User Manual
MOXF6/MOXF8エディターマニュアル 3
MOXF6/MOXF8エディターのデータ構成
MOXF6/MOXF8エディターのデータ構成
MOXF6/MOXF8エディターでは、下記を1つのファイルとして保存できます。
• グローバルのカレントデータ(エディットの最終状態)
• ボイスモードのカレントデータ(エディットの最終状態)
• ソングまたはパターンモードのカレントデータ(ミキシングデータ、各パートでのボイスエディットの最終状態、ミキシング
ボイス×16)
• ユーザーボイスデータ(ノーマルユーザー×3、ドラムユーザー×1)
カレントデータとは、各パートのボイス設定やパン、ボリューム、エフェクトなどのミキシング設定だけでなく、各パー
トで最後に選択されていたボイスの、コモンエディットやエレメントエディットの最終状態も含んでいます。また、保存
できるボイスバンクのうち、ミキシングボイスだけはカレントデータに属します。MOXF6/MOXF8エディターでは各
パートのノーマルボイスやドラムボイスを、エレメントやドラムキーにまで踏み込んでエディットでき、またそのエ
ディットした最終状態を、ユーザーボイスやミキシングボイスとして本体にストア(保存)しなくても、そのままファイル
として保存できます。したがって、保存したファイルをあとで再度読み込めば、エディットの最終状態をすぐに再現する
ことができ、便利です。
n MOXF6/MOXF8エディターでは、ミキサー部の「G」列に表示されているパラメーターの一部と、パラメーターカテゴリー部の
「GlobalSettings」のパラメーターを合わせて、「グローバルデータ」として扱っています。
MOXF6/MOXF8エディターによって作られるデータの構成、本体内部のメモリーでのデータ構成、および両者の関係
については下図をご覧ください。
MOXF6/MOXF8エディター(VST3プラグイン、スタンドアローン)
グローバルのカレントデータ
(エディットの最終状態)
ボイスモードのカレントデータ
(エディットの最終状態)
ユーザーボイスデータ
ソングまたはパターンモードの
カレントデータ(エディットの最終状態)
・マルチコモンデータ
・ミキシングデータ
・ミキシングデータ
・ノーマルユーザー1(128ボイス)
・ノーマルユーザー2(128ボイス)
・ノーマルユーザー3(128ボイス)
・ドラムユーザー1(32ボイス)
パートボイスデータ
(16ボイス)
ミキシングボイスデータ
(16ボイス)
ボイスのストア
*2
同期
*1
同期
*1
同期
*1
ボイスのストア
*2
MOXF6/MOXF8本体
グローバルのカレントデータ
(エディットの最終状態)
グローバルデータ
ボイスモードのカレントデータ
(エディットの最終状態)
ユーザーボイスデータ
ソングまたはパターンモードの
カレントデータ(エディットの最終状態)
・マルチコモンデータ
・マルチコモンデータ
・ノーマルユーザー1(128ボイス)
・ノーマルユーザー2(128ボイス)
・ノーマルユーザー3(128ボイス)
・ドラムユーザー1(32ボイス)
パートボイスデータ
(16ボイス)
ミキシングデータ
ミキシングボイスデータ
(16ボイス)
エディターファイル
(拡張子:.X6E)
ボイスのストア
*2
(45ページ)
ボイスのストア
*2
(45ページ)
ボ
イ
ス
の
ス
ト
ア
*
2
(
4
5
ペ
ー
ジ
)
ボ
イ
ス
の
ス
ト
ア
*
2
(
4
5
ペ
ー
ジ
)
グローバルのストア
*3
(44ページ)
ミキシングのストア
*3
(46ページ)
*1 コンピューターと本体が適切に接続されていてオンラインの状態に設定されていれば、MOXF6/MOXF8エディター側でエディットしても本体側でエディットしても設定された状態は同期します。
*2 MOXF6/MOXF8エディター側でストア(保存)操作を行なうことで、実機側でもストアが行なわれます。
*3 グローバルデータとミキシングデータについては、MOXF6/MOXF8エディター側でのストア(保存)操作により、本体のメモリーにデータが保存されます。