User Manual

MOXF6/MOXF8リファレンスマニュアル
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MOXF6/MOXF8のしくみ
本体の構成
音源部
A/Dインプット部
シーケンサー部
アルペジオ部
コントローラー部
エフェクト部
内部メモリー
リファレンス
ボイスモード
パフォーマンスモード
ソングモード
パターンモード
ミキシングモード
マスターモード
リモートモード
ユーティリティーモード
クイックセットアップ
ファイルモード
iOSアプリケーションと
組み合わせて使う
資料
MIDIについて
アルペジオタイプの中には、ドラムボイスで鳴らすことを想定して作られたものがあります。この場合
のアルペジオ機能は、リズムパターンの自動演奏として機能します。これらのアルペジオタイプでは、
リズムパターンの鳴り方に、下記3種類が用意されています。
1つのドラムパターンだけが鳴るタイプ
押鍵音に関係なく(同時に押した鍵盤の数や種類に関係なく)、常に同じドラムパターンが鳴ります。
1つのドラムパターンをベースに打楽器を追加していくタイプ
1つの鍵盤を押した場合は、どの鍵盤を押しても同じドラムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を追
加で押していくと、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、最初に鳴っていたドラ
ムパターンに追加されていきます。
押鍵音に割り当てられた打楽器だけを使うタイプ
1つの鍵盤を押した場合は、その鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが鳴ります。さ
らに他の鍵盤を追加で押していくと、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、追加
されていきます。したがって、複数の鍵盤を押すことで、押した鍵盤に割り当てられた打楽器音を使っ
たドラムパターンを作り上げることになります。ただし、「KeyMode(キーモード)」を「thru」また
は「thrudirect」に設定している場合、同じ鍵盤でも、押す順番によってドラムパターンが変わってき
ますので、同じ打楽器を使っていろいろな種類のリズムパターンを作りだます。
NOTE
上記3種類のタイプは、特にカテゴリー名やタイプ名で区別されているわけではありまん。アルペジオ
イプを選んで実際に鳴らしてみることで確認できます。
NOTE これらのアルペジオタイプはドラムボイスを想定して作られているため、ノーマルボイスを使って鳴らして
も、音楽的な演奏にはならない可能性が高いです。
これらのアルペジオタイプでは、コントロールチェンジやピッチベンドデータ中心のシーケンスが組ま
れており、それを再生することによって押鍵中の音が変化していきます。
ノートオン/オフ(音符)データを含まないアルペジオもあり、これらを選択した場合は、「KeyMode
(キーモード)」を「direct「thrudirect」「sortdirect」のいずれかに設定する必要があります
NOTE
「KeyMode(キーモード)」の設定は、ボイスモードのアルペジオエディットのPLAYFX画面(28ページ)、
パフォーマンスモードのアルペジオエディットのPLAYFX画面(58ページ)、ソング/パターンモードのアル
ペジオエディットのPLAYFX画面(83ページ)で設定できます
ドラムボイス用のアルペジオタイプ(カテゴリー :DrPc)
ノート以外のイベントを中心に作られたアルペジオタイプ(カテゴリー :Cntr)
アルペジオの活用のヒント
アルペジオは、ライブパフォーマンスなどで演奏を補助するためのツールとしてだけではなく、
楽曲制作などでもクオリティーの高いMIDIデータを手軽に入力したり、目的の楽器や音楽ジャン
ルにぴったりあったバッキングフレーズを作成したりするツールとして活用できます。
活用方法については、取扱説明書の「クイックガイド」をご参照ください。