User Manual

MTX5-D/MY4-AECシステムセットアップマニュアル 17
3遠隔地が4カ所で、会議室にマイクが4本ある例
■MTXEditor
Distanceの設定
シンプルな構成で、マイクとスピーカーの距離が2m以内の場合、MTXEditorで設定を変更する必要ありません。
マイクとスピーカーの距離が2m以上の場合は、[Distance]ノブで距離を設定してください。
エコーの除去量の設定
エコー量が大きい場合には、[Effect]リストボックスでエコーの除去量を調整してください。数字が大きくなるほど多
くのエコーを除去できます。しかし、その分音質が劣化しますので、バランスをチェックしながら調節してください。
FBSの設定
MTX5-DにはDYNAMICFIXED2種類のFBSが搭載されています。このプロジェクトファイルではMTX5-D本体
DYNAMICはオンになっています。必要に応じて「INPUT」画面でFBSFIXEDの設定をしてください。設定方法
については「MTXEditor取扱説明書」を参照してください。
エコーキャンセルを効果的に働かせるためには
GATE、COMP、AGC、LIMITERを使ったり、運用中のフェーダーやゲインを操作をしたりしないでください。エ
コーキャンセル能力が低下する原因となります。
XMVのアッテネーター値
このプロジェクトファイルではXMVのアッテネーター値が-99になっています。「XMV」画面でCHAのアッテネー
ター値を適切な値にしてください。
NOTE
FBSMY4-AECにも搭載されていますが、MTX5-DFBSのほうが柔軟な設定ができますので、MTX5-DFBSを使用してくだ
さい。