MOTIF-RACK XSエディター VST マニュアル 目次 MOTIF-RACK XSエディター VSTとは .................................... 2 MOTIF-RACK XSエディター VSTのデータ構成........................ 3 MOTIF-RACK XSエディター VSTの起動 .................................4 MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ........................ 7 各部の名称と機能 .................................................................... 13 MOTIF-RACK XSエディター VSTの基本操作 ........................ 36 メニュー ................................................................................. 38 トラブルシューティング......
MOTIF-RACK XSエディター VSTとは MOTIF-RACK XSエディター VSTとは MOTIF-RACK XSエディター VSTは、MOTIF-RACK XSのボイスまたはマルチ音源の設定を、コンピューター画面を 使って視覚的に確認しながら編集することができるソフトウェアです。MOTIF-RACK XS本体のパラメーターをコン ピューターからリモートで編集したり、MOTIF-RACK XS内のデータをコンピューターに保存したりできます。 このMOTIF-RACK XSエディター VSTは、Steinberg社が提唱する「VST3テクノロジー」に対応しており、 Cubaseシリーズ4.5以降(以下DAWアプリケーション)上でVST3プラグインとして利用できます。MOTIF-RACK XS エディター VSTは、DAWアプリケーション上では他のソフトウェアVSTインストゥルメントと同様の操作で使えます ので、編集した内容をプロジェクトファイルに保存したり、以前保存した音色を他のプロジェクトで利用したりもでき ます。また、Cubase 4.
MOTIF-RACK XSエディター VSTのデータ構成 MOTIF-RACK XSエディター VSTのデータ構成 MOTIF-RACK XSエディター VSTでは、下記を1つのファイルとして保存できます。 • グローバルのカレントデータ(エディットの最終状態 ) • ボイスモードのカレントデータ(エディットの最終状態) • マルチモードのカレントデータ(ミキシングデータ、各パートでのボイスエディットの最終状態、ミキシングボイス×16 ) • ユーザーボイスデータ(ノーマルユーザー×3、ドラムユーザー×1) カレントデータとは、各パートのボイス設定やパン、ボリューム、エフェクトなどのミキシング設定だけでなく、各 パートで最後に選択されていたボイスの、コモンエディットやエレメントエディットの最終状態も含んでいます。また、 保存できるボイスバンクのうち、ミキシングボイスだけはカレントデータに属します。エディターでは各パートのノー マルボイスを、エレメントにまで踏み込んでエディットでき、またそのエディットした最終状態を、ユーザーボイスや ミキシングボイスとして本体にストア(保存)しなくても、そのままファイルとし
MOTIF-RACK XSエディター VSTの起動 MOTIF-RACK XSエディター VSTの起動 MOTIF-RACK XSエディター VSTのインストールガイドに従って、MOTIF-RACK XSエディター VSTやその他必要 なソフトウェア、ドライバーなどをインストールします。コンピューターとMOTIF-RACK XSをUSBケーブルまたは IEEE1394ケーブルを用いて接続し、MOTIF-RACK XSのMIDIメッセージの入出力先を設定したあと、以下の操作で MOTIF-RACK XSエディター VSTを起動します。 ここでは例としてCubase 4.5を使用して、IEEE1394 (FireWire)ケーブルで接続したときの起動方法を説明します。 n MOTIF-RACK XSとコンピューターとの接続について詳しくは、 「MOTIF-RACK XS取扱説明書」の「接続について」をご参照くだ さい。 1. DAWアプリケーションの[デバイス]メニューから[VSTインストゥルメント]を開きます。 2.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの起動 4. VSTインストゥルメントラックの、[e]ボタンの右横にある出力設定ボタンをクリックして、[全出力を有効] を選択します。 出力設定ボタン DAWアプリケーションのミキサーウィンドウにMOTIF-RACK XS1〜8のバスが作成されます。 5. MOTIF-RACK XSエディター VSTの[ファイル]メニューから[エディター設定]を開きます。 6. Data Portの[mLAN/1394]にチェックを入れます。 7. mLAN Deviceで、「MOTIF-RACK XS」を選択します。 8. MIDI Outで「MOTIF-RACK XS」を選択します。 9. [OK]ボタンをクリックしてエディター設定画面を閉じます。 10. MOTIF-RACK XSエディター VSTの[ファイル]メニューから[VSTi設定]を開きます。 11. [Auto]ボタンをクリックします。オーディオポートが自動的に設定されます。 12. [OK]ボタンをクリックしてVSTi設定画面を閉じます。 13.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの起動 14.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ MOTIF-RACK XSエディター VSTの使い方には、決まった操作手順はありません。次のような操作の流れを参考に、 目的に合ったエディット作業を行なってください。ここでは、ボイスモードでのボイスエディット、マルチモードでの ミキシングエディットを順に行ない、エディットして作られたデータをMOTIF-RACK XS本体の内部メモリーにストア (保存)したり、エディットした最終状態をファイルとしてセーブ(保存)する流れを説明します。 n Voice/Multi表示があらかじめ「Multi」になっている場合は手順1から、Voice/Multi表示があらかじめ「Voice」になっている場合 は手順2から操作してください。 1.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ 4. Auto Sync (オートシンク)画面で、[Start]ボタンをクリックします。 ポートが正しく設定されていれば、データ同期が始まります。完了すると自動的にAuto Sync画面が閉じ、エディ ターはONLINE状態になっています。ONLINE (オンライン)の状態とは、エディター上での設定変更がそのまま MOTIF-RACK XS本体にも反映される、またはその逆にMOTIF-RACK XS本体上での設定変更がそのままエディ ター上にも反映される状態をいいます。 5.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ 5-4 各種パラメーターの設定を行ない、ボイスをエディットします。 Voice (ボイス)欄のVの列にあるEQ、コーラス、リバーブなどのパラメーターをクリックして値を変更してみ ましょう。 音がどのように変わるかについては、画面下部にある鍵盤イラストをクリックして聞いてみましょう。 画面右端にあるパラメーターカテゴリー部(22ページ)のオープン/クローズボタン( ボタン)をクリックする と、詳細パラメーター部が開きます。詳細パラメーター部では、現在エディット中のボイスに対して、さらに 細かいパラメーター設定ができます 6.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ 6-3 選択したバンクを開き、保存したいナンバーを選択し、必要に応じてボイスネームを付けます。 6-4 [Store]ボタンをクリックして、エディットしたボイスを選択したバンクのナンバーに保存します。 ストアを実行することで、ボイスデータはエディター内部のユーザーバンクに保存され、さらに同期して MOTIF-RACK XS本体メモリーにあるユーザーバンクにも同様に保存されます。 注意 ストアを実行することによりストア先のボイスデータが、MOTIF-RACK XSエディター VST内およびMOTIF-RACK XS 本体メモリーともに書き換えられます。大切なボイスデータを間違って消去することがないよう、注意してストア先を選 びましょう。 n [編集]メニューの[グローバルのストア]を選択すれば、Global (グローバル)欄のG列の一部のパラメーターでエディットし た内容をMOTIF-RACK XS本体に保存できます。 7.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ 7-3 Global/Multi (グローバル/マルチ)欄にある「G」の列の左端にあるマルチ名のボックスをクリックす ると、「MULTI LIBRARY (マルチライブラリー )」が表示されます。 MULTI LIBRARY (マルチライブラリー )には、MOTIF XSにプリセットされているパフォーマンスと同等の ものが集められています。Part 1〜4だけをオンにすることにより、MOTIF XSのパフォーマンスモードと同 じような演奏/サウンドが楽しめます。パート1〜4だけをオンにするには、画面左下に表示されている[Layer 1-4 Parts]の右側のボックスをクリックする方法がワンタッチで便利です。 7-4 マルチ音源設定を、MULTI LIBRARY (マルチライブラリー )のリストの中から選択します。 マルチ音源設定を選択すると、パート1〜16のボイス割当などすべてのパラメーターが一度に設定されます。 7-5 各種パラメーターの設定を行ない、マルチや各パートに割り当てられているボイスをエディットします。 マルチライブラリーにある
MOTIF-RACK XSエディター VSTの操作の流れ 8. 必要に応じて、エディットしたミキシングやボイスを保存(ストア)します。 8-1 MOTIF-RACK XS本体で、[STORE]ボタンを押してMulti Store (マルチストア)画面を呼び出し、 保存先ナンバーを選択したうえで[ENTER]ボタンを押し、エディットしたマルチ設定を保存します。 詳細は、MOTIF-RACK XS本体の取扱説明書をご参照ください。 n MOTIF-RACK XSエディター VST上でも、[編集]メニューの[ミキシングのストア]を選択することでマルチ設定(ミキシン グ)を保存できます。ただしこの場合、保存先は選択できず、MOTIF-RACK XS本体で現在選択されているマルチにデー タが保存されます。 8-2 保存したいボイスが割り当てられているパートを選択し、[編集]メニューの[ボイスのストア]を選択し てストア画面(49ページ)を開き、手順6-1、6-2、6-3、6-4 (9ページ)と同じ操作でボイスを保存し ます。 9.
各部の名称と機能: 全体設定部 各部の名称と機能 全体設定部 1 2 3 1 ファイル、編集、バルク、ヘルプ 38ページをご参照ください。 2 Voice (ボイス)/Multi (マルチ)モード切替 MOTIF-RACK XS本体のモードをボイスモードにするか、マルチモードにするかを設定します。ここでモードを切 り替えるとMOTIF-RACK XS本体のモードが自動的に切り替わり、Auto Sync (オートシンク)画面が表示されま す。Auto Sync画面上で必要な設定を行なったあと、MOTIF-RACK XS本体との同期をとることができます。 3 ONLINE/OFFLINE (オンライン/オフライン) ここをクリックすることにより、ONLINE (オンライン)とOFFLINE (オフライン)を切り替えます。ONLINEが表示 されている場合は、MOTIF-RACK XS本体とエディターが同期しており、どちらか一方で設定を変更したらもう一方 の設定も自動的に変更されます。OFFLINEが表示されている場合は、両者が同期していないことを示しています。 エディターとMOTIF-RACK XS本体
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) ミキサー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) 1 3 2 1 Global (グローバル) ボイスモードで、よく使われるエフェクトなどのパラメーターをエディットする部分です。「G」をクリックするこ とにより、下図のようにオンになります。 「G」の右上に n ここで説明するパラメーターをエディットすると、エディットの状態をファイルとして保存するまでの間、 小さな四角のマークが表示されます。この表示は、詳細パラメーター部の緑色の[F]マーク表示(27ページ)と連動します。 エディット前 エディット後 Lo、Lo-M、Mid、Hi-M、Hi (マスター EQ) マスターイコライザーの各パラメーターをエディットします。 Ins FX (インサーションエフェクト) インサーションエフェクトのオン/オフを設定します。 Chorus (コーラス) コーラスのオン/オフを設定し、コーラスのエフェクトタイプを選択します。 Reverb (リバーブ) リバーブのオン/オフを設定し、リバーブエフェクトのタイプを選択します。
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) 3 Voice (ボイス) [Voice]タブを選択した場合 [Voice]タブ(2)を選択している場合、ボイスのパラメーターを表示/編集します。ボイスの列を選択すると背景は 明るく表示されます。 n ここで説明するボイスパラメーターをエディットすると、エディットの状態をファイルとして保存するまでの間、または、 ボイスをストアするまでの間、 「V」の右上に小さな四角のマークが表示されます。この表示は、詳細パラメーター部の青 色の[V]マーク表示(27ページ)と連動します。 エディット前 エディット後 n 「V」マークの左横にはMIDIモニターがあります。MIDIデータを受信すると、MIDIチャンネルに対応したボイスの列で小 さな赤色のマークが光ります。 Category、Bank、No.
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) 3 [+]/[−]ボタン [+]をクリックすると全フォルダーが開き、中にある全ボイスが表示されます。[−]をクリックすると全 フォルダーが閉じます。 4 フォルダー (カテゴリーまたはバンク) クリックすることにより、フォルダーを開いたり閉じたりします。 5 ボイス フォルダーの中にあるボイス群です。ボイスをクリックすると、そのボイスが一時的に選択されます。ボイ スをダブルクリックすると、そのボイスが実質的に選択され、VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )が 閉じます。またユーザーバンク内では、ドラッグ&ドロップにより、ユーザーボイスの並び順を変えること ができます。 [Category](カテゴリー )チェックボックスにチェックを入れた場合、各ボイス名の左にチェックボックス が表示されます。お気に入りのボイスやよく使うボイスのチェックボックスをオンにしておけば、 [Favorites](フェーバリッツ)チェックボックス( 7)をオンにすることにより、それらのボイスだけを表示さ せることができて便利です。 n
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) ) Refresh (リフレッシュ ) エディターのVOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )を開いた状態で、MOTIF-RACK XS本体側でボイス ストアを行なうと、エディターとMOTIF-RACK XS本体のボイス名が一致しない状態になります。その場 合、このボタンをクリックすることでVOICE LIBRARYでのボイス名表示を最新状態に更新します。 EQ Lo、Mi、Hi (パートEQ) 現在選択されているボイスのイコライザー調整をノブで行ないます。 Cho、Rev、Pan (コーラス、リバーブ、パン) 現在選択されているボイスのコーラスセンド、リバーブセンド、パンをそれぞれのノブでエディットします。 Volume (ボリューム) 現在選択されているボイスの音量を設定します。 ARP (アルペジオ) アルペジオ再生のオン/オフを切り替えます。 [mLAN Part]タブを選択した場合 [mLAN Part]タブ(2)を選択している場合、ボイスモードでのmLANパートのパラメーターを表示/編集します。 m
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Multiの場合) ミキサー部 (Voice/Multi=Multiの場合) 1 3 2 1 Global (グローバル) マルチモードで、よく使われるエフェクトなどのパラメーターをエディットする部分です。「G」をクリックするこ とにより、下図のようにオンになります。 n ここで説明するパラメーターをエディットすると、エディットの状態をファイルとして保存するまでの間、 「G」の右上に 小さな四角のマークが表示されます。この表示は、詳細パラメーター部の緑色の[F]マーク表示(30ページ)と連動します。 エディット前 エディット後 MOTIF-RACK XSエディター VST マニュアル 18
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Multiの場合) マルチ設定 [Part1-16]タブが選択されている場合だけ、現在選択されているマルチ設定を表示します。クリックすると MULTI LIBRARY (マルチライブラリー )が表示され、マルチ設定を選択できます。 MULTI LIBRARY (マルチライブラリー ) 1 2 3 4 5 1 [×](終了)ボタン マルチの変更をすべてキャンセルし画面を閉じ、MULTI LIBRARY (マルチライブラリー )が開く前のマル チに戻ります。 2 [+]/[−]ボタン [+]をクリックすると全フォルダーが開き、中にある全マルチが表示されます。[−]をクリックすると全 フォルダーが閉じます。 3 マルチ設定 フォルダーの中にあるマルチ設定群です。マルチ設定のいずれかをクリックすると、そのマルチ設定が一時 的に選択されます。マルチ設定のいずれかをダブルクリックすると、そのマルチ設定が実質的に選択され、 MULTI LIBRARY (マルチライブラリー )が閉じます。 n 右クリック(Windows)/キー +ク
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Multiの場合) 2 [Part 1-16]/[mLAN Part]タブ パート1〜16かmLANパートかを選ぶタブです。下図は、パート1〜16が選択されている状態です。 3 Part (パート) [Part1-16]タブを選択した場合 [Part1-16]タブ(2)を選択している場合、パート1〜16のパラメーターを表示/編集します。選択しているパート の背景は明るく表示されます。下図ではパート1が選択されています。 n 各パートで選択されているボイスのパラメーター (エレメントパラメーターなど)をエディットすると、そのボイスをユー ザーボイスまたはミキシングボイスとしてストア(保存)するまでの間、またはエディットの状態をファイルとして保存する までの間、「1」〜「16」の右上に小さな四角のマークが表示されます。この表示は、詳細パラメーター部の青色の[V] マーク表示(30ページ)と連動します。 Part (パートナンバー ) パートナンバーを表示します。 n エディターがONLINE (オンライン)の状態では、エディターでの設定とMOTIF-
各部の名称と機能: ミキサー部 (Voice/Multi=Multiの場合) Output Select (アウトプットセレクト) 各パートの出力先を設定します。 表示 出力される端子 ステレオ/モノラル L&R OUTPUT LとR ステレオ asL&R ASSIGNABLE OUTPUT LとR ステレオ m1&2 mLAN OUTPUT 1と2 ステレオ(1:L、2:R) m3&4 mLAN OUTPUT 3と4 ステレオ(3:L、4:R) m5&6 mLAN OUTPUT 5と6 ステレオ(5:L、6:R) m7&8 mLAN OUTPUT 7と8 ステレオ(7:L、8:R) m9&10 mLAN OUTPUT 9と10 ステレオ(9:L、10:R) m11&12 mLAN OUTPUT 11と12 ステレオ(11:L、12:R) m13&14 mLAN OUTPUT 13と14 ステレオ(13:L、14:R) asL ASSIGNABLE OUTPUT L モノラル asR ASSIGNABLE OUTPUT R モノラル m
各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) 画面右上にある をクリックすることにより、現在選択されているパートの、さらに詳しい設定ができる詳細パラ メーター部を呼び出せます。詳細パラメーター部を呼び出すことで、パラメーターカテゴリー部は画面中央まで移動し ます。 パラメーターカテゴリー部 パラメーターカテゴリー部 MOTIF-RACK XSエディター VST マニュアル 詳細パラメーター部 22
各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) ミキサー部で選択されたパートが、G、V、mLANパートのいずれかによって、パラメーターカテゴリー部で表示され るカテゴリーは下図のとおり、異なります。 「V」は[Voice]/[mLAN Part]タブで[Voice]が選ばれている場合に、「mLAN」は[Voice]/[mLAN Part]タブで [mLAN]が選ばれている場合にそれぞれ選択できます。「G」はタブ選択に関係なく、選択できます。 「G」 「V」 1 1 2 3 「mLAN」 1 5 4 6 1 オープン/クローズボタン 詳細パラメーター部の表示/非表示を行ないます。ボタンの左側が白色の場合 は、詳細パラメーター部が表示さ れていないことを示します。クリックすると、詳細パラメーター部を表示します。ボタンの右側が白色の場合 は、詳細パラメーター部が表示されていることを示します。クリックすると、詳細パラメーター部を隠します。 詳細パラメーター部の表示/非表示は、 + <←>、 + <→> (Macの場合はコマ
各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Voiceの場合) 4 Element (エレメント)またはDrum Key (ドラムキー ) ミキサー部で「V」を選択しているときに表示されます。ノーマルボイスが選択されている場合はElement (エレ メント)が表示され、ドラムボイスが選択されている場合はDrum Key (ドラムキー )が表示されます。各カテゴ リーをクリックすると、そのカテゴリーに属するボイスエレメントパラメーター群、またはドラムキーパラメー ター群が詳細パラメーター部に表示されます。 。 ノーマルボイス選択時 2 ドラムボイス選択時 3 5 6 4 1 1 エレメント用チェックボックス(ノーマルボイス選択時) 各エレメントをオン/オフします。 2 [1]〜[8]、[All]ボタン(ノーマルボイス選択時) エディットするエレメントを選択します。[All]をクリックすると、詳細パラメーター部に「Element Quick Setting」画面が表示され、全エレメントの主なパラメーターを1つの画面でまとめてエディットできるように なります。 3
各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Multiの場合) パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Multiの場合) 画面右上にある をクリックすることにより、現在選択されているパートの、さらに詳しい設定ができる詳細パラ メーター部を呼び出せます。詳細パラメーター部を呼び出すことで、パラメーターカテゴリー部は画面中央まで移動し ます。 パラメーターカテゴリー部 パラメーターカテゴリー部 MOTIF-RACK XSエディター VST マニュアル 詳細パラメーター部 25
各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部 (Voice/Multi=Multiの場合) ミキサー部で選択されたパートが、1〜16、mLANパートのいずれかによって、パラメーターカテゴリー部で表示され るカテゴリーは下図のとおり、異なります。 1〜16は[Part 1-16]/[mLAN Part]タブで[Part 1-16]が選ばれている場合に、 「mLAN」は[Part 1-16]/[mLAN Part]タブで[mLAN]が選ばれている場合にそれぞれ選択できます。「G」はタブ選択に関係なく、選択できます。 「G」 パート1〜16 1 1 2 3 「mLAN」 1 5 4 6 1 オープン/クローズボタン Voice/Multi=Voiceの場合(23ページ)と同じです。 2 Global Settings (グローバル設定) ミキサー部で「G」を選択しているときに表示されます。各カテゴリーをクリックすると、そのカテゴリーに属す るグローバルパラメーター群が詳細パラメーター部に表示されます。 3 Part Common (パートコモン) ミキサー部でパート1〜16のいずれかを選
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Voiceの場合) 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Voiceの場合) ミキサー部で選択されたボイスまたはグローバル設定の、詳細なパラメーター群を表示します。ここでは、パラメー ターカテゴリー部に表示される各パラメーターに、どのようなパラメーター群が属するかを説明します。各パラメー ターの説明については、MOTIF-RACK XS本体に付属する取扱説明書をご参照ください。 V、G、Fマーク エディット中の状態を示す3つのマーク パラメーターをエディットすると画面右上に下記3種類のマークが表示されます。 ボイスエディットの状態がユーザーボイスまたはミキシングボイスとしてストア(保存)されていないことを示して います。ボイスのストア(49ページ)を実行することで表示が消えます。 グローバル設定に関するエディットの状態がストア(保存)されていないことを示しています。グローバルのストア (49ページ)を実行することで表示が消えます。 パラメーターの種類に関係なく、エディットの状態がファイルとしてセーブ(保存)されていないことを示し
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Voiceの場合) Global Settings (グローバルセッティング) ミキサー部で「G」を選択すると表示されるパラメーターカテゴリーで、下記のサブカテゴリーから構成されます。 Master FX/EQ (マスターエフェクト/EQ) パラメーターカテゴリー部でこれを選択すると、詳細パラメーター部にボイスモードでのマスターエフェクト/EQ に関するパラメーター群が表示されます。MOTIF-RACK XS本体では、ユーティリティーセレクト画面にある 「Voice MEF」、 「Voice MEQ」を選択して呼び出される画面上のパラメーター群に該当します。 Controller Assign (コントローラーアサイン) パラメーターカテゴリー部でこれを選択すると、詳細パラメーター部にコントローラーアサインに関するパラメー ター群が表示されます。MOTIF-RACK XS本体では、ユーティリティーセレクト画面にある「Controller」を選択 して呼び出される画面上のパラメーター群に該当します。 Micro Tuning (マイクロチュ
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Voiceの場合) Element (エレメント)またはDrum Key (ドラムキー ) ミキサー部で「V」を選択すると表示されるパラメーターカテゴリーです。ノーマルボイスが選択されている場合は Elementが、ドラムボイスが選択されている場合はDrum Keyが表示されます。このカテゴリーに属するパラメーター では、ボイスを構成する各エレメントまたはドラムキーに固有の設定を行ないます。下記のサブカテゴリーから構成さ れます。 n Element (エレメント)表示の下に表示されているチェックボックス(1〜8)、およびAllについては、24ページをご参照ください。 Drum Key (ドラムキー )表示の下に表示されているチェックボックス、およびドラムキー表示については、24ページをご参照くださ い。 n ボイスのエレメントパラメーターおよびドラムキーパラメーターは、すべてMOTIF-RACK XSエディター VST上でのみエディットで きます。MOTIF-RACK XS本体ではエディットできません。 Oscillator/Pitch
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Multiの場合) 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Multiの場合) ミキサー部で選択されたパートおよびパートに割り当てられているボイスの詳細なパラメーター群を表示します。ここ では、パラメーターカテゴリー部に表示される各パラメーターに、どのようなパラメーター群が属するかを説明します。 各パラメーターの説明については、MOTIF-RACK XS本体に付属する取扱説明書をご参照ください。 V、M、G、Fマーク エディット中の状態を示す4つのマーク パラメーターをエディットすると画面右上に下記4種類のマークが表示されます。 ボイスエディットの状態がユーザーボイスまたはミキシングボイスとしてストア(保存)されていないことを示して います。ボイスのストア(49ページ)を実行することで表示が消えます。 マルチエディットの状態がストア(保存)されていないことを示しています。ミキシングのストア(50ページ)を実行 することで表示が消えます。 グローバル設定に関するエディットの状態がストア(保存)されていないことを示しています。グローバル
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Multiの場合) Multi Common (マルチコモン) ミキサー部で「G」列を選択すると表示されるパラメーターカテゴリーで、下記のサブカテゴリーから構成されます。 Effect (エフェクト) パラメーターカテゴリー部でこれを選択すると、詳細パラメーター部にマルチモードでのエフェクトに関するパラ メーター群が表示されます。MOTIF-RACK XS本体では、マルチコモンエディットセレクト画面にある「Effect」 を選択して呼び出される画面上の、「Reverb」 「Chorus」を選択して呼び出される画面上のパラメーター群に該当 します。 Master FX/EQ (マスターエフェクト/EQ) パラメーターカテゴリー部でこれを選択すると、詳細パラメーター部にマルチモードでのエフェクトに関するパラ メーター群が表示されます。マスターエフェクトについては、MOTIF-RACK XS本体のマルチコモンエディットセ レクト画面にある「Effect」を選択して呼び出される画面上の、 「Master」を選択して呼び出される画面上のパラ メーター
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部 (Voice/Multi=Multiの場合) Element (エレメント)またはDrum Key (ドラムキー ) ミキサー部で「1」〜「16」のいずれかを選択すると表示されるパラメーターカテゴリーです。現在選択されている パートにノーマルボイスが割り当てられている場合はElementが、ドラムボイスが割り当てられている場合はDrum Keyが表示されます。このカテゴリーに属するパラメーターでは、ボイスを構成する各エレメントまたはドラムキーに 固有の設定を行ないます。 詳細は、[Voice]/[Multi]=[Voice]の場合と同じです(29ページ)。 mLAN ミキサー部で「mLAN」を選択すると表示されるパラメーターカテゴリーです。このカテゴリーに属するパラメーター では、マルチモードでのmLANパートに関する設定を行ないます。下記のサブカテゴリーから構成されます。 Effect (エフェクト) パラメーターカテゴリー部でこれを選択すると、詳細パラメーター部にマルチモードでのmLANパートにかかる エフェクト関連のパラメーター群が表示されます。 MOTIF
各部の名称と機能: 下部 下部 3 1 54 6 7 8 9 2 ) 1 コントローラー表示 MOTIF-RACK XSに装備されているコントローラーのうち、どれがRCV/CONTROLLER SET ASSIGN画面にあ るコントローラーセットのControl Source (コントロールソース)として設定されているかを表示しています。 2 1 3 1 Part (パート) 現在どのパートのコントローラーセットの設定が表示されているかを示します。[Voice]/[Multi]=[Voice]の場 合は「1」で固定表示、[Voice]/[Multi]=[Multi]の場合は現在選択されているパートの番号が表示されます。 2 Control Source (コントロールソース) 左から順に、現在選択されているパート(1)のコントローラーセット 1〜6のコントロールソース(コントロー ラー )を表示します。 表示名 PB コントロールソース名 ピッチベンドホイール MW モジュレーションホイール AT 鍵盤のアフタータッチ FC フットコントローラー FS フットスイッチ
各部の名称と機能: 下部 2 Quick Setup (クイックセットアップ) MOTIF-RACK XS本体のMIDIに関するさまざまなパラメーター設定や、IEEE1394ケーブル経由でオーディオ音声 をコンピューターに送るときのモニターに関するパラメーター設定を、ワンタッチで変更する機能です。 1 2 3 1 MIDI 「1」〜「3」の3種類のテンプレートの中から1つを選択します。MOTIF-RACK XS本体では、ユーティリ ティーセレクト画面中の「MIDI」を選択して呼び出される画面の3ページ目にあるQuick Setupパラメーター に該当します。 2 mLAN Monitor 3種類のテンプレートの中から1つを選択します。MOTIF-RACK XS本体では、ユーティリティーセレクト画 面中の「General」を選択して呼び出される画面の2ページ目にあるmLAN monitorパラメーターに該当しま す。 3 Layer 1-4 Parts [Voice]/[Multi] = [Multi]の場合のみ表示されるパラメーターです。チェックボックスをオンにすると、 パート1〜4だけがMIDI
各部の名称と機能: 下部 6 Note Shift/Vel Shift (ノートシフト/ベロシティーシフト) オーディションフレーズの再生時に、オリジナルデータからシフトするノートナンバーおよびベロシティーを設定 します。ノートシフトではオーディションフレーズのピッチを半音単位で上げ下げでき、ベロシティーシフトでは オーディションフレーズの再生時の強さを調節できます。 4 ARP (アルペジオ) アルペジオの設定(オン/オフおよび1〜5の切替)をします。 5 MIDIモニター MIDIモニター機能をオン/オフします。このMIDI端子アイコンをオンすることにより、MOTIF-RACK XS 本体に入力されるMIDIノートオン/オフが、エディター下部にある鍵盤イラストに反映されます。コン ピューターに接続されたMIDIキーボードを演奏しながらMOTIF-RACK XSエディター VSTでの設定結果 を確認したい場合に、このMIDIモニター機能を使います。 6 [A.
MOTIF-RACK XSエディター VSTの基本操作 MOTIF-RACK XSエディター VSTの基本操作 MOTIF-RACK XSエディター VSTの基本的な操作について説明します。 ボイス名を編集する VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )、GENERAL (ジェネラル)画面、Store (ストア)画面でボイス名の編集がで きます。 VOICE LIBRARY (15ページ)では、ユーザーボイスまたはミキシングボイスを選びさらにクリックすると、ボイス名 が編集できるようになります。編集後は、キーを押すかカーソルを別のパラメーターに移して編集結果を確定 します。キーを押せば編集結果をキャンセルできます。 GENERAL画面(下図)とStore画面(49ページ)では、 「Voice Name」と表示されているテキスト入力ボックスにカー ソルを置くことで、自由にボイス名を編集できます。編集後は、キーを押すかカーソルを別のパラメーターに 移して編集結果を確定します。 ボイスを探す/アルペジオタイプを探す/マルチを探す VOICE LIBRARY画
MOTIF-RACK XSエディター VSTの基本操作 パラメーターの設定値を選ぶ パラメーターのボックスをクリックするとリストボックスが表示されるので、その中から設定値を選びます。 また、[▲]/[▼]ボタンをクリックすると前の値/次の値に変わります。 ノブで数値を変更する 図のようなノブでは、ドラッグしたりクリックすることでパラメーター値を編集できます。クリックしたあと、カーソ ルキーまたは/キーを押すことで数値変更することもできます。細かい設定をするには、 キーを押しながらドラッグします。 Setup (セットアップ)画面(41ページ)のKnob GuideパラメーターやKnob Mouse Controlパラメーターを設定する ことで、ノブの操作方法を変更できます。Windowsでは、キーを押した状態で数値ボックスをクリックするこ とにより、数値を初期値に戻せます。Macintoshでは、コマンドキーを押した状態で数値ボックスをクリックすること により、数値を初期値に戻せます。 スライダーで数値を変更する 図のようなスライダ
メニュー : [ファイル]メニュー メニュー [ファイル]メニュー 新規作成 現在開いているファイルを閉じ、ミキシングやボイスの設定が初期状態の新しいファイルを開きます。 開く... 既存のファイルを開きます。選択できるファイル形式は、以下のとおりです。 • MOTIF-RACK XS Editor (.X1E) • MOTIF XS Editor (.X0E) • MO6/MO8 Multi Part Editor (.M4E) • MOTIF-RACK ES Multi Part Editor (.M3E) • MOTIF ES6/7/8 Multi Part Editor (.M4E) 注意 MOTIF-RACK XSエディター VST上で編集できるのは、1ファイルだけです。そのため、 「新規作成」やファイルの「開く」 を実行すると、現在編集中のミキシングデータやボイスデータは消えてしまいます。 大切なデータは、ファイルとして保存し ておきましょう。 上書き保存 開いているファイルを上書き保存します。 名前をつけて保存...
メニュー : [ファイル]メニュー インポート 他のファイルからボイスデータをインポートします。 まずファイル選択ボタン(3)をクリックし、インポートするボイスデータを含んだファイルを呼び出します。インポー ト元のファイル内容表示(8)上で、インポートするデータを選択します。そのあと、インポート先のファイル内容表示 (9)上で、インポート先となるMOTIF-RACK XSエディター VSTのボイスナンバー /ボイスバンクを選択します。 1度にインポートできるデータは、1ボイス(バンク/カテゴリー )か1フォルダー (バンクの場合のみ)のどちらかになり ます。1ボイスをインポートする場合は、インポート先も1ボイスナンバーを選択し、フォルダーごとインポートする場 合は、インポート先も1フォルダー (バンクの場合のみ)を選択する必要があります。 最後に[Import]ボタン(5)をクリックすると、インポートが実行されます。 選択できるファイル形式は、以下のとおりです。 • MOTIF-RACK XS Editor (.X1E) • MOTIF XS Editor (.
メニュー : [ファイル]メニュー 5 [Import](インポート)ボタン ファイル内容表示(8)で選択したデータを、MOTIF-RACK XSエディター VST内容表示(9)で選択した場所にイン ポートします。 n [Import]ボタンを使わなくても、インポート元のファイル(8)をドラッグして、インポート先(9)にドラッグすることで も、インポートできます。 n ノーマルボイスをユーザードラムボイスバンクにインポートすることはできません。同様に、ドラムボイスをユーザー ノーマルボイスバンクにインポートすることはできません。また、インポート先としてプリセットボイスバンクを設定す ることはできません。 6 [+]/[−]ボタン [+]ボタンをクリックすると、ファイル内容表示(8)、MOTIF-RACK XSエディター VST内容表示(9)で、カテゴ リーやバンクの内容をすべて表示します。 [−]ボタンをクリックすると、ファイル内容表示(8)、MOTIF-RACK XSエディター VST内容表示(9)で、カテゴ リーやバンクの内容をすべて隠します。 7 フォルダー クリックすると、ファイル内容表示(8
メニュー : [ファイル]メニュー エディター設定 MOTIF-RACK XSエディター VSTの設定を行ないます。画面上のすべての設定が済んだら、[OK]ボタンをクリックし ます。 1 4 2 5 3 6 8 7 9 ) ! @ # $ 1 [×](終了)ボタン 設定を反映せずに終了します。[Cancel]ボタン($)と同じです。 2 [mLAN/1394]/[USB]チェックボックス MOTIF-RACK XS本体と通信するMIDIポートの種類を選択します。 3 [Detail] (ディテール)ボタン [mLAN/1394]/[USB]チェックボックス( 2)でUSB接続を選択した場合、[Detail]ボタンをOnにすることによ り、エディターが使用するMIDI入出力ポートを個別に設定できます。ポート名をコンピューター上やDAWアプリ ケーション上などで変更した場合は、この設定を行なう必要があります。ポート名を変更していない場合は、 [Detail]ボタンはOffのままで構いません。 4 MIDI MOTIF-RACK XS本体と通信するMIDIポートを選択します。 USB
メニュー : [ファイル]メニュー 6 Auto Sync Setting (オートシンク セッティング) エディターをOFFLINE状態からONLINE状態に切り替えるときの、MOTIF-RACK XS本体とのデータ同期の方法を 設定します。実際の同期は、[OFFLINE]ボタンをクリックしたときやMOTIF-RACK XSエディター VSTを起動した とき、新しいファイルを開いたときなどに自動的に表示されるAuto Sync (オートシンク)画面上で行なわれます。 Global (グローバル) グローバルデータ(3ページ)を同期させるかどうか、および同期の方向(どちらの状態に合わせるか)を設定します。 Current (カレント) カレントデータ(3ページ) を同期させるかどうか、および同期の方向(どちらの状態に合わせるか)を設定します。 Voice (ボイス) ユーザーボイスデータ(3ページ)を同期させるかどうか、および同期の方向(どちらの状態に合わせるか)を設定します。 Auto Start (オートスタート) Onに設定すると、下記条件でAuto Sync (オートシンク)画面が開いたとき
メニュー : [ファイル]メニュー 9 Slider Mouse Control (スライダーマウス コントロール) 右図のようなスライダーの操作方法を設定します。 Jump (ジャンプ) つまみ以外のスライダーバー上をクリックすると、クリックした 位置につまみがジャンプします。 Touch (タッチ) つまみをドラッグすることによりスライダーを動かします。つまみ以外のスライダーバー上をクリックしてもつま みは移動しません。 Ramp (ランプ) つまみ以外のスライダーバー上をクリックすると、クリックしている間だけつまみが移動します。 Relative (リレーティブ) つまみ以外のスライダーバー上をドラッグするとマウスカーソルが消え、左右に動かすことにより数値をコント ロールします。現在の値から相対的に移動します。 ) Keybord Velocity (キーボードベロシティー ) 鍵盤イラスト(35ページ)をクリックしたときに出力される、MIDIノートのベロシティーを設定します。 [Fix]をオ ンにした場合、ベロシティーは一定の値に固定されます。固定されるベロシティー値は、[ Fix]の横の
メニュー : [ファイル]メニュー 本体ユーティリティー設定 このメニューを選んで呼び出されるHARDWARE UTILITY (ハードウェアユーティリティー )画面上で、MOTIFRACK XS本体のユーティリティーモードにおける設定を行ないます。画面上に表示されている各パラメーターをエ ディットすることで、MOTIF-RACK XS本体の該当パラメーターも同期して値が変更されます。画面下の[Store]をク リックすることで、変更された値がグローバルデータとしてストア(保存)されます。 1 2 3 4 6 5 7 MOTIF-RACK XSエディターVST(上記画面) 1 Tone MOTIF-RACK XS本体 Note Shift [UTILITY] → General → Note Shift Tune [UTILITY] → General → Tune 2 Auto Load Setup Power On Mode [UTILITY] → General → Power On Mode 3 MIDI Channel Basic Receive Ch [VOI
メニュー : [ファイル]メニュー VSTi設定 このメニューを選んで呼び出されるVSTi Setup (VSTi設定)画面上で、MOTIF-RACK XS本体からのオーディオ信号 をどのオーディオポート経由でDAWアプリケーションに送信するかを設定します。 IEEE1394 (FireWire)ケーブルでコンピューターと接続している場合は、AUTOボタンをクリックすると自動的に オーディオポートを設定できます。Clear (クリア )ボタンをクリックすると、すべてのオーディオポートが未接続にな ります。 USBケーブルでコンピューターと接続している場合は、MOTIF-RACK XSとオーディオ接続しているオーディオイン ターフェースのオーディオ入力ポートを選択します。 n MOTIF-RACK XSエディター VST上でオーディオ設定を行なっていない場合や、オーディオドライバーがコンピューターにインストー ルされていない場合は、MOTIF-RACK XSエディター VST上でエラーメッセージが表示されます。MOTIF-RACK XSをオーディオ結 線しているオーディオポートを必ず設定してください。オーデ
メニュー : [編集]メニュー [編集]メニュー ボイスモードの場合 マルチモードの場合 元に戻す 1つ前の操作を取り消します。取り消しできない場合は、メニュー項目がグレーになります。 やり直し [元に戻す]を実行する前の状態に戻します。[元に戻す]を実行した数だけ[やり直し]できます。[やり直し]できないとき は、メニュー項目がグレーになります。 コピー 選択している文字列、ボイスデータ、パラメーターをコピーします。コピーできないときは、メニュー項目がグレーに なります。 貼り付け コピーした文字列、ボイスデータ、パラメーターを貼り付けます。貼り付けできないときは、メニュー項目がグレーに なります。 ボイスの初期化(ボイスモード)/パートボイスの初期化(マルチモード) 現在エディット中のボイスの初期化を行ないます。画面上のすべての設定をしたあと、[Start]ボタンをクリックするこ とで、初期化を実行します。 エディット中のボイスがノーマルボイスの場合 1 2 4 3 5 6 MOTIF-RACK XSエディター VST マニュアル 46
メニュー : [編集]メニュー エディット中のボイスがドラムボイスの場合 1 2 4 3 5 6 1 [×](終了)ボタン 初期化を行なわずに画面を閉じます。 2 [All](オール)/[Clear](クリア)ボタン All: すべてのパラメーターを初期化対象とします。 Clear: すべてのパラメーターを初期化対象から外します。 3 [Common](コモン)チェックボックス オンに設定すると、現在選択されているボイスの全コモンパラメーター (ボイスモードの場合はVoice Common、 マルチモードの場合はPart Common)を初期化します。 4 with Wave Assignment オンに設定すると、選択したエレメントに割り当てられていたウェーブフォームの設定を初期化します。 5 Element (エレメント) [1]〜[8] または Drum Key (ドラムキー ) C0〜C6 エディット中のボイスがノーマルボイスの場合、ここでオンに設定したエレメントの全パラメーターを初期化しま す。エディット中のボイスがドラムボイスの場合、ここでオンに設定したドラムキーの全パラメーター
メニュー : [編集]メニュー ミキシングの初期化(マルチモードのみ) ミキシングの初期化を行ないます。画面上のすべての設定をしたあと、[OK]ボタンをクリックすることで、初期化を実 行します。 1 2 4 5 3 6 7 8 1 [×](終了)ボタン 初期化を行なわずに画面を閉じます。 2 [All](オール)/[Clear](クリア)ボタン All: すべてのパラメーターを初期化対象とします。 Clear: すべてのパラメーターを初期化対象から外します。 3 [Multi Common](マルチコモン)チェックボックス オンに設定すると、Multi Common (マルチコモン)のすべてのパラメーターを初期化します。 4 Initialize Template (イニシャライズテンプレート) 初期化のテンプレートを選択します。 Normal: 通常の初期化を行ないます。 GM: GM(ジェネラルMIDI)対応の音源として初期化を行ないます。 Contemporary R&B 〜 TurkishPop: 各タイトルの目的に沿った設定を行ないます。 5 Output Template (アウ
メニュー : [編集]メニュー グローバルのストア グローバルデータのストア(保存)を行ないます。このメニューを選択しただけで、グローバルのストアは実行されます。 グローバルデータは、エディター内ではなくMOTIF-RACK XS本体内部のメモリーにのみストア(保存)されます。 ボイスのストア このメニューを選択することで呼び出される画面上で、現在エディット中のボイスを保存(ストア)します。ボイスモー ドでは現在エディット中のボイスを、マルチモードでは現在選択されているパートに割り当てられているボイスを、そ れぞれ保存(ストア)します。 保存したいバンクフォルダー (5)と、そのバンク内のボイスナンバーを選択し、保存するボイス名を入力します。最後 に[Store]ボタンをクリックし、編集したボイスをユーザーボイス(ボイスモード/マルチモード)またはミキシングボイ ス(マルチモードのみ)として保存します。 2 3 1 4 5 6 1 [×](終了)ボタン ストア実行せずにこの画面を閉じます。 2 Voice Name (ボイスネーム) 保存するボイスの名前を表示/入力します。 3 [Store]
メニュー : [編集]メニュー 5 バンクフォルダー ここでは、ボイスの保存先となる以下のボイスバンクを表示します。 • Normal User 1 (ノーマルユーザー 1) • Normal User 2 (ノーマルユーザー 2) • Normal User 3 (ノーマルユーザー 3) • Drum User (ドラムユーザー ) • Mixing (ミキシング) これらのバンクをクリックすると、上図のようにそのバンク内のボイスリストを表示したり隠したりします。 なお、現在選択されているモードやエディット中のボイスの種類により、表示されるバンクが違います。Mixing (ミキシング)バンクはマルチモードの場合のみ表示されます。また現在エディット中のボイスがノーマルボイスの 場合はDrum User (ドラムユーザー )バンクが表示されません。同様に、現在エディット中のボイスがドラムボイ スの場合はNormal User 1〜3は表示されません。 6 ボイスリスト 選択しているバンクのボイスリストを表示します。ここで、保存したいボイスナンバーを選択します。ここで Windowsの場合は右クリック、Mac
メニュー : [バルク]メニュー [バルク]メニュー データ同期 MOTIF-RACK XS本体とバルクデータの送受信を行ないます。 1 3 2 4 5 6 1 [×](終了)ボタン データ同期を行なわずに画面を閉じます。 2 [Transmit](トランスミット)/[Receive](レシーブ)チェックボックス データ送受信の方向を設定します。 [Transmit]チェックボックス: MOTIF-RACK XSエディター VSTからMOTIF-RACK XS本体へバルクデータを送 信します。 [Receive]チェックボックス: MOTIF-RACK XS本体からMOTIF-RACK XSエディター VSTへ送られてくるバル クデータを受信します。 3 送受信するデータの種類 送受信するデータをタイプ別に設定します。[All]ボタンをクリックすると全タイプをオンにし、[Clear]ボタンを クリックすると全タイプをオフにします。 Current カレントデータ(現在のエディット状態)を送受信します。 Global グローバルデータを送受信します。 Preset (Favorites
メニュー : [ヘルプ]メニュー 4 プログレスバー バルクデータの送受信状態を確認できます。 5 [Start](スタート)ボタン バルクデータの送受信を開始します。 6 [Stop](ストップ)ボタン バルクデータの送受信中にのみ表示されます。クリックすると、その時点でバルク送受信をストップします。 [ヘルプ]メニュー マニュアル 本書を開きます。Adobe ® ReaderなどのPDFファイル対応アプリケーションが起動します。 バージョン情報 MOTIF-RACK XSエディター VSTのバージョン情報が表示されます。 MOTIF-RACK XSエディター VST マニュアル 52
メニュー Auto Sync (オートシンク)画面 この画面は、エディターをOFFLINE (オフライン=エディターとMOTIF-RACK XS本体の設定が連動しない状態)から ONLINE (オンライン=エディターとMOTIF-RACK XS本体の設定が互いに連動する状態)に切り替えるための画面です。 エディターがOFFLINE状態のときは、画面上の[OFFLINE]ボタンをクリックすることで呼び出せます。その他にも、 下記操作をした場合に自動的に呼び出されます。 • エディター上でファイルを開いたとき • エディター上ファイルメニューの「新規作成」で新しいファイルを作ったとき • ONLINE (オンライン)の状態で、モードを切り替えたとき • ONLINEの状態で、MOTIF-RACK XS本体のモードを切り替えたとき • ケーブル接続が正しく行なわれている状態で、MOTIF-RACK XS本体やコンピューター上での設定が、正しくない状 態から正しい状態に変更されたとき • MOTIF-RACK XS本体やコンピューター上での設定が正しく行なわれている状態で、ケーブル接続が正しくない状態 から正しい状
トラブルシューティング トラブルシューティング 「音が出ない」 、「正常に動作しない」などといった場合には、まずMOTIF-RACK XSとコンピューターとの接続を確認 したあと、以下の項目をチェックしてください。 コントロールスライダーやチャンネルノブを操作しても音色(音の聞こえ方)が変わらない。 • エディターはONLINEになっていますか? • [ONLINE]ボタンの左側のインジケーターは点灯していますか? 点灯していない場合、通信設定に問題があるかもしれません。MOTIF-RACK XSエディター VSTまたは DAWアプリケーションのMIDIポート設定(41ページ)や、MOTIF-RACK XS本体側のMIDI通信設定(ユーティ リティーモードのMIDI画面の設定)、またはケーブルの接続が正しく行なわれているかを確認してください。 • エディター設定のMIDIポート設定やDevice No.