User Manual

2. MU2000 の全体構成を知ろう
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ここでは、MU2000の全体構成について説明します。はじめからすべてを理解する必要はありませんが、知っ
ていただくと MU2000 を効率的に操作することができるようになります。
(1) 音源としての性格を切り替える ( サウンドモジュールモード )
MU2000にはコンピューターミュージック用の音源 ( マルチ音源 ) とキーボードの拡張音源 ( シングル音
) という性格の異なった音源が内蔵されていて、「サウンドモジュールモード」というパラメーターで
切り替えられる仕組みになっています。サウンドモジュールモードを切り替えることによって MU2000
はまったく異なる音源として機能するようになり、画面表示や機能のメニューまで切り替わってしまい
ます。MU2000 を操作する場合には、使用目的に合わせてサウンドモジュールモードを選択することが
重要です。
MU2000には、コンピューターミュージック用の音源 ( マルチ音源 ) として機能するサウンドモジュール
モードが 2 種類 (XG、TG300B) と、キーボードの拡張音源 ( シングル音源 ) として機能するサウンドモ
ジュールモードが 1 種類 (PERFORM) 内蔵されています。
サウンドモジュールモードはユーティリティモードで切り替えます(P131)また、ディスプレイで常に
確認することができます。
各サウンドモジュールモードについて
次に、各サウンドモジュールモードについて説明しましょう。
XG( エックスジー )
このサウンドモジュールモードでは、MU2000 はヤマハの提唱する XG に対応したマルチ音源として機
能します。
プラグインシステム(P168)が機能するなど、MU2000の機能を最大限に引き出すことができます。
使用できるパート数は最大 64 パート +2A/D パートです。
使用できるボイスは、1203 ノーマルボイス +48 ドラムボイスです。
使用できるサンプリングボイスは、256 ノーマルボイス +4 ドラムキットです。
TG300B( ティージー 300 ビー )
このサウンドモジュールモードでは、MU2000 GM システムレベル 1 を拡張した他社の音源に対し
て互換性を持ったマルチ音源として機能します。
ヤマハ TG300 で作成したデータをそのまま再生すると鳴り方が異なる場合があります。
プラグインシステム(P168)は機能しません。
使用できるパート数は最大 64 パート +2A/D パートです。
使用できるボイスは 664 ノーマルボイス +10 ドラムボイスです。
サンプリングボイスは使用できません。
2. MU2000 の全体構成を知ろう
XG
TG
300
B
PERFORM
PART VOL EXP PAN
BANK/PGM
REV CHO VAR KEY
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