User Manual

MOXF6/MOXF8取扱説明書
クイックガイド
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ソングモードで曲作りをする
MOXF6/MOXF8には、曲を作るためのシーケンサーが内
蔵されています。シーケンサーとは、楽器の演奏を演奏デー
タ(MIDIデータ)として記録する機能のことで、この機能を
利用すれば、ビッグバンドやオーケストラの演奏なども1人
で作り上げることができます
用語を理解しよう
ソング、パターン
36ページをご参照ください。
トラック
トラックとは、演奏を録音するためのメモリーのことで、1つ
のトラックには1パート分の楽器の演奏が録音できます。
MOXF6/MOXF8のソングには、16トラックが用意されて
いて、16パート分の楽器演奏を録音/再生可能です。
ミキシング
トラックに録音した演奏データを再生するときに、ソング専
用の音源として機能するのがミキシングです。ミキシングに
は、ソングの16トラックに対応した16個のパートが用意
されていて、各トラックを再生するためのさまざまな設定が
できます。ミキシングは、ソングごとに1つずつ用意されて
います。
リアルタイム録音
メトロノームに合わせて実際に鍵盤を演奏してデータを入力
する方法です。録音後にタイミングを揃えたり(クオンタイ
ズ)、間違った音符を修正したり(ソングエディット)できる
ので、気軽に録音できます。リアルタイム録音には、replace
(リプレース)、overdub(オーバーダブ)、punch(パンチ)
の3つの方法があります。replaceは元のデータを消して上
書き録音し、overdubは元のデータを残したまま重ね録音
し、punchは元のデータの指定した範囲を部分的に上書き
録音します。
ステップ録音
曲を止めた状態で音符や休符を1つずつ順番に入力していく
録音方法です。打ち込みと呼ばれることもあります。演奏で
きない複雑なフレーズやドラムやベースのようにきっちりし
たタイミングで入力するときに便利です。鍵盤演奏が苦手な
方でも確実に入力できます。
ソングの再生
ソングの再生については、「デモソングを聴く」(19ページ)
で紹介しています。ここでは、デモソングを再生させながら、
トラックのミュート/ソロ機能を活用する方法についてご
介します。
特定のトラックの発音をオフにする機能です。
1 [MUTE]ボタンを押してランプを点灯させます。
ナンバー [1]〜[16]ボタンのランプが点灯します。
2
ミュートしたいトラックと同じ番号のナンバ [1]
[16]ボタンを押すと、ボタンのランプが消えると共
に、対応するトラックがミュートされます。
続けて複数のトラックをミュートすることも可能です。
3 ランプの消えているナンバー [1]〜[16]ボタンを押
すと、ランプが点灯すると共に、対応するトラック
のミュートが解除されます。
あとで録音するときのために、すべてのトラックのミュー
トを解除しておきましょう。
特定のトラックだけを発音させて、他のトラックの発音をす
べてオフにする機能です。
1 [SOLO]ボタンを押してランプを点灯させます。
2 ソロにしたいトラックと同じ番号のナンバー [1]〜
[16]ボタンを押すと、ランプが点滅状態になり、対
応するトラックがソロ状態になります。
続けてナンバーボタンを押すと、他のトラックがソロ状態
に切り替わります。
3 [TRACK]または[MUTE]ボタンを押して、ソロ状
態を解除します。
トラックのミュート
トラックのソロ
[MUTE]ボンバー[1]〜[16]ボ
[SOLO]ボンバー[1]〜[16]ボ