User Manual

Table Of Contents
MOTIFXFリファレンスマニュアル
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MOTIFXFのしくみ
基礎編
MOTIF
XF
しくみ
基本操作
外部機器
接続
リセットオールコントローラー (コントロールナンバー 121)
コントローラーの値を初期設定値に戻すMIDIメッセージです。
次の各データを初期値に戻します。
ピッチベンド、チャンネルプレッシャー、ポリフォニックキープ
レッシャー、モジュレーション、エクスプレッション、ホールド
1、ポルタメント、ソステヌート、ソフトペダル、ポルタメント
コントロール、RPN*、NRPN*
(*RPNとNRPNは番号未設定状態となり、内部データは変更されません。
次の各データは変更しません。
プログラムチェンジ、バンクセレクトMSB/LSB、ボリューム、
パン、ドライセンドレベル、エフェクトセンドレベル1、3、4、
ピッチセンシティビティ、ファインチューニング、コースチュー
ニングなど。
オムニモードオフ(コントロールナンバー 124)
オールノートオフを受信したときと同じ処理を行ないます。ボイ
スレシーブチャンネルを1に設定します。
オムニモードオン(コントロールナンバー 125)
オールノートオフを受信したときと同じ処理を行ないます。ボイ
スレシーブチャンネルのみをオムニオンに設定します。
モノ(コントロールナンバー 126)
オールサウンドオフを受信したときと同じ処理を行ない、3rd
byte(モノ数)が0〜16の範囲内にあればそのチャンネルのパート
をモノモードにします。
ポリ(コントロールナンバー 127)
オールサウンドオフを受信したときと同じ処理を行ない、そ
チャンネルのパートをポリモードにします。
チャンネルアフタータッチ(ChannelAfterTouch)
鍵盤を弾いてから、さらに押し込むことで出力するイベントで
す。
データ(000〜127)では、鍵盤をどの程度押さえ込んだのかを
示します。右側には数値に対応したバーグラフが表示されます
ポリフォニックアフタータッチ(PolyAfterTouch)
鍵盤を弾いてからさらに押し込むことで出力するイベントです
チャンネルアフタータッチと違い、各鍵ごとに独立したデータ
として扱います。本体の鍵盤からは送信しません。内蔵シーケ
ンサーから送信できます。
ノートナンバー (C-2〜G8)では、押さえた鍵盤を示していま
す。
データ(000〜127)では、鍵盤を押さえる強さを示していま
す。右側には数値に対応したバーグラフが表示されます。
n ポリフォニックアフタータッチは、MOTIFXFのソング/パ
ターンモードにおいてデータとして保存できますが、MOTIF
XFの音源としては対応していません。
レジスタードパラメーターナンバー (RPN)
音源の設定をパートごとに変更するためのイベントです。
本来は、RPNMSB(101)、RPNLSB(100)、データエント
リー MSB(6)の3種類のコントロールチェンジを送信する必要
があります。MOTIFXFでは、これにデータエントリー LSB
(38)を加えた4種類のコントロールチェンジを便宜的に1つに
まとめて扱えるようになっています。
いったんRPNが設定されると、そのあと同じチャンネルで受
するデータエントリーは、設定したRPNの値として処理され
ます。
このメッセージを使ってコントロールしたあとは、パラメー
ターナンバーをNull(7FH,7FH)に設定して誤操作を防止して
ください。
MOTIFXFの音源部では、RPNMSB(000〜127)、RPN
LSB(000〜127)、データエントリー MSB(000〜127)、
データエントリー LSB(000〜127)の4種類のパラメーター
をコントロールできます。
パラメーターリスト(RPN)
データのバーグラフ
データ
ノートナンバー
データ
データの
バーグラフ
RPNナンバー
MSB-LSB
データエントリー
MSB-LSB
RPN ナンバー
パラメーター名
データエントリー (範囲)
初期値 機能
MSB LSB MSB LSB
000 000
ピッチベンドセンシティ
ビティー
000 – 024 002
ピッチベンド情報による音程変化の幅を、半音位で設定しま
す。
000 001
ファインチューン
-64 – +63 +00
音程をセント単位で変更します。
000 002
コースチューン
-24 – +24 +00
音程を半音単位で変更します。
127 127
ヌル
——
RPNとNRPNの指定を解除して、誤ってデータエントリーを
送っても音源の設定が変化しないようにします。