User Manual

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MOXF6/MOXF8取扱説明書
MOXF6/MOXF8の特長
MOTIFXFのサウンドエンジン搭載
リアルなピアノ音色やエレクトリックピアノ音色に加え、シンセサイザー、管弦楽器、ドラムの音色など、高品位
でバリエーション豊かなMOTIFXFの波形を完全収録しています。また、XA(エクスパンデッドアーティキュレー
ション)機能も搭載しており、レガートやトリルなどの生楽器独特の奏法を鍵盤で実現することや、シンセ系の音色
の新たな演奏表現を作り出すことができます。さらに、MOTIFXFに搭載しているアルペジオタイプに、実用的な
ドラム用アルペジオを追加し、幅広い音楽表現を可能にしています。エフェクトにも、VCM(VirtualCircuitry
Modeling)エフェクトや、マスターエフェクト、マスター EQなど多彩なシステムを採用しており、MOTIFXFを継
承したプロレベルのサウンドを実現できます。
使いやすいユーザーインターフェース
16個のナンバーボタンを使って、目的の音色をダイレクトに選択できます。また、さまざまな楽器ごとに分類され
ているボイスまたはパフォーマンスは、カテゴリーサーチ機能を使うことで簡単に呼び出すこともできます。さら
に、気に入ったボイスからそのままパフォーマンスを作成できるパフォーマンスクリエーター機能を搭載しており、
創作意欲をとぎれさすことなくスムーズに音楽制作を実現できるインターフェースを提供しています。
ソング/パターンを作成するシーケンサー内蔵
1台で高度な音楽制作を実現するシーケンサーを内蔵しています。1トラックごとに実際に演奏しながら録音するリ
アルタイム録音だけでなく、手弾きに合わないフレーズや機械的なフレーズなどを録音したいときに便利なステッ
プ録音機能も搭載しています。また、パフォーマンスモードで[REC]ボタンを押すだけでパフォーマンスを直接ソン
グ/パターンに録音でき、手軽に曲作りを行なえます。
フラッシュメモリーエクスパンションモジュールFL512M/FL1024M(別売)を取付可能
読み込んだサンプルをウェーブフォームとして保存できます。フラッシュメモリーに記憶したサンプルデータは、
電源を切っても保持されます。
高度な演奏表現を可能にする高品位鍵盤
MOXF8は88鍵のGHS鍵盤を採用しており、低音域は重く、高音域にかけて徐々に軽くなるアコースティックピア
ノのような自然なタッチ感を実現します。MOXF6は61鍵の新開発のセミウェイテッド鍵盤を採用しており、多彩
な音色を演奏しやすいように調整されています。
マスターキーボード機能搭載
マスターモードでは、鍵盤の領域を4つに分けることで、まるで4つのMIDIキーボードがあるかのように演奏できま
す。また、お気に入りのボイス/パフォーマンス/ソング/パターンを、ワンタッチで呼び出せます。
ステレオのA/DINPUT[L]/[R]端子を搭載
A/DINPUT[L]/[R]端子にマイクやギター、オーディオ機器などを接続し、入力音声をボイス/パフォーマンス/ソ
ング/パターンモードのA/Dインプットパートとして鳴らすことができます。ボリューム、パン、エフェクトなどの
設定をし、他パートとミックスした上で、本体サウンドとして出力されるので、ミキサーがなくても、1台で外部音
声と合わせた演奏ができます。また、A/DINPUT[L]/[R]端子からの入力音声と本体内蔵エフェクトを利用してボ
コーダーサウンドを作ることもできます。
オーディオ/MIDI信号を扱えるUSB端子を搭載
本体のUSB端子を使って、本体の音やA/DINPUT[L]/[R]端子からのオーディオ信号をコンピューター上のDAW
ソフトウェアに直接デジタル録音できます。また、DAWソフトウェアの音を本体の音とミックスして出力させるこ
ともできます。さらに、A/DINPUT[L]/[R]端子から入力したオーディオ信号をUSB端子経由でコンピューター上
のDAWソフトウェアに録音するなど、オーディオインターフェースとしても利用できます。
Cubaseソフトウェアとのインテグレーション
Steinberg社製DAWソフトウェアCubaseAIとMOXF6/MOXF8とを組み合わせることで、ソフトウェアとハー
ドウェアが融合した環境で音楽制作を行なうことが可能になります。