User Manual

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MOTIFXF取扱説明書
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パターンは、楽曲の素材を作成し、それを組み合わせて効率的に曲作りするとても便利なしくみです。ここでは、いくつかの
パターンを作り、それらを曲進行に合わせて並べることでパターンチェーンを作り、最後にソングデータにコンバートするま
での流れを、順を追って説明します。
パターンのしくみ
MOTIFXFで曲を作るには、ソングモードで作る方法と
ターンモードで作る方法のふたつの方法があります。
ソングモードでは、曲を最初から終わりまで順を追って作っ
ていく方法で作成します。一方パターンモードでは、まず楽
曲の素材(イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディングなど)
作成し、それを組み合わせることで効率的に曲作りを行いま
す。
パターンモードにおける楽曲の素材をパターンといいます。
パターンは、パターンナンバ (01〜64)とセクション(A
〜P)で選びます。パターンナンバーは曲に当たり、セク
ションは曲の素材(イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディング
など)に当たります。パターンの長さは、ループ素材として
使う2〜4小節程度のものから、イントロやAメロに相当す
る16〜32小節程度のものまで、1〜256小節の範囲で自
由に設定できます。たとえば、セクションAでイントロ、セ
クションBでAメロ、セクションCでBメロ、セクションD
サビ、セクションEでBメロ、セクションFでサビ、セク
ションGでエンディングを作成し、下図のように並べること
で1曲の伴奏部分ができあがります。
パターンモードのように曲を分割して曲作りする方法は、気
に入ったリズムパターンやひらめいたリフなどを曲の素材と
して次々にセクションに記録しておき、後から素材となるセ
クションを組み合わせて曲作りするために、アイデアを形に
しやすいという特長があります。また、MOTIFXFに搭
させたアルペジオ機能やパフォーマンスレコード機能を活用
すれば、比較的簡単に曲を作ることができます。
NOTE
パターンチェーン(43ページ)を使うと、素材となるセクション
を組み合わせて曲作りができます。また、作成したパターン
チェーンは、チェーンエディット(45ページ)でソングデータに
変換できます。
デモパターンを再生する
パターンを作成する前に、MOTIFXFに収録されているデ
モパターンを聴いてみましょう。
MOTIFXFには、パターン作成のヒントになる多数のジャ
ンルを網羅したデモパターンが収録されています。
1 「デモデータの読み込み(ロード)」(18ページ)の
手順でデモデータを読み込みます。
2 [PATTERN]ボタンを押して、パターンモード
入ります。
パターンプレイ画面が表示されます。
NOTE 図のように、パターンは16トラックで構成されています。
そのため、単にリズムパターンだけを再生するわけではな
く、ベースやギター、キーボードなど、さまざまな楽器の
バッキングパターンが含まれているパターンもあります。
3 データダイアルを回して、パターンを選びます。
4 [R](プレイ)ボタンを押して、パターンの再生を
スタートします。
パターンは、[■](ストップ)ボタンを押すまでループ再生さ
れます。
5 セクションA〜Pを変更します。
グループボタン[A]〜[H]でセクションA〜Hを、バンクボタ
ン[USER1]〜[USERDR]でセクションI〜Pを選びます。
パターンモードでパターンを作る
イントロ
Aメ
Bメ
サビ
Bメ
サビ
エンデング
セクシンA
セクシンB
セクシンF
セクシンG
セクシンC
セクシンD
セクシンE
1小節目
120小節目
トラ
1〜16
パターンナンバーパターンネームクシ クシンA〜P