択します。このパ ラメーターは、ドラムボイスコモンエディットのEffect画面の「Key Out」(83ページ)と連動していま す。 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: thru (スルー )、ins A (インサーションエフェクトA)、insB (インサーションエフェクトB) Reverb Send (キーリバーブセンド) インサーションエフェクトをバイパスしたドラムキーの出力信号を、リバーブエフェクトへ送る信号の量 を設定します。 「Ins Effect Output (インサーションエフェクトアウトプット)」を「thru」に設定した場 合のみ有効な値です。ドラムボイスコモンエディットのEffect画面の「Reverb Send」(84ページ)と連 動しています。 ご 使 用 前 の 準 備 設定値
ボイスモード Pan (パン) 各 部 の 名 称 と 機 能 音の左右の定位を調節します。 設定値: L63 (左端)〜C (センター )〜R63 (右端) Alternate Pan (オルタネートパン) 鍵盤を弾くたびに、 「Pan」で設定した定位を中心として、左右交互に音の定位が移動する効果を設定しま す。設定値の数値が大きくなるほど、定位が左右に移動する幅が広くなります。 設定値: L64〜C〜R63 Random Pan (ランダムパン) ご 使 用 前 の 準 備 鍵盤を弾くたびにランダムに音の定位が移動する度合を設定します。 「Pan」で設定した位置が定位の変化 の中心となります。 設定値: 0〜127 AEG (アンプリチュードEG) Time (タイム) 音 を 鳴 ら す ここでは、アンプリチュードEGの音量変化の時間を設定します。 値が大きくなると次のレベルに達するまでの時間が長くなり、変 化がゆっくりになります。 出力 ディケイ1 レベル 設定値: Attack(アタックタイム)、Decay 1(ディケイ1タイム): 0〜127 Decay 2 (ディケイ
ボイスモード 補足説明 各 部 の 名 称 と 機 能 カテゴリーリスト MOTIF-RACK XSのボイスが属するメインカテゴリーとサブカテゴリーです。 メインカテゴリー Piano (Acoustic Piano) APno (Acoustic Piano) Layer サブカテゴリー Modrn (Modern) Vintg (Vintage) Arp (Arpeggio) Keys (Keyboard) EP (Electric Piano) FM (FM Piano) Clavi Synth Arp Organ Tn Whl (Tone Wheel) Combo Pipe Synth Arp Guitar A. Gtr (Acoustic Guitar) E.Cln (Electric Clean) E.
ボイスモード デスティネーションの設定例 各 部 の 名 称 と 機 能 ボイスコモンエディットのControl画面での「Ctrl Set 1〜6 Dest (コントローラーセット1〜6デスティネーション)」(72ページ)において、 よく使われる効果についての設定例を紹介します。 ご 使 用 前 の 準 備 音 を 鳴 ら す 音量をコントロールする Volume (volume) ビブラートをかける Common LFO Depth1〜3 (C-LFO dpth1〜3) *1 ピッチを変化させる Element Pitch (coarse tune) 音の明るさ(ブライトネス)を コントロールする Element Filter Frequency (cutoff) *2 ロータリースピーカーの スピードを切り替える Insertion A/B Parameter 1 (ins A/B Rotor Slow) ワウペダルの効果をかける Insertion A/B Parameter 1 (ins A/B Pedal Ctrl ) *4 *2 *3 上記の効果をさせたい場
ボイスモード Dual HPF 音量 カットされる部分 レゾナンス カットされる部分 各 部 の 名 称 と 機 能 -12dB/octのHPFを2つパラレル(並行)に組み合わせたフィルター です。 Dual BPF 周波数 通過する部分 -6dB/octのBPFを2つパラレル(並行)に組み合わせたフィルターで す。 BPF6 Dual BEF -6dB/octのHPFとLPFを組み合わせたフィルターです。 -6dB/octのBEFを2つシリーズ(直列)に組み合わせたフィルターで す。 音量 カットされる部分 カットされる部分 ご 使 用 前 の 準 備 音量 通過する部分 レゾナンス ディスタンス カットされる部分 音 を 鳴 ら す 周波数 通過する部分 カットオフ周波数 BPFw -12dB/octのHPFとLPFを組み合わせたフィルターですが、通過 させるバンド幅をより広く設定できます。 カットオフ周波数 周波数 接 続 に つ い て 画面上では、低い方のカットオフ周波数を設定します。 高い方のカットオフ周波数は低い方に連動します。 音量 カッ
ボイスモード フィルタースケーリングの設定例 各 部 の 名 称 と 機 能 ボイスエレメントエディットのFilter Scale(79ページ)での、フィルタースケーリングの設定例について説明します。 カットオフ周波数=127のときに下記のように設定した場合、各ブレークポイント(「Break Point」)での周波数は以下のように「Cutoff Offset (カットオフ オフセット)」の値が加算された値になります。また、 これ以外の音では、設定されたブレークポイント間を直線で結んだ 周波数となります。 ご 使 用 前 の 準 備 Break Point Cutoff Offset 1 C#1 2 D#2 3 C3 4 C4 -4 +10 +17 +4 カットオフ 周波数 144 137 131 123 ノート 音 を 鳴 ら す ブレーク ブレーク ブレーク ブレーク ポイント1 ポイント2 ポイント3 ポイント4 A4 D #2 C3 C#1 アンプリチュードスケーリングの設定例 ボイスエレメントエディットのAMP Scale(81ページ)での、アンプリチュードスケーリ
マルチモード マルチモード 各 部 の 名 称 と 機 能 マルチエディット マルチエディットには、パートごとの設定を行なうパートエディットと、すべてのパートに共通する設定を行なうコモンエディットがあります。 ここでは、マルチモードのコモンエディット/パートエディットで設定できるパラメーターについて説明します。 ご 使 用 前 の 準 備 コモンエディット 全パートに共通したパラメーターをエディットします。 手順 音 を 鳴 ら す [MULTI] → プログラム選択 → [EDIT] → マルチエディットセレクト画面で「Common」選択 → [ENTER] → マルチコモンエディットセレクト画面で画面選択 → [ENTER] → エディット画面 接 続 に つ い て マルチプレイ画面 マルチエディットセレクト画面 マルチコモンエディットセレクト画面 コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 エディット画面 (Arpeggio画面の場合) 1 Name (ネーム) Name (マルチネーム) エディット中のマルチの名前を設定します。 「Name」にカーソルがあるときに、[EN
マルチモード Mono / Stereo (モノ/ステレオ) 各 部 の 名 称 と 機 能 入力された左右2チャンネルの音声を、どのように使うかを設定します。 設定値: L mono、R mono、L+R mono、stereo L mono (Lモノラル)..............................左チャンネルの音声だけを使います。 R mono (Rモノラル) .............................右チャンネルの音声だけを使います。 L+R mono (L+Rモノラル) ...................左チャンネルと右チャンネルをミックスして、モノラル音声として処理します。 stereo (ステレオ) ..................................
マルチモード 5 Control (コントローラー ) Assign 1 Value (アサイン1バリュー ) Assign1/2に割り当てた機能の設定値を間接的に増減します。ノブから直接操作可能なパラメーターで す。 Assign 2 Value (アサイン2バリュー ) n ASSIGN1/2の機能は、ボイスコモンエディットのControl画面の「 Ctrl Set 1〜6 Src」(71ページ)で設定しま 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: -64〜+0〜+63 す。 ご 使 用 前 の 準 備 6 Effect (エフェクト) n この画面に入るには、マルチモードで[EFFECT]ボタンを2秒以上押し続けることでも可能です。 6 1 23 音 を 鳴 ら す 7 1 Chorus To Reverb (コーラス トゥー リバーブ) 45 8 接 続 に つ い て コーラスエフェクトで処理された信号をリバーブエフェクトへ送る量を設定します。値を大きくすると、 コーラスがかかった音にリバーブが深くかかる状態になります。 設定値: 0〜127 2 Chorus Retu
マルチモード パートエディット 各 部 の 名 称 と 機 能 マルチを構成するパートを、個別にエディットします。 手順 [MULTI] → プログラム選択 → [EDIT] → マルチエディットセレクト画面でエディットしたいパート1〜16を選択 → [ENTER] → マルチパートエディットセレクト画面で画面選択 → [ENTER] → エディット画面 ご 使 用 前 の 準 備 音 を 鳴 ら す マルチプレイ画面 接 続 に つ い て マルチエディットセレクト画面 マルチパートエディットセレクト画面 エディット画面 (Voice画面の場合) 1 Voice (ボイス) Bank (バンク) Number (ナンバー ) Param.
マルチモード Mono / Poly (モノ/ポリ) 発音方式を選択します。 各 部 の 名 称 と 機 能 設定値: mono、poly mono (モノ) ............................................単音で演奏する状態です。レガート演奏をするとアタック音が出ないため、滑らか な演奏を再現できます。 poly (ポリ) ...............................................
マルチモード 3 Arp Select (アルペジオセレクト) 各 部 の 名 称 と 機 能 パートにアサインされているボイスに登録できる5種類のアルペジオに関して、共通の設定(Arp Edit)を行なうか、各アルペジオに固有の設定(Arp 1-5 Type)を行なうかを選択します。 下記以外のパラメーターについては、ボイスコモンエディットのArp Select画面(66ページ)と同じです。 n アルペジオテンポの設定は、マルチコモンエディットのArpeggio画面( 91ページ)で行ないます。 Arp Edit (アルペジオエディット) ご 使 用 前 の 準 備 Arp MIDI Out Sw (アルペジオMIDIアウトスイッチ) Arp Transmit Ch (アルペジオトランスミットチャンネル) アルペジオ演奏をMIDI出力する場合のMIDIチャンネルを設定します。「rcv ch (レシーブチャンネル)」で は、マルチパートエディットのVoice画面の「Receive Ch」(94ページ)で設定したチャンネルで出力し ます。 設定値: 1〜16、rcv ch (レシーブチャンネル)
マルチモード Mid Q (ミドルキュー ) 「Freq (フリケンシー )」で設定した周波数付近の信号レベルを増 減させて、さまざまな周波数特性カーブを作ることができます。 値が大きくなると周波数の範囲が狭くなり、急な音色変化になり ます。値が小さくなると周波数の範囲が広くなり、なだらかな音 色変化になります。ノブから直接操作可能なパラメーターです。 各 部 の 名 称 と 機 能 0.7 + 10.3 0 周波数 設定値: 0.7〜10.
ユーティリティー ユーティリティー 各 部 の 名 称 と 機 能 ユーティリティーでは、システム全体に共通した設定を行ないます。ボイス/マルチモードから[UTILITY]ボタンを押すと各モードのユーティ リティーに入ります。[EXIT]ボタンを押すと元のモードに戻ります。 ご 使 用 前 の 準 備 手順 [UTILITY] → ユーティリティーセレクト画面で画面選択 → [ENTER] → エディット画面 音 を 鳴 ら す 接 続 に つ い て 1 General (ジェネラル) コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 Volume (ボリューム) 本体から出力されるサウンド全体のボリュームを設定します。 設定値: 0〜127 Note Shift (ノートシフト) 本体の音源部で鳴るサウンド全体の音程を半音単位で調整します。 設定値: -24semi〜+0semi〜+24semi ク イ ッ ク ガ イ ド Tune (チューン) 本体音源部で鳴るサウンド全体のチューニングを調整します。音程をセント単位で微調整します。 設定値: -102.4cents [414.
ユーティリティー IEEE1394 Driver (IEEE1394ドライバー ) 本体に別売のmLAN16E2を装着した場合、mLAN16E2を動作させるドライバーを選択します。AI Driverをお使いの場合は、 「mLAN」に設定してください。設定値について詳しくは、下記URLの MOTIF-RACK XSのページのIEEE1394ファームウェアをご覧ください。 各 部 の 名 称 と 機 能 http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl 変更した設定を有効にするには、ユーティリティーを保存してから電源を入れなおす必要があります。 Knob Disp Time (ノブディスプレイタイム) パネル上のノブを回したときに、ノブポップアップ(29ページ)を表示するかどうかを設定します。 ご 使 用 前 の 準 備 設定値: off、1 sec、1.5 sec、2 sec、3 sec、4 sec、5 sec、keep off .............................................................
ユーティリティー Local Control (ローカルコントロール) 各 部 の 名 称 と 機 能 ローカルオン/オフを設定します。ローカルオフにすると、本体の音源部と本体のノブ操作が内部的に切り 離されます。ただし、ここでの設定には関係なく本体の操作情報はMIDI出力され、MIDI入力されたメッ セージは本体音源部で処理されます。 設定値: off (切り離す)、on (接続する) Device No. (デバイスナンバー ) ご 使 用 前 の 準 備 MIDIデバイスナンバーを設定します。DAWソフトウェア/外部MIDI機器との間で、バルクダンプやパラ メーターチェンジなどのシステムエクスクルーシブメッセージの送受信を行なう場合、このMIDIデバイス ナンバーを相手側機器のデバイスナンバーと合わせる必要があります。 設定値: 1〜16、all、off all (オール) ..............................................
ユーティリティー クイックセットアップダイアログ 各 部 の 名 称 と 機 能 クイックセットアップのナンバーを選択し、[ENTER]ボタンを押すことで、クイックセットアップを実行するダイアログです。 ご 使 用 前 の 準 備 1 クイックセットアップナンバー 音 を 鳴 ら す ここで、クイックセットアップとして登録されている3種類の組み合わせを選択します。 3種類の初期設定は、下表のとおりです。 設定値: 1〜3 クイックセット アップナンバー 説明 1 DAWソフトウェアに、アルペジオ以外の演奏を録音す る場合の設定です。 Local control: off MIDI: auto Clock Out: off Arp MIDI Out Sw: all off コンピューターのDAWソフトウェアのエコーバック (MIDIスルー )の設定をオンにしてください。 2 DAWソフトウェアにアルペジオも含めた演奏を録音す る場合の設定です。 Local control: on MIDI: auto Clock Out: off Arp MIDI Out Sw: all on コン
ユーティリティー 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 BC Ctrl No. (ブレスコントローラーコントロールナンバー ) 設定値: off、1〜95 Arp Sw Ctrl No. (アルペジオスイッチコントロールナンバー ) 設定値: off、1〜95 Arp Hold Ctrl No. (アルペジオホールドコントロールナンバー ) Arp Edit (アルペジオエディット) 画面の「Arp Hold」(66ページ)のオン/オフを指定するコントロール ナンバーを設定します。 アルペジオ再生のオン/オフを指定するコントロールナンバーを設定します。 設定値: off、1〜95 Arp 1-5 Ctrl No.
ユーティリティー Type (タイプ) エフェクトタイプを選びます。エフェクトタイプについての詳細は、 「MOTIF-RACK XSのしくみ」の59 ページをご覧ください。 Preset (プリセット) 各エフェクトタイプに用意されているエフェクトパラメーターのプリセットプログラムを選択できます。 プリセットプログラムを変更することで、エフェクトのかかり方を変更できます。各エフェクトタイプの プリセットについては、別冊データリストをご覧ください。 エフェクトパラメーター エフェクトパラメーターは、選ばれているエフェクトタイプによって、その数や画面構成が異なります。 エフェクトパラメーターの詳細については61ページをご覧ください。エフェクトタイプごとのエフェクト パラメーターについては、別冊データリストのエフェクトタイプリストをご覧ください。 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 8 Voice MEQ (ボイスマスター EQ) ボイスモードにおけるマスター EQを設定し、ボイス全体の音質補正を行ないます。全ボイスに共通の設定となります。 ボイスモードからユーティリティー
資料 各 部 の 名 称 と 機 能 メッセージリスト ご 使 用 前 の 準 備 LCD 表示 音 を 鳴 ら す 接 続 に つ い て コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 ク イ ッ ク ガ イ ド MOTIF-RACK XS の し く み All data is initialized upon poweron. Continue? 次に電源を入れたときにすべてのデータが工場出荷状態に戻るように設定されたときの、確認を求める表示 です。 Are you sure? 各操作を実行したときの、確認を求める表示です。 Bulk data protected. バルクデータ受信のプロテクト(100ページ)がかかっています。 Completed. 処理が完了したときに表示されます。 Device number is off. デバイスナンバーがオフなので、バルクデータを送受信できません。 Device number mismatch. デバイスナンバーが異なるので、バルクデータを受信できません。 Executing...
MIDI について MIDIについて 各 部 の 名 称 と 機 能 MIDI (ミディ )は、Musical Instrument Digital Interfaceの頭文字をとったもので、楽器同士を接続して演奏情報や音色情報などをやりと りするために作られた世界統一の規格です。世界統一規格ですから、メーカーや楽器の種類が違ってもデータをやりとりできます。 MIDIでは、 「鍵盤を弾く」、「ボイスを選ぶ」といった演奏に関する情報以外に、画面を切り替えるための情報や、 テンポをコントロールするた めの情報など、さまざまな情報をやりとりできます。これらの情報をフルに活用すると、鍵盤やコントローラーを使って演奏するだけではな く、パートごとのパンやリバーブの深さを変えたり、エフェクトの設定を変更するなど、本体パネルで設定するパラメーターのほとんどを、 外部MIDI機器からMIDIを通してコントロールできます。 ご 使 用 前 の 準 備 「MIDIについて」では、データ/値を10進数や2進数、16進数で表現しています。16進数の場合は数値の後(または列の頭)にH (Hexadecimal)が付いています
MIDI について 各 部 の 名 称 と 機 能 ご 使 用 前 の 準 備 モジュレーションホイール(コントロールナンバー 1) リリースタイム(コントロールナンバー 72) モジュレーションホイールを操作したときに出力されるMIDIメッセージ です。値が0のときモジュレーションはかからず、127のとき最大にか かります。 パートごとのAEGリリースタイムを調節するMIDIメッセージです。 ポルタメントタイム(コントロールナンバー 5) アタックタイム(コントロールナンバー 73) ポルタメントのかかり方を調節するMIDIメッセージです。0のときポル タメント効果はなく、127のとき効果は最大になります。 パートごとのAEGアタックタイムを調節するMIDIメッセージです。 0〜127の値を−64〜+63に置き換えて元のボイスデータに加減さ れ、アタックタイムが変更されます。 ポルタメントスイッチ(コントロールナンバー 65)をオンにしないと効 果はありません。 0〜127の値を−64〜+63に置き換えて元のボイスデータに加減さ れ、リリースタイムが変更されます。 ブライトネス(コ
MIDI について ■ チャンネルモードメッセージ MESSAGE ■ チャンネルアフタータッチ 各 部 の 名 称 と 機 能 鍵盤を弾いた後、更に押さえつける強さを伝えて、音に変化をつける MIDIメッセージです。 2nd BYTE 3rd BYTE 120 0 オールサウンドオフ 121 0 リセットオールコントローラー 123 0 オールノートオフ ■ ポリフォニックアフタータッチ 126 0〜16 モノ 127 0 ポリ 各鍵盤ごとに、鍵盤を弾いた後の更に押さえつける強さを伝えるMIDI メッセージです。 ご 使 用 前 の 準 備 オールサウンドオフ(コントロールナンバー 120) 各パートの発音中の音をすべて消去するMIDIメッセージです。 ホールド1やソステヌートなどのチャンネルメッセージは保持します。 リセットオールコントローラー (コントロールナンバー 121) コントローラーの値を初期設定値に戻すMIDIメッセージです。 次の各値を初期値に戻します。 システムメッセージ システムメッセージは、機器間の同期などシステム全体に関連した
mLAN16E2( 別売 ) の取り付け mLAN16E2(別売)の取り付け 各 部 の 名 称 と 機 能 別売のmLAN16E2を本体に取り付けると、IEEE1394対応コンピューターとの接続が可能になります。 ご 使 用 前 の 準 備 拡張部品取り付けに関する注意 取り付け作業に入る前に、+(プラス)ドライバーを準備してくださ い。 音 を 鳴 ら す 警告 • 取り付け/取り外し作業は、必ず本体および周辺機器の電源を切り、本体および 取り付けられた拡張部品が十分に冷めた状態で行なってください。そして、本体 の電源コードのプラグをコンセントから抜き取り、さらに、本体と周辺機器を接 続しているケーブルを抜き取ってから行なってください。 接 続 に つ い て • ネジ類を本体内部に落とさないように注意してください。これを防ぐため、拡張 • 取り付けは、手順に従って注意深く作業してください。手順に従わなかった場 コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 合、製品の破損や故障の原因になることがあります。 • 拡張部品のボード部分やコネクターを分解/改造したり、過度な力を加えたりし
トラブルシューティング トラブルシューティング 「音が出ない」「音色がおかしい」などといった場合は、まず以下の 項目をチェックしてください。バルクダンプ機能(47ページ)でデー タのバックアップをしてから、ファクトリーセット(48ページ)をす ることで解決できることもあります。 それでも直らないときは、お買い上げのお店、または巻末のお客様 コミュニケーションセンター 音楽制作機器相談窓口、ヤマハ修理ご 相談センターにご連絡ください。 特に音が出ない場合など、次の手順で、トラブルの原因がどこにある か見当をつけてから、それぞれの設定を確認するとよいでしょう。 各 部 の 名 称 と 機 能 ● 各パートやMOTIF-RACK XSエディター上のエレメント/ドラム キーに使用しているフィルターで音のほとんどがカットされてい ませんか?...........................................................................
トラブルシューティング ● MOTIF-RACK XSエディター上のボイスエレメントエディット のOSC (Oscillator)にある「XA Control」を「legato」に設 定したエレメントが鳴らない場合、発音方式は「mono」になっ ていますか? 各 部 の 名 称 と 機 能 または、同じエレメントグループに「legato」以外の「XA Control」の ● MOTIF-RACK XSエディター上の「 XA Control」を「key off sound」に設定したエレメントが鳴らない場合、 同じエレメン トグループのAEGレベルが下がったところで、ノートオフをし ていませんか? 先に鳴っている同じグループのエレメントのAEGレベルで「key off sound」は鳴ります。エレメントグループを別グループに設定するか、 AEGレベルが高いところでノートオフをしてください。..............
トラブルシューティング ● ボイスコモンエディットのエフェクト設定画面で、各エフェクト タイプが「thru (スルー )」や「No Effect 」に設定されていた り、MOTIF-RACK XSエディター上の「 Element Out」がすべ て「thru (スルー )」に設定されていませんか?........... 72ページ n MOTIF-RACK XSエディター、付属DAWソフトウェア、またはUSBMIDIドライバーに関するトラブルシューティングについては、各ソフト ウェアの取扱説明書またはインストールガイドをご覧ください。 各 部 の 名 称 と 機 能 ● 各パートのインサーションエフェクトスイッチはオンに設定され ていますか? ........................................................................
仕様 仕様 各 部 の 名 称 と 機 能 音源部 ご 使 用 前 の 準 備 音 を 鳴 ら す エフェクト 接 続 に つ い て コ ン ピ ュ ー タ ー の 活 用 ボ イ ス モ ー ド 最大同時発音数 128音 波形メモリー 355MB相当(16bit リニア換算)、2,670ウェーブフォーム ボイス プリセット:1,024ノーマルボイス+64ドラムキット GM:128ノーマルボイス+1ドラムキット ユーザー :128×3ノーマルボイス+32ドラムキット (すべてプリセットからのピックアップ) マルチ ユーザー : 128マルチ リバーブ 9タイプ コーラス 22タイプ インサーションA 53タイプ (マルチ時最大8系統まで使用可) インサーションB 53タイプ (マルチ時最大8系統まで使用可) マスターエフェクト 9タイプ マスターイコライザー 5バンド (High/HighMid/Mid/LowMid/Low) パートイコライザー 3バンド (High/Mid/Low) 6,633タイプ (MIDIシンク、MIDI送受信チャンネル
ソフトウェアのご使用条件 弊社では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフ ターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせてい ただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用 いただけます。 本ソフトウェアのディスクの包装を解かれた場合は下記条項にご同意い ただけたものとさせていただきますので、下記条項を充分お読みの上開 封してください。ご同意いただけない場合は、インストール、コピー、 その他のご使用はおやめください。 このソフトウェア使用許諾契約は、本製品に同梱している、スタイン バーグ社の付属DAWソフトウェアに関して、お客様のご使用条件を規 定するものです。付属DAWソフトウェアをインストールする過程で 「スタインバーグ・エンドユーザー・ライセンス契約書」が表示されます が、その契約書は、このソフトウェア使用許諾契約に置き換えられるた めに、意味のないものです。インストールする際には、その「スタイン バーグ・エンドユーザー・ライセンス契約書」を無視して「同意します」 を一律選択し「次へ」をクリックして、次頁(ユーザー登録)に進んでくだ さい。 各 部 の
索引 索引 各 部 の 名 称 と 機 能 [AUDITION](オーディション)ボタン ......................... 10 Distortion (ディストーション) .................................60 1/4 Shift .............................................................. 87 Auto Factory Set (パワーオンオートファクトリーセット) .................... 103 DRAM ...................................................................48 1/4 tone .............................................................. 87 AWM2 ..................................................................
索引 H Half Damper (ハーフダンパースイッチ) .................... 81 Half Damper Time (ハーフダンパータイム) .............. 81 High Freq (ハイフリケンシー ) ........................... 71, 82 High Gain (ハイゲイン) .................................... 71, 82 Hold Time (ホールドタイム) .................................... 70 HPF (ハイパスフィルター ) ...................................... 88 HPF Cutoff (ハイパスフィルターカットオフ) ...... 77, 85 HPF Key Follow (ハイパスフィルターカットオフ キーフォ ローセンシティビティー ) ......................................... 77 I IEEE1394 .....................
索引 Sync Qntz Val (シンククオンタイズバリュー ) .......... 91 各 部 の 名 称 と 機 能 T Tech (テック) ........................................................ 60 X ク XA Control (XAコントロール) ................................. 73 クイックセットアップダイアログ .............................101 XA機能 (エクスパンデッド アーティキュレーション機能) ......... 51 クロック ...........................................................21, 43 TEMPO (アルペジオテンポ) ..................................... 30 ご 使 用 前 の 準 備 ア Tempo Speed (テンポスピード)..............................
索引 トランスミットチャンネル.................. 21, 96, 102, 105 トレモロ ................................................................ 52 ニ メ 各 部 の 名 称 と 機 能 メインボリューム(コントロールナンバー 7) .............. 106 メガボイス ............................................................. 53 メガボイス用アルペジオタイプ.................................. 53 入力チャンネル ....................................................... 20 ネ ネーム ................................................................... 47 モ モードチェンジ ..........................................
ユーザーサポートサービスのご案内 ■ ユーザー登録のお願い 弊社では、ユーザーの方々をサポートし、関連情報をご提供するた めに、本製品をご購入いただいたお客様にユーザー登録をお願いし ております。ユーザー登録手続きは、下記ヤマハホームページより お願いします。 ■ ご購入に関するお問い合わせ先 国内営業本部 EKB・LM営業部企画推進室 〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11 TEL. (03) 5488-5430 PA・DMI 事業部 DMIマーケティング部 DEグループ 〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハホームページ http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/ ヤマハデジタル楽器・DTM製品ホームページ *ユーザー登録には、製品本体のシリアル番号(SER No.)が必要になります。 http://www.yamaha.co.
保証とアフターサービス ◆ 修理に関するお問い合わせ ヤマハ修理ご相談センター サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマハ 修理ご相談センターにご連絡ください。 ナビダイヤル (全国共通番号) 0570-012-808 ※一般電話、公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。 ● 保証書 携帯電話、PHS、IP電話からは TEL 053-460-4830 本機には保証書がついています。 受付時間 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い上げ 日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してください。 FAX ● 保証期間 お買い上げ日から1年間です。 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書を ご覧ください。 ● 保証期間経過後の修理 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理させてい ただきます。 下記の部品については、使用時間や使用環境などにより劣化しやす いため、消耗に応じて部品の交換が必要となります。消耗部品の交 換は、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センターへご相談くだ さい。 月曜日〜金
ヤマハデジタル楽器・DTM製品ホームページ http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/ ヤマハマニュアルライブラリー http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/ あなたの音楽生活をフルサポート ミュージックイークラブ http://www.music-eclub.com/ お客様サポート&サービス http://www.yamaha.co.jp/support/ U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation © 2008 Yamaha Corporation この取扱説明書はエコパルプ(ECF: 無塩素系漂白パルプ)を使用しています。 この取扱説明書は大豆油インクで印刷しています。 WM96440 907MWDH4.