User Manual

使い方のヒント
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バリエーションエフェクトの使い方
バリエーションエフェクトは出荷時はコネクト(P106がインサーションに設定されていてバリエーショ
ンパートが off(P87)の設定になっているため効果がかかりません。バリエーションエフェクトを使う
ためには、次の手順が必要になります。
バリエーションエフェクトをインサーションエフェクトとして使う場合は、効果をかけたいパートでマ
ルチパートコントロールのバリエーションセンド(P87)を on にします(1 パートのみ設定可能)
バリエーションエフェクトをシステムエフェクトとして使う場合は、バリエーションエディットのバリ
エーションコネクトをシステムに切り替え、マルチパートコントロールのバリエーションセンドで効果
をかけたいパートの数値を上げます(複数パート設定可能)
インサーションエフェクトの効果の深さ
インサーションエフェクトの効果の深さは、ドライ / ウェット(P107)で調節することができます。(た
だし、エフェクトタイプによっては調節できないものもあります。
A/Dパートを使う方法
マルチパートコントロール(P84)で A/D パート(A/D1 または A/D2 パート)を選択した後、カーソル
BANK に移動して入力ソースを、PGM# に移動してエフェクトのセッティングを選択します。
ユーティリティモードの「AD PartLock(A/D パートロック)(P124)を on に設定すると、音源を初期
化する MIDI メッセージを受信しても A/D パートの設定は変更されなくなります。
アサイナブルコントローラーを使う方法
アサイナブルコントローラーは、ブレスコントローラーやフットコントローラーなど、初期状態では使
えないコントローラーを使う場合に便利なコントローラーです。アサイナブルコントローラーは、次の
手順で設定します。
1.マルチパートエディットモードの「AC1 CC No.(AC1 コントロールチェンジナンバー)(P97)で、使
いたい MIDI コントローラーのコントロールチェンジナンバーを設定します。
(例:ブレスコントローラーでは CC#=2、フットコントローラーでは CC#=4 など)
2.何をコントロールするのかを設定します。「AC1FilCtrl(AC1 フィルターコントロール)(P97)では
フィルターのカットオフフリケンシーを、「AC1AmpCtrl(AC1 アンプリチュードコントロール)(P97)
では音量をコントロールする感度を設定します。これ以外にも、システムエクスクルーシブメッセー
ジを使うことで、ピッチベンドの効果をかける「PITCH CONTROL」や、ビブラート、トレモロ、ワ
ウ効果をかける「LFO PMOD DEPTH」「LFO AMODDEPTH」「LFO FMOD DEPTH」を設定すること
ができます。
また、エフェクトモードのバリエーションエディットの「AC1VarCtrl(AC1 バリエーションコントロー
ル)(P105)と、インサーション 1 4 エディットの「AC1INS1 4Ctrl(AC1インサーション 1 4
ントロール)(P107では、インサーションエフェクトのエフェクトパラメーターを AC1 でコントロー
ルする感度を設定します。
異なったドラムセットを複数のパートで使う方法
MU2000 XG モードでは、出荷時は、パート 10(A10) 26(B10)、42(C10)、58(D10)にドラムボイスが
設定されています。これ以外のパートでドラムボイスを使うには、マルチパートエディットの「PartMode
(パートモード)(P94)で normal 以外を選択します。このとき、ドラムボイスをエディットしないので
あれば drum を、エディットするのであれば drum2、drum4 を選択しましょう(出荷時は、パート 10
drumS1、パート26 drumS3、パート 42 とパート 58 drum に設定されています。