User Manual

ボイスパラメーター
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1-3-6 ControllerSet( コントローラーセット )
本体のコントローラーやノブ、ボタンなどには、いろいろな機能を自由に割り当てることができ
ます。たとえば、鍵盤のアフタータッチによってビブラートをかけたり、モジュレーションホ
イールを使って音の明るさを変更するなど、コントローラーと機能をさまざまに組み合わせるこ
とができます。
このコントローラーと機能の組み合わせをコントローラーセットと呼び、ボイスごとにいくつか
のコントローラーセットを設定できます。また、コントローラーのことをコントロールソース、
割り当てる機能のことをデスティネーションと呼びます。
RandomSFX
VelocityOffset
( ランダム SFX ベロシ
ティーオフセット )
ランダム SFX 機能で再生される効果音のベロシティーを増減する値を設定
します。
この設定によってベロシティーが 0 になる場合は 1 に置き換えられます。
この設定によってベロシティーが 128 以上になる場合は 127 に設定され
ます。
RandomSFXKeyOn
Control
( ランダム SFX キーオン
コントロール )
ランダム SFX 機能で再生される効果音を再生する際のベロシティーを決定
する方法を設定します。
On( オン ):ランダム SFX 機能で再生される効果音を、鍵盤を押さえたと
きのベロシティーで再生します。
Off( オフ ):自動的に決められるベロシティーで再生します。
FixedSD/BD
( フィックストエスディー /
ビーディー )
( ドラムボイスの場合 )
アルペジオ再生においてバスドラ (BD) C1、スネアドラム (SD) D1
に割り当てるかどうかを設定します。
このパラメーターの設定をオンにすることで、アルペジオ再生においてバス
ドラムは C1、スネアドラムは D1 で鳴ります。
ドラムキットの多くは、C1 にバスドラム、D1 にスネアドラムの音が割り
当てられています。しかし、ドラムキットによっては、これら以外のノート
にもバス / スネアドラムの音を割り当てている場合があり、アルペジオタイ
プもそれを想定して作ってあります。したがって、選択しているドラムキッ
トとアルペジオタイプの組み合わせによっては、不自然な鳴り方をする場合
があります。その場合に、このパラメーターをオンにすることで、不自然さ
を解消できる場合があります。
Source
( ソース )
機能を割り当てるコントローラーを選択します。
同じコントローラーを複数設定して、1 つのコントローラーに複数の機能を
割り当てることができます。
Destination
( デスティネーション )
コントローラーに割り当てる機能を設定します。
ボリューム、ピッチ、LFO の深さなど、いくつもの機能から選択できます。
Depth
( デプス )
設定した機能をコントロールする深さを設定します。
マイナス値に設定すると、コントローラーの効果が逆転します。
ControllerSet
ElementSwitch
( コントローラーセットエレ
メントスイッチ )
現在のボイスの各エレメントに対してコントローラーの働きを有効にする
か、無効にするかを選択します。
デスティネーションで設定したパラメーターがエレメントに関するものでな
いときは設定できません。