User Manual

使い方のヒント
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プラグインボード(音源タイプ)のボイスを選択する方法
パートアサインで設定されたパートでは、[SELECT] ボタンで PLG-1 PLG-3 を切り替えて、プラグイ
ンボードを選択することができます。
プラグインボードが選択されると、ボードの種類に対応したアイコンがディスプレイに表示されます。
この状態で、通常のボイスを選ぶ方法で、プラグインボードのボイスを選ぶことができます。
MU2000 本体と異なり、プラグインボードではすべてのプログラムナンバーにボイスが割り当て
られているわけではなく、多くがボイスが割り当てられていない空の状態になっています。ボイ
スが割り当てられていないプログラムナンバーを選択すると、ディスプレイに Silence と表示され
て音が鳴らなくなります。
また、ボイスカテゴリーボタンを使ってプラグインボードのボイスを選ぶ場合、ボイスカテゴリー
ボタンの名称と実際に選ばれるボイスの種類が一致しない場合や、そのボイスカテゴリーにボイ
スを持っていないため選ぶことができない場合があります。Model excl. のカテゴリーには XG
含まれないそのボード固有のボイスが割り当てられます。
プラグインボードのボイスは、外部 MIDI 機器からバンクセレクト MSB(C.C.#0)、バンクセレク
LSB(C.C.#32)、プログラムチェンジで選択することもできます。
MIDI による音源操作のヒント
MU2000 を初期化する MIDI メッセージ
MU2000を初期化する MIDIメッセージは、初期化する音源モードによって下記の 3種類があります。
音源を初期化する MIDI メッセージの実行には、約 50msec かかるため、次のメッセージとの間隔に注意
してください。
XG に初期化する MIDI メッセージ
F0 43 1n 4C 00 00 7E 00 F7(すべて 16 進数)
n はデバイスナンバーです。(通常は 0)
TG300B に初期化する MIDI メッセージ
F0 41 1n 42 12 40 00 7F 00 41 F7(すべて 16 進数)
n はデバイスナンバーです。(通常は 0)
GM システムレベル 1 に初期化する MIDI メッセージ
F0 7E 7F 09 01 F7
GM システムレベル 2 に初期化する MIDI メッセージ
F0 7E 7F 09 03 F7
サンプリングボイスに関する情報は初期化されません。
同じ機能を持つMIDI メッセージの扱いについて
MU2000では、1 つのパラメーターを操作する方法として、複数の MIDIメッセージが割り当てられてい
る場合があります。たとえば、パートパラメーターのローパスフィルターカットオフフリケンシーの場
合は、コントロールチェンジ(#74)、NRPN(MSB=01,LSB=32)、システムエクスクルーシブのマルチ
パートパラメーター(F0 43 1N 4C 08 nn 18 dd F7(すべて 16 進数))の 3種類の MIDIメッセージが用意
されています。
こういった場合は、最もデータ量の少ない MIDIメッセージを選択するのが一般的です。たとえば、ロー
パスフィルターカットオフフリケンシーの場合は、コントロールチェンジ (#74) を使って操作します。
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