User Manual

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MTX5-D取扱説明書
クイックガイド
ここでは、MTX5-Dを使ってMTX/MRXシステムを構築するための基本的な設定、および接続の手順を紹
介します。設備によっては必要のない手順も含まれていることがありますので、その場合は次の手順にお進
みください。
実際に設置/配線する前に、MTX-MRXEditorで必要な設
定を行ないます。
1. MTX-MRXEditorをインストールするためのコン
ピューターを準備します。
2. コンピューターにMTX-MRXEditorをインストール
します。
インストール方法については、「MTXセットアップマ
ニュアル」を参照してください。
3. コンピューターのIPアドレスおよびサブネットマスク
を設定します。
IPアドレスに「192.168.0.253」、サブネットマスク
に「255.255.255.0」を入力します。
4. MTX5-D本体で音楽などのオーディオファイルを再
生する場合は、SDメモリーカードを準備します。
SDメモリーカードにオーディオファイルをコピーしてお
きます。SDメモリーカードの取り扱い方法については
「SDメモリーカードに保存したオーディオファイルを
MTX5-Dで再生する」(22ページ)を参照してください。
5. MTX-MRXEditorを起動します。
MTX-MRXEditorのインストール方法や詳しい操作方法
については、「MTXセットアップマニュアル」および
「MTX-MRXEditorユーザーガイド」を参照してくださ
い。
6. ウィザード画面に従って、MTX/MRXシステム全体
を構築していきます。
接続するMTX/XMV/Exi8/EXo8/DCPの台数やそれぞ
れのUNITID、YDIFモード(Cascadeモードまたは
Distributionモード)などを設定します。YDIFについて
の詳細は、「特長」(8ページ)や「各部の名称と機能」の
o[YDIF]端子」(12ページ)を参照してください。
ウィザードの最後に接続図をプリントアウトしておき、
実際の配線や設定の際に使用します。
7. MTX5-Dにおける音声信号の流れ、および設定する
主なパラメーターは以下の通りです。これに沿って設
定を行ないます。
各設定項目の詳細については「MTX-MRXEditorユー
ザーガイド」を参照してください
必要なコンポーネントをオフラインの状態で設定します。
HA部:
HAゲイン、+48V(ファンタム電源)
入力チャンネル部:
HPF、3BANDEQ、GATE、COMP、FBS、
AGC、Level
マトリクス/ゾーン部:
2レベルのPriorityDucker、ANC
出力チャンネル部:
RoomEQ(Delay、4BandEQ)、SPEAKER
PROCESSOR(X-over、Delay、6BandEQ、
Level、Limiter)
事前準備
NOTE
MTX5-Dを使用してMTX/MRXシステムを構築するには、
MTXEditorV1.1以降をご使用ください。
入力ポートの設定(HAゲイン、+48Vオン/オフなど)
入力パッチ
入力チャンネルの設定(ゲイン、HPF、EQなど)
マトリクス
マトリクス/ゾーンの設定
ルーター
出力チャンネルの設定(出力レベル、
ディレイ/ルームEQ、スピーカープロセッサーなど)
出力パッチ
出力ポートの設定(Polarity、出力ゲインなど)