User Manual

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MOTIFXF取扱説明書
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特長
■さらに増強された音色
ピアノ、クラビ、コンボオルガンなどのライブシーン向きの音色はもちろん、シンセ、ブラス、サックス、ストリングス、
ギター、ベース、ドラムキットなどの音楽制作の幅を広げる136種類もの新規音色を追加し、MOTIFXS6/7/8の倍以上に
なる741MB(16bitリニア換算)の波形を搭載しました。
■XA機能(エクスパンデッドアーティキュレーション機能)を搭載
XA機能(エクスパンデッドアーティキュレーション機能)は、生楽器に近い自然な音を出すことや、シンセ系の音色での新たな
演奏表現を創り出すために搭載された音源システムです。次の5点を実現するために、8つのXAコントロールが準備されてい
ます。
(1)自然なレガートを再現する
(2)鍵盤を離したときに発音する音を再現す
(3)同じ音を演奏しても発音が異なるといったばらつきを表現する
(4)楽器特有の奏法を再現する
(5)新たな演奏表現を創る
■多彩なエフェクトシステムを搭載
VCM(VirtualCircuitryModeling)エフェクトやボコーダーなどを含むさまざまなタイプを設定できるインサーションエフェ
クト(8系統)、マルチバンドコンプなどが設定できるマスターエフェクト、5バンドのデジタルEQ(イコライザー )であるマス
ター EQなど、多彩なエフェクトシステムを搭載しています。
■より使いやすくなったユーザーインターフェース
音楽制作やライブなど、使用する状況に合わせて各モードの画面デザイン(レイアウト)を変更できるようになりました
■新規タイプを追加した豊富なアルペジオタイプ
6,633タイプものアルペジオタイプを搭載していたMOTIFXS6/7/8に、アサイナブルファンクションスイッチを駆使した
シンセ系アルペジオや、ドラム、パーカッションのアルペジオ、そしてエンディング用アルペジオを1,248タイプ追加し、
合計で7,881タイプものアルペジオを搭載しました。
■サンプリング用のSDRAMを本体に内蔵
128MBのSDRAMが本体に内蔵され、外部オーディオ音声を、別売メモリーを取り付けることなく、サンプリングすること
ができるようになりました。
■フラッシュメモリーエクスパンションモジュールFL512M/FL1024M(別売)を取付可能
サンプリング機能で本体メモリー (SDRAM)上にサンプリングしたり、読み込んだサンプルをウェーブフォームとして保存で
きるようになりました。
■高度な演奏表現を可能にする高品位鍵盤
MOTIFXF6は61鍵、MOTIFXF7は76鍵の高品位なFSX鍵盤、MOTIFXF8は88鍵のBH(バランスドハマー )鍵盤を採
用しています。また、アコースティックピアノのように、弾き方の強弱でボイスの音量や音色をコントロールできるイニシャ
ルタッチと、鍵盤を弾いたあとさらに押し込むことによって音色を変化させるアフタータッチの、2種類のタッチレスポンス
機能がついており、ダイナミックな表現力を得られます。
■オーディオレコード/プレイ機能を搭載
本体での演奏をUSB記憶装置またはネットワーク接続されたコンピューターに、WAV形式(44.1kHz/16bit/ステレオ)の
オーディオファイルとして録音できます。また、本体に接続しているUSB記憶装置またはコンピューターに保存されている
WAVまたはAIFF形式のオーディオファイルを、本体で再生することができます。
■Cubaseソフトウェアとのインテグレーション
バンドルされているSteinberg社製DAWソフトウェアCubaseAIとMOTIFXF6/7/8を組み合わせることで、ソフトウェア
とハードウェアが融合した環境で音楽制作を行なうことが可能になります。