User Manual

MOXF6/MOXF8取扱説明書
クイックガイド
54
コンピューターを活用した音楽制作
MOXF6/MOXF8とコンピューターを接続することで、
DAWソフトウェアと連携して以下のような使い方ができま
す。
● MOXF6/MOXF8の演奏をコンピューター上のDAWソ
フトウェアにMIDI録音やオーディオ録音する
● DAWソフトウェアのソング再生をMOXF6/MOXF8の
音源を使って鳴らす
ここでは、すでに本体とコンピューターとの接続は済ませた
ものとして、DAWソフトウェアとMOXF6/MOXF8を組み
合わせた使い方の例を紹介します。
MOXF6/MOXF8側の設定
1 クイックセットアップ1が初期設定になっている場合、
[QUICKSETUP]ボタンを押しながらグループ[A]
ボタンを押します。
クイックセットアップ1の初期設定(DAWRec)は、本体の
演奏をDAW
ソフトウェアに録音する場合の設定になってい
ます。クイッ
クセットアップ1が初期設定になっていない場
合は、以下のとおりに設定してください。
オーディオ設定
音源、入力を別々にDAWに録音し、直接音をOUTPUT
[L/MONO]/[R]端子から鳴らす設定
MIDI設定
DAWに演奏を録音する場合(アルペジオは録音しない場合)
の設定
NOTE 各パラメーターについて詳しくは、PDFファイル「リファ
レンスマニュアル」をご参照ください。
2 [STORE]ボタンを押して、設定を本体に保存します。
3 演奏するモードボタンを押して、録音するプログラ
ムを設定します。
4 パフォーマンス/ソング/パターンモードの場合、各
パートのオーディオ信号の出力チャンネルを設定し
ます。
手順2でオーディオ信号の出力設定(Mode)を
「2StereoRec」にしているので、パートごとにオーディオ
出力チャンネルを変更できます。パフォーマンスの場合は、
コモンエディットの[F4]USBI/O画面で、ソング/パター
ンの場合は、ミキシングコモンエディットの[F4]USBI/O
画面で設定します。
NOTE ボイスモードの場合は、オーディオ信号の出力先がUSB3/
4に固定されます。
DAWソフトウェア側の設定
1 MIDIスルーをオンにします。
MIDIスルーとは、キーボードから入力されたMIDIデータ
が、レコーディング中のトラックの設定にしたがって再び
外部に出力され、MIDI音源を鳴らす設定のことです。たと
えば、図のようにMOXF6/MOXF8からCH1でデータが入
力された場合でも、MIDIスルーをオンにしていると、レ
コーディングトラックの設定に従ってCH3で再び出力され、
CH3の音源が鳴ります。この設定にすることで、再生時と
同じ音を聴きながらレコーディングできます。
本体を、DAWソフトウェアのMIDIマルチ音源として利用す
る方法です。コンピューターに負荷をかけずに、クオリ
ティーの高いMIDI音源として利用できます。
MOXF6/MOXF8側の設定
1 ソングモードまたはパターンモードに入ります。
2 エディットしてもよいソングまたはパターンを選び
ます。
DAWに本体の演奏を録音する
Mode Direct Monitor SW
A/D In & Part Part
2StereoRec on on
Local Control off
MIDI Sync auto
Clock Out off
ARPOUTSw all off
KBDTxCh 1
TrIntSw all on
TrExtSw all on
DAWのソングを本体音源を使って鳴らす
USB[TOHOST]端子
音源部
CH3が鳴る
鍵盤
CH1
ローカルコントロール=オフ
MOXF6/MOXF8
OUT
CH3
IN
CH1
コンピューター
(Cubaseなど)
MIDIスルー =オン