User Manual

2. MU1000 の全体構成を知ろう
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各サウンドモジュールモードについて
次に、各サウンドモジュールモードについて説明しましょう。
XG( エックスジー )
このサウンドモジュールモードでは、MU1000 はヤマハの提唱する XG に対応したマルチ音源として機
能します。
プラグインシステム(P136)が機能するなど、MU1000 の機能を最大限に引き出すことができます。
使用できるパート数は最大 64 パート +2A/D パートです。
使用できるボイスは 1203 ノーマルボイス +48 ドラムボイスです。
TG300B( ティージー 300 ビー )
このサウンドモジュールモードでは、MU1000 GM システムレベル 1 を拡張した他社の音源に対し
て互換性を持ったマルチ音源として機能します。
ヤマハ TG300 で作成したデータをそのまま再生すると鳴り方が異なる場合があります。
プラグインシステム(P136)は機能しません。
使用できるパート数は最大 64 パート +2A/D パートです。
使用できるボイスは 664 ノーマルボイス +10 ドラムボイスです。
PFM( パフォーマンス )
このサウンドモジュールモードでは、MU1000 はキーボードの拡張音源に適したシングル音源として
機能します。シングル音源として機能するため、他の 2 つのサウンドモジュールモード ( マルチ音源と
して機能する ) とは音源としての性格がまったく異なります。
プラグインシステム(P136)が機能します。
シングル音源なので常に特定の MIDI チャンネルの演奏だけ再生します。ただし、特定の MIDI チャン
ネルに対して最大 4 パート ( または 2 パート +2A/D パート ) の音を重ねて再生することができます。
HOST SELECT スイッチが MIDI に設定されている場合は、MIDI IN-A 端子から入力された信号だけを
受信します。HOST SELECT スイッチが MIDI 以外のときは、ポート 1 の信号だけを受信します。
使用できるボイスは 1203 ノーマルボイス(サウンドモジュールモード XG のボイス)です。
本書では、音源の機能について、MU1000 がマルチ音源として機能する場合 ( サウンドモジュー
ルモード =XG、TG300B) と、シングル音源として機能する場合 ( サウンドモジュールモード =
フォーマンス ) に分けて説明します。
(2) MU1000 のモード構成 ( サウンドモジュールモード= XG、TG300B)
MU1000 では、操作をわかりやすくするために全体の機能や操作を種類ごとにまとめたものを「モード」
と呼び、各モードに付随するものを「サブモード」と呼んでいます。
ここでは、サウンドモジュールモード= XG、TG300B の場合( マルチ音源として機能する状態) のMU1000
のモード、サブモード構成を説明します。MU1000 の全体構成を理解するのにお役立てください。
MU1000 のモード構成
サウンドモジュールモード= XG、TG300B の場合、MU1000 は次の 5 つのモードで構成されています。
マルチプレイモード............................. MU1000 を最大 64 パート +2A/D パートのマルチ音源として使用
するモードです。各パートの設定を行うマルチパートコントロー
ルと、すべてのパートの共通の設定を行うマルチオールパートコ
ントロールの 2 種類の画面があります。
マルチパートエディットモード......... 各パートの細かい設定を行うモードです。
エフェクトモード................................. マルチで使うエフェクトの設定を行います。
イコライザーモード............................. マルチで使うイコライザーの設定を行います。
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