User Manual

MTX3/MTX5-D/MRX7-D/XMVシリーズ/EXi8/EXo8リモートコントロールプロトコル仕様書 V4.0.0 14
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4. コマンドシーケンス
4.2. パラメーターシンクロシーケンス
通信開始直後のコントローラーは、操作対象機器の最新状態を全く知らない。
よって、コントローラーが取り扱う全てのパラメーターを、まず取得する必要がある。
また、スナップショットリコールが行われた際にも、操作対象機器がどのように変化したか知らないので、コントローラーが取り扱う全てのパラメー
ターを、再取得する必要がある。
操作対象機器側の最新状態を引き上げる場合 もしくは スナップショットリコールが発生した場合
リモートコントローラー 操作対象機器
シンクロ済み シンクロ済み
OK get MTX:mem_512/60000/0/0/0/0/0 0 0 -7760
get MTX:mem_512/60000/0/0/0/0/0 0 0
通常起動済み
接続認知
通常起動済み
通信可能
反映
OK get MTX:mem_XXX/XXXXX/X/X/X/X/X X X
get MTX:mem_XXX/XXXXX/X/X/X/X/X X X
反映
OK get MTX:mem_XXX/XXXXX/X/X/X/X/X X X
※必要なパラメーター分、 get を繰り返す
get MTX:mem_XXX/XXXXX/X/X/X/X/X X X
反映
......
1 DCA Fader値の取得
g
et MTX:mem_512/60000/0/0/0/0/0 0 0
D
CA Fader 1ch
Levelを即値で取得したい
O
K get MTX:mem_512/60000/0/0/0/0/0 0 0 -7760
D
CA Fader 1ch
Level-77.60
2 DCA Fader値の設定
s
et MTX:mem_512/60000/0/0/0/0/0 0 0 -7760
D
CA Fader 1ch
Levelを即値で-77.60に設定したい
O
K set MTX:mem_512/60000/0/0/0/0/0 0 0 -7760 "-77.60"
D
CA Fader 1ch
Level"-77.60"に設定された
このシーケンスを経ることで、操作対象機器と同じ状態にシンクロしたことになる。
ただし、この取得期間中に操作対象機器側から変更通知が来た際には、別途再取得が必要。
なお、GPI フェーダーの壁コントローラーなど、コントローラー側の物理位置そのものを最新状態としたい場合は、上記シーケンスを行う必要は
無い。
接続直後から、何もユーザーが操作しなくてもコントローラー側の物理位置を反映するようにしたいのであれば、逆に setコマンド を用いてコント
ローラー側の状態を操作対象機器に反映する。