User Manual

MIDI
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3-3 システムメッセージ
3-3-1 システムエクスクルーシブメッセージ
音源やエフェクトの設定を変えたり、スイッチをリモートコントロールしたり、音源モードを切
り替えたりなど、 MIDI を通して音源の内部設定を変更するためのメッセージです。
外部 MIDI 機器との間で、バルクダンプやパラメーターチェンジなどのシステムエクスクルーシブ
メッセージの送受信を行なう場合、本体のデバイスナンバーを相手側機器のデバイスナンバーと
合わせる必要があります。この MIDI メッセージを使うと、外部 MIDI 機器から本体のほとんどす
べての設定をエディットすることも可能になります。GM システムオンなどの一部のシステムエ
クスクルーシブメッセージはユニバーサルメッセージと呼ばれ、デバイスナンバーは不要です。
3-3-2 システムコモンメッセージ
シーケンサーをコントロールするメッセージです。
ジェネラル MIDI(GM)
システムオン
このメッセージを受信すると、シンセサイザーは GM システムレベル 1
互換性のある MIDI メッセージを受け取るようになるため、バンクセレクト
メッセージを受け付けなくなります。
GM システムオンメッセージを受信すると、マルチのパート 1 16 の各受
信チャンネルが 1 16 に割り当てられます。
このメッセージのあと、最初のノートオンまでの間隔は、 4 分音符程度以上
空けてください。
データフォーマット :F07E7F0901F7(16 進数 )
MIDI スターボリューム
すべてのチャンネルの音量を一度にコントロールするためのシステムエクス
クルーシブメッセージです。
データフォーマット :F07F7F0401llmmF7(16 進数 )
ll(LSB)=無視
mm(MSB)=音量を設定
モードチェンジ シンセサイザーのモードを変更するためのシステムエクスクルーシブメッセー
ジです。
MIDI タイムコードクォ
ーターフレーム (F1H)
現在の MIDI シーケンスデータの位置から絶対時間 ( 時間 / / / フレー
) を生成するためのメッセージです。
ソングポジションポイ
ンタ (F2H)
MIDI シーケンスデータの開始位置を指定するためのメッセージです。
ソングセレクト (F3H) MIDI シーケンスデータの番号を指定するためのメッセージです。