User Manual

1. MIDI の基礎知識
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(3) マルチ音源とシングル音源
MIDI 音源は、受信できる MIDI チャンネル数の違いから、マルチ音源とシングル音源に分類することが
できます。
シングル音源とは、単一の MIDI レシーブチャンネルの MIDI データだけを受信して再生可能な音源のこ
とです。このタイプの MIDI 音源は、シンセサイザーなどのキーボードの拡張音源として使用されるのが
一般的です。
マルチ音源とは、複数の MIDI レシーブチャンネルを設定して数パート分の MIDI データを受信し、同時
に複数パートの演奏を再生可能な音源のことです。これは、内部にシングル音源をいくつも内蔵してい
ると考えるとわかりやすいでしょう。マルチ音源は、内部にいくつのシングル音源を内蔵しているかに
よって同時に再生できるパート数が決まります。MU1000 では、64 パートを同時に再生することができ
ます。このタイプの MIDI 音源は、シーケンサーやコンピューターミュージック用の音源として使用され
るのが一般的です。
MU1000 は、サウンドモジュールモードを切り替えることで、マルチ音源、シングル音源のどちらの音
源としても機能します。
本書では、「キーボードの拡張音 源」でシングル 音源を、「コンピューターミュージック用音源」
でマルチ音源を表しています。
(4) パートとレシーブチャンネル
MU1000 では、内蔵する個々のシングル音源のことをパートと呼びます。パートには、それぞれ独立し
MIDI レシーブチャンネルが設定できるほか、ボイス、パン、ボリュームをはじめ、さまざまなパラ
メーターを設定することができます。
各パートの MIDI レシーブチャンネルは、出荷時は下記のパート番号に対応しています。
MU1000 のパート番号については、「3. ボイス ( 音色 ) の区分けと、パートの仕組み」(P54) で説明
してます。
パート番号 01(A01) 16(A16) 17(B01) 32(B16) 33(C01) 48(C16) 49(D01) 64(D16)
MIDI レシーブチャンネル
A01 A16 B01 B16 C01 C16 D01 D16
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VOICE
SHIFT F1 F2 F3 F4 F5 F6 SHIFT EXIT
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MAX
VOLUME
EFFECT
DISK
SONG
PITCH ASSIGNABLE
PATTERN
UTILITY
3
B C D E F G H
FOOT SWRL/MONO
OUTPUT
MUSIC SEQUENCER
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