User Manual
Table Of Contents
- 安全上のご注意
- ご使用上の注意
- お知らせ
- はじめに~開発チームから皆様へのメッセージ~
- 取扱説明書について
- 付属品について
- 同梱ディスクについて
- 特長
- 目次
- 各部の名称と機能
- ご使用前の準備
- 基本操作
- モードについて
- ボイスモードで演奏する
- パフォーマンスモードで演奏する
- パフォーマンスの演奏を録音する
- 鍵盤演奏をオーディオ録音/再生する
- マスターキーボードとして使う
- ソングモードでオリジナルソングを作る
- パターンモードでパターンを作る
- ミキシングモードでマルチ音源のミキシングをする
- サンプリングモードを使う
- 本体のさまざまな設定をする(ユーティリティーモード)
- コンピューターと接続して使う
- ファイルモードでファイルをセーブ/ロードする
- メッセージリスト
- 困ったときは
- 拡張部品(別売)の取り付け
- 仕様
- 索引
MOTIFXF取扱説明書
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パフォーマンスモードで演奏する
アルペジオを利用して、1人でバンドアンサンブルを実現する
方法です。
MOTIFXFでは、パフォーマンスを構成する4つのボイスに対
して、別々のアルペジオを同時にかけることができます。そこ
で、別のアルペジオを割り当てた4種類のボイスをレイヤーす
ることで、4種類の楽器が異なったパートを演奏しているアン
サンブル演奏が実現できます。
たとえば、ドラム、ベース、ギター、ピアノを下記のように配
置し、それぞれの楽器にあったアルペジオを設定しておきます。
すると、低音域の鍵盤を押さえるとドラムとベースのリズム、
高音域の鍵盤を押さえるとピアノとギターのコードバッキング
が演奏されます。すると、曲のコード進行にあった鍵盤を押さ
えるだけで、その曲の伴奏パートが完成します。さらに、サブ
ファンクションボタンでアルペジオの種類を切り替えると、イ
ントロからAメロ、サビ、エンディングまで、バリエーション
に富んだ演奏も可能です。
パフォーマンスについて、基本的な4種類の構成をご紹介し
ましたが、この4つを組み合わせることでさらに多彩な
パフォーマンスを作成できます。
工場出荷状態でユーザー 1〜4バンクに保存されている
パフォーマンスには、上記の作り方が盛り込まれています。
いろいろなパフォーマンスを試して、どのような組み合わせ
方が用いられているか確認してみましょう。
それぞれのパフォーマンスについて、ボイスの構成を探り出
し、演奏方法や活用方法を見つけ出してみてください。
ボイスを組み合わせてパフォーマン
スを作る
例として2つのボイスを組み合わせてパフォーマンスを作る
方法を説明します。
パフォーマンスを作る準備
(パフォーマンスのイニシャライズ)
1 パフォーマンスプレイ画面で、[JOB]ボタンを押
してから[F1]ボタンを押します。
イニシャライズの画面が表示されます。画面上の「All
Parameters」にチェックが入っていることを確認します。
2 [ENTER]ボタンを押し、イニシャライズを実行
してよいか、確認を求める画面を表示させます。
3 [INC/YES]ボタンを押して、パフォーマンスを
イニシャライズします。
4 [PERFORM]ボタンを押します。
選んだパフォーマンスが「InitializedPerform」(何も設定
されていないパフォーマンス)の表示に変わります。
NOTE パフォーマンスをイニシャライズすると、プリセットバン
ク1、ボイスナンバー 1のボイスが全パートに割り当てら
れており、パート1のみがPART(パートスイッチ)=オンの
状態になります。
ボイスを重ねる(レイヤー )
パート2に好きなボイスを割り当てて、パート1とパート2
の2つの音色を重ねて発音させてみましょう。
1 パフォーマンスプレイ画面で[F2]ボタンを押し
て、ボイス画面を表示します。
この画面で、各パートに設定されているボイスが確認でき
ます。先ほどイニシャライズしたので、パート1のみの
PART(パートスイッチ)がオンになっている状態です。
2 パート2のPART(パートスイッチ)のチェック欄
にカーソルを移動し、[INC/YES]ボタンを押し
てスイッチをオンに設定します。
3 パート2にカーソルを移動し、バンク、ボイスナ
ンバーを設定して好きなボイスを選びます。
NOTE カテゴリーサーチを活用してボイスを選ぶこともできます。
[CATEGORYSEARCH]ボタンを押して、ボイスモードと
同様の操作をしてください(23ページ)。ただし、バンクボ
タンの下に書かれているカテゴリー名は、ボイスのカテゴ
リー名であり、パフォーマンスのカテゴリー名とは対応し
ていません。
4 鍵盤を弾いてみましょう。
パート1のピアノ音色と、パート2の自分で割り当てた音色
が重なって発音されます。
次は、音色ごとに鍵盤の領域を分けてみましょう。
鍵盤の領域を分ける(スプリット)
パート1の音色を低音域の鍵盤に割り当て、パート2の音色
を高音域の鍵盤に割り当てて、異なった音色を同時に演奏し
てみましょう。
1 パート1のNOTELIMIT(ノートリミット)のHIに
カーソルを移動します。
パフォーマンスの構成4 アルペジオ
C1 C2 C3 C4 C5 C6
ピアノ(アルペジオ)
ドラム(アルペジオ<ホールド=オン>) パート1
パート4パート2
ギター(アルペジオ)
ベース(アルペジオ)
パート3
パート1の
ボイスの設定
パート2の
ボイスの設定