User Manual
Dante Controller ユーザーガイド
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ンシー)このように、送信機がサポートしていなくても、機器のレイテンシーは確実に「デフォルト」
のレイテンシーに設定されます。
注: 100 Mbps のネットワークポートに接続された機器の最小可能レイテンシーは 1 msec です。
100 Mbps を超えるリンクで 1 msec 以下のレイテンシーを使用すると、サブスクリプションエラーに
なり、“Tx Scheduler Failure(送信スケジューラーの問題)”のツールチップが表示されます。
レイテンシーモニター
Dante Controller はサポートする機器にレイテンシーのモニターをします。詳細は Latency タブを参
照してください。
レイテンシーと Dante Virtual Soundcard
Dante Virtual Soundcard により、Apple Mac または Windows PC を Dante 機器として作動できます。
Dante Virtual Soundcard は、特殊なハードウェアを持たない汎用コンピュータで動作するため、DVS
送信機から受信される接続にはレイテンシーを追加する必要があります。
Dante Virtual Soundcard には、動作の信頼性を高くするために、カスタムのレイテンシー値を設定し
ています。DVS 送信機からのチャンネルを受信している Dante 機器は、これらのチャンネルについ
てのみ自動的にこの大きいレイテンシー値を使用します。その他の Dante 機器から受信しているチャ
ンネルのレイテンシーには影響ありません。
Dante のコントロールとモニター
自動設定、自動認識、およびオーディオの伝送/ルーティングに加えて、Dante 対応機器は各種の方
法でコントロールとモニターができます。これにはクロック設定などの特定パラメーターの表示と変
更も含まれます。Dante 機器は Dante Controller で表示可能なステータスイベントを送ることもでき
ます。ステータスイベントにはクロックステータスの変化やネットワークインターフェースの変更が
含まれます。
注: コントロールとモニターを管理するコンピュータのサービスは“ConMon”または“Dante Control
and Monitoring”と呼びます。