User Manual
MTX3/MTX5-D/MRX7-D/XMVシリーズ/EXi8/EXo8リモートコントロールプロトコル仕様書 V4.0.0 第14版
53
4. コマンドシーケンス
4.1. 通信開始シーケンス
コントローラーと操作対象機器は起動タイミングが異なる。
リモートコントロールは「コントローラーから操作対象機器を操作する」行為なので、操作対象機器側の準備が完了するまでコントローラーは待つ
必要がある。
そこで、コントローラー側では、下記シーケンスで待つことが求められる。
• Ethernetのように論理的なセッション構築が必要な場合は、セッション構築自体を試行する。
(RS-232Cのように物理接続するだけの場合は不要)
• セッション構築後、devstatusコマンド を1秒以上の間隔で試行する。
• OK devstatus runmode が返ったら内容を確認する。
• 「通常運用モード」となったことが分かれば、起動したとみなしてコントロール操作を開始する。
まだ通常運用モードでなければ、試行を続ける。
注意) リ
モートコントロール開始時は、"devstatus runmode" を必ずデバイスに送信すること。
デバイスから「
OK devstatus runmode "normal"」の応答があったとき、デバイスはその他のコマンドの送受信が可能となる。
リモートコントローラー
何らかの方法により
相手との通信経路が
すでに接続済みの状態
※通信経路が接続済みならば、
結果通知が返るまで 1 秒以上
の間隔で devstatus runmode
を試行し続ける。
結果通知に含まれる動作モード
を見ることで、 リモート ・ コント
ロールの通信ができるように
なったかを知ることができる。
また、 変更通知として機器側か
ら能動的に通知してくる場合も
あるので、 結果通知と変更通
知の両方を監視する。
操作対象機器
時系列
devstatus runmode
devstatus runmode
OK devstatus runmode "normal"
devstatus runmode
devstatus runmode
........
1 秒以上の間隔
1 秒以上の間隔
接続認知
このようなシーケンスとする理由は下記の通り。
コントローラーの方が先に起動していた場合の例
devstatus runmode
devstatus runmode
devstatus runmode
リモートコントローラー
通常起動済み
接続不明
起動待ち
操作対象機器
接続認知
物理接続済み
........
OK devstatus runmode "normal"
デバイス通常動作
デバイス起動中