User Manual

Table Of Contents
MOTIFXFリファレンスマニュアル
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パターンを録音する(パターンレコード)
パターンレコードでは、パターンの各トラックに演奏データ(MIDIデータ)を録音して、パターンの素材となるフレーズを作成しま
す。パターンプレイから[I](レコード)ボタンを押すとパターンレコードに入ります。
n 音声データ(オーディオデータ)の録音は、サンプリングレコード(203ページ)で行ないます。
リアルタイム録音
パターンレコードでは、実際に鍵盤を演奏したりコントロー
ラーを操作したりしながら録音する、リアルタイム録音を行
ないます。すでに録音されているトラックを再生して聴きな
がら録音することもできます
リアルタイムレコーディングには、リプレース(上書き録音)、
オーバーダブ(重ね録音)の2つの方法があり、必要に応じて選
択できます。
パターンを録音する手順
パターンを録音する作業は、次のような流れになります
1 録音するパターンとセクションを選びます。
[PATTERN]ボタンを押してパターンプレイ画面(168
ページ)を表示し、録音を行なうパターンとセクション
選びます。新しくパターンを作成する場合には、データの
入っていないパターンを選びます。データの入っていない
パターンが見つからない場合には、パターンジョブのクリ
アパターン(187ページ)でパターンに入っているデータを
消しましょう。
2 [I](レコード)ボタンを押して、レコードセットアップ
画面(178ページ)を表示します。
3 レコードセットアップ画面で録音の準備をします。
レコードセットアップ画面で、録音するトラックや録音方
法などを設定して録音の準備を行ないます。
録音トラックとしてフレーズの割り当てられていないト
ラックを選んだ場合は、演奏が空のフレーズに録音され、
そのフレーズが指定したトラックに割り当てられます。
フレーズが割り当てられているトラックを選んだ場合は、
そのフレーズに対して重ねて録音する状態になります。
アルペジオを使って録音する場合は、アルペジオ画面
(147ページ)でアルペジオに関する設定を行ないます。
4 リアルタイムで録音を行ないます。
[F](プレイ)ボタンを押して録音をスタートします。録音
が終われば、[J](ストップ)ボタンを押して録音をストッ
プします。
5 録音したデータをパーターンジョブ(181ページ)で編
集したり、パターンエディット(179ページ)で細かく
修正したりします。
6 パターンを保存します。
[STORE]ボタンを押してパターンストア画面を表示し
パターンを保存します。
これで、電源をオフにしても消えない状態になりました。
注記 録音されたパターンは、他のパターンを選んだり、他の
モードボタンを押したり、電源を切ったりすると、失わ
れてしまいます。他のパターンや他のモードに切り替え
る前に、または電源を切る前に、[STORE]ボタンを押し
てパターンデータを本体に保存してください。
7 必要に応じて、USB記憶装置やネットワーク接続され
たコンピューターにパターンデータを保存します
(241ページ)。
パターンを保存する
[STORE](パターンストア)
録音や編集、修正などの作業をしたパターンデータを保存し
ます。パターンを保存すると、電源をオフにしても消えない
状態になります。パターンモードで[STORE]ボタンを押す
と、パターンストア画面が表示されます。
パターンストアで保存されるのは、次のデータです。
シーケンスデータ
選択中のパターン(セクションA〜P)、パターンチェーン、
フレーズ001〜256
音源データ
ミキシング設定(コモンエディットパラメーター、パートエ
ディットパラメーター )
n
ミキシングボイスはミキシングボイスストア(199ページ)
でのみ保存されます。
パターンストアの操作手順は、ボイスストア(54ページ)やソ
ングストア(144ページ)と同じです。
注記 保存先のパターンナンバーに保存されていたパターンデータ
は上書きされて消えてしまいます。必要なデータが保存され
ていないパターンナンバーを保存先に設定してください。