User Manual

Table Of Contents
MOTIFXFリファレンスマニュアル
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MOTIFXFのしくみ
基礎編
MOTIF
XF
しくみ
基本操作
外部機器
接続
エフェクト部
音源部やオーディオ入力部から出力された音声に、残響、広がり、厚みなど、さまざまな効果をかけ、音を加工する装置です。音
作りでエフェクトを活用することによって、さらに表現力を加えます。
エフェクトの構成
システムエフェクトは、各パートのセンドレベルによって出
力された信号をまとめてエフェクトに送り、効果のかかった
信号をリターンレベルで出力ラインとミックスするタイプの
エフェクトです。そのため、すべてのパートに対して効果を
かけることができます。
MOTIFXFでは、システムエフェクトとしてリバーブとコー
ラスの2つのエフェクトを搭載しています。
また、コーラスからリバーブへのセンドレベル(コーラス
トゥーリバーブ)も設定できます。これは、コーラスの出力
にリバーブをかけるためのもので、コーラスを通らない信号
と同じ程度のリバーブ感を加えることで、自然な効果を得る
ことができます。
インサーションエフェクトは、ボイスに対して効果をかける
ためのエフェクトです。各ボイスにはインサーションA/Bを1
セットにした1系統のインサーションエフェクトが内蔵され
いて、A/Bを異なったエフェクトに設定したり、ボコーダ
として機能させたりできます。ボイスコモンエディットのコ
ネクト画面(64ページ)で設定します。
MOTIFXFは8系統のインサーションエフェクトを内蔵してい
るので、パフォーマンスの場合、パート1〜4とA/Dインプッ
トパートの合計5パートすべて、各パートのボイスに設定さ
たインサーションエフェクトを有効に設定できます。ミキシ
ングの場合は、パート1〜16、A/Dインプットパートの合計
17パートの中からボイスのインサーションエフェクトを有
にする8パートを設定するしくみになっています。ただし、
フォーマンス/ミキシングモードの場合、ボコーダーを有効に
できるのはパート1のみです。
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかけるエフェクト
です。複数のエフェクトタイプがあります。
ノーマルボイスの各エレメント、ドラムボイスの各ドラム
キーが持つEQです。2バンドのシェルビングタイプのパラメ
トリックEQと、1バンドのピーキングタイプのパラメトリッ
クEQ、そして単に出力音をブーストするEQの3種類のタイ
から選んでパラメーターを設定します。
パフォーマンスとミキシングの各パートに内蔵されている3
ンドのパラメトリックEQです。ローとハイはシェルビングタ
イプ、ミッドはピーキングタイプです。
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかける、5バンド
EQです。ローとハイの形状を、ピーキングタイプかシェルビ
ングタイプかに切り替えることができます。
ピーキングタイプとは特定の周波数を中心として音量を増減
するタイプのEQのことです。またシェルビングタイプとはフ
リケンシーで設定した周波数より高い周波数(または低い周
数)全体の音量を増減するタイプのEQのことです。
n ピーキングタイプとは特定の周波数を中心として音量を増減
するタイプのEQのことです。またシェルビングタイプとはフ
リケンシーで設定した周波数より高い周波数(または低い周波
数)全体の音量を増減するタイプのEQのことです。
各モードでのエフェクト接続と設定
システムエフェクト(リバーブ、コーラス)
インサーションエフェクト
マスターエフェクト
エレメントEQ
パートEQ
マスター EQ
ボイスモード
エレメントまたはキー
エレメントEQ
インサーションA
インサーションB
リバーブ
コーラス
マスター
エフェクト
マスターEQ
ボイス
エレメント1〜8
ドラムキーC0〜C6
ADパート
(ユーティリティーモードで設定)
1
2
3
4
56
センドレベ
コーラス
リバ
リタ