User Manual

MOXF6/MOXF8リファレンスマニュアル
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MOXF6/MOXF8のしくみ
本体の構成
音源部
A/Dインプット部
シーケンサー部
アルペジオ部
コントローラー部
エフェクト部
内部メモリー
リファレンス
ボイスモード
パフォーマンスモード
ソングモード
パターンモード
ミキシングモード
マスターモード
リモートモード
ユーティリティーモード
クイックセットアップ
ファイルモード
iOSアプリケーションと
組み合わせて使う
資料
MIDIについて
エフェクト部
音源部からの力信号やA/DINPUT端子から入力された信号に、残響、広がり、厚みなど、さまざまな効果をかけ、
音を加工する装置です。音作りでエフェクトを活用することによって、さらに表現力を加えます。
エフェクトの構成
システムエフェクトは、各パートのセンドレベルによって力された信号をまとめてエフェクトに送
り、効果のかかった信号をリターンレベルで力ラインとミックスするタイプのエフェクトです。その
ため、すべてのパートに対して効果をかけることができます
MOXF6/MOXF8では、システムエフェクトとしてリバーブとコーラスの2つのエフェクトを搭載し
ています。
コーラスからリバーブへのセンドレベル(コーラストゥーリバーブ)も設定できます。これは、コーラス
力音にリバーブをかけるためのもので、コーラスを通らない信号と同じ程度のリバーブ感を加える
ことで、自然な効果を得ることができます。
インサーションエフェクトは、ボイスに対して効果をかけるためのエフェクトです。各ボイスにはイン
サーションA/Bを1セットにした1系統のインサーションエフェクトが内蔵されていて、A/Bを異なっ
たエフェクトタイプに設定したり、ボコーダーとして機能さたりできます。ボイスコモンエディット
のCONNECT画面(35ページ)で設定します。
MOXF6/MOXF8は8系統のインサーションエフェクトを内蔵しているので、パフォーマンスの場合、
パート1〜4とA/Dインプットパートの合計5パートすべて、各パートのボイスに設定されたインサー
ションエフェクトを有効に設定できます。ミキシングの場合は、パート1〜16、A/Dインプットパー
トの合計17パートの中からボイスのインサーションエフェクトを有効にする8パートを設定するしく
みになっています。ただし、パフォーマンス/ミキシングモードの場合、ボコーダーを有効にできるの
はパート1のみです。
音声の最終力段階で本体サウンド全体にかけるエフェクトです。複数のエフェクトタイプがあります。
ノーマルボイスの各エレメント、ドラムボイスの各ドラムキーが持つEQです。2バンドのシェルビン
グタイプのパラメトリックEQと、1バンドのピーキングタイプのパラメトリックEQ、そして単
音をブーストするEQの3種類のタイプから選んでパラメーターを設定します。
NOTE
A/DINPUT[L]/[R]端子からの入力信号には、エレメントEQは効果しまん。
パートEQは、ボイス、またはパフォーマンス/ミキシングの各パートに内蔵されている3バンドのパラ
メトリックEQです。ローとハイはシェルビングタイプ、ミッドはピーキングタイプです。
コモンEQは、各パートEQの設定を相対的に増減します
NOTE
A/DINPUT[L]/[R]端子からの入力信号には、パートEQ/コモンEQは効果しまん。
音声の最終力段階で本体サウンド全体にかける、5バンドのEQです。ローとハイの形状を、ピーキ
ングタイプかシェルビングタイプかに切り替えることができます。
システムエフェクト(コーラス、リバーブ)
インサーションエフェクト
マスターエフェクト
エレメントEQ
パートEQ/コモンEQ
マスター EQ