User Manual


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RPN は、ピッチベンドセンシティビティなどを設定するメッセージです。
パラメーターを操作する MIDI メッセージの組み方は、NRPN の場合とほとんど同じです。
たとえば、ピッチベンドセンシティビティを 1 オクターブ(12 半音)に設定する MIDI メッセージは
下記のようになります。
RPN MSB(Control#101) 0
RPN LSB(Control#100) 0
Data Entry MSB(Control#6) 12
いったん RPN が設定されると、その後同じチャンネルで受信するデータエントリーは、設定した RPN
の値として処理されます。このメッセージを使ってコントロールした後は、パラメーターナンバーを
Null(7FH, 7FH)に設定して誤動作を防止してください。
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ここでは、システムエクスクルーシブメッセージの中で、特に使用頻度の高いものについて解説を行い
ます。
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次のマスターボリュームが定義されています。
すべてのチャンネルの音量を一度にコントロールするためのシステムエクスクルーシブメッセージで
す。
mm では、音量を設定します。
F0 7F 7F 04 01 11 mm F7(16 進数)
   
次の General MIDI System On が定義されています。
MU1000/2000GMシステムレベル1に対応した音源として初期化するシステムエクスクルーシブメッ
セージです。
F0 7E 7F 09 01 F7(16 進数)
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MU1000/2000 をはじめ、すべての XG に対応する音源に対して共通に機能するパラメーターチェンジ
です。
次のフォーマットに、パラメーターごとのアドレスとデータを付表 1-2 ∼付表 1-11 で調べて挿入する
と、パラメーターチェンジを組むことができます。
F0 43 1N 4C GG MM LL SS … F7(16 進数)
N のデバイスナンバーは、MU1000/2000 で設定されているデバイスナンバーを設定します。初期状態
では 0 を設定します。これ以降デバイスナンバー 0 として説明します。
GG MM LL では、目的のパラメーターのアドレスを付表 1-2 ∼付表 1-12 で調べて挿入します。
SS …では、指定したパラメーターの数値(データ)を挿入します。
 