User Manual

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MTX3取扱説明書
MTX3の紹介
中小規模設備に適したシグナルプロセッサー
MTX3は店舗や宴会場などの中小規模設備に適したシグナ
ルプロセッサーです。26ch×8chのマトリクスミキサー
の他、3バンドのパラメトリックEQ、コンプレッサー /
ゲート、オートゲインコントロール、8つのプライオリ
ティーダッカー、4系統のフィードバックサプレッサーを
搭載しています。また出力段には4バンドのパラメトリッ
EQ、ディレイの他、スピーカープロセッサーなど、
数々の高機能/高音質のプロセッサーを搭載しています。
新開発のデジタル音声伝送フォーマット「YDIF」を搭載
「YDIF」はイーサーネットケーブルを使い、最大16チャ
ンネルの音声とワードクロックを送受信できるデジタル音
声伝送フォーマットです。最長30mのイーサーネット
ケーブルを使って機器間を簡単に接続できます。
多彩な入出力とSDメモリーカードスロットを装備
8系統の高音質モノラルマイクライン入力、2系統のステ
レオライン入力に加えて、デジタル入出力として「YDIF」
経由で最大16chの入力が可能です。再生用SDメモリー
カードスロットも装備し、SDメモリーカードに保存され
MP3/WAVの音声ファイルを再生することができます。
出力も8系統のアナログモノラルの他、「YDIF」経由で最
16chデジタルの出力が可能です
外部コントロールに対応
専用の壁埋め込み型コントロールパネル「DCP」シリーズ
[DCP]端子に接続することにより、手軽に複数ゾーンの
音量制御、プリセットの切り替えが可能です。イーサー
ネットケーブルによるデイジーチェーン配線で、最大8
の「DCP」シリーズコントロールパネルが接続可能です。
MTX3から末端のコントロールパネルまでの合計ケーブル
長は最長200mで、電力も同時に供給するため、部屋の
最適な位置にコントロールパネルを配置できます。また
AMX/Crestronなどのタッチパネル機器からコントロー
ルするためのNETWORK端子や[GPI]端子も装備してい
ます。
2系統のエフェクトを内蔵
パーティールームや宴会場などで手軽に使えるエフェクト
2系統内蔵。専用機を増設することなく、手軽にリバー
ブやカラオケエコーの効果が得られます。
システム全体のデザインを実現する専用アプリケーション
ソフト「MTX-MRXEditor」
「MTX-MRXEditor」はMTX3のパラメーターを設定する
アプリケーションソフトです。設備設計のワークフローに
沿った操作画面で、簡単にシステム設計と設定(もしくは
調整)ができます。ヤマハ製スピーカーのスピーカーライ
ブラリーも内蔵し、スピーカーの性能を最大限に活かす設
定が簡単に行なえます。
iPhoneアプリに対応
専用のiPhoneアプリを使い、専用壁埋め込み型コント
ロールパネルと同様に音量制御やプリセット制御が簡単に
行なえます。iPhone/iPodtouchを使い、手軽に店舗や
宴会場などの音響システムをコントロールできます。
MTX-MRXEditorMTXシリーズを使用したシステムを
統括して構築、コントロールするためのWindowsOS用の
ソフトウェアです。
MTX-MRXEditor、MTX-MRXEditorユーザーガイドは
以下のウェブサイトからダウンロードしてご使用ください。
http://download.yamaha.com/
MTX-MRXEditorのインストール方法や、MTX3とコン
ピューターの接続方法については、「MTXセットアップマ
ニュアル」をご覧ください。
MTX-MRXEditorユーザーガイドは、PDF形式の電子ファ
イルになっています。このファイルは、コンピューターでご
覧いただけます。コンピューターでご覧いただくソフトウェ
アとして「Adobe®Reader®」を使うと、用語をすばやく
検索したり、必要な部分だけを印刷したり、リンクをクリッ
クして該当する項目を開いたりすることができます。特に用
語検索とリンク機能は、電子ファイルならではの便利な機能
です。ぜひご活用ください。
最新のAdobeReaderは下記のウェブサイトからダウ
ロードできます。
http://www.adobe.com/jp/
特長 MTX-MRXEditorについて
PDFマニュアルの活用方法