User Manual

2. MU2000 の全体構成を知ろう
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エフェクトモード…(P102)
[EFFECT] ボタン
MU2000に内蔵されている 8系統のエフェクト ( リバーブ、コーラス、バリエーション、インサーション
1 4)、マルチEQ の効果を設定するモードです。
エフェクトモードは、5つのサブモードに分かれています。
REV ( リバーブ ) エディット…(P103)
エフェクトモード→ REV にカーソルを移動→ [ENTER] ボタン
リバーブタイプやリバーブパラメーターを設定して、リバーブのかかり方を調節します。
CHO ( コーラス ) エディット…(P104)
エフェクトモード→ CHO にカーソルを移動→ [ENTER] ボタン
コーラスタイプやコーラスパラメーターを設定して、コーラスのかかり方を調節します。
VAR( バリエーション ) エディット…(P105)
エフェクトモード→ VAR にカーソルを移動→ [ENTER] ボタン
システム / インサーションの選択やバリエーションタイプなどを設定して、バリエーションエフェク
トのかかり方を調節します。
INS1 4 (インサーション 1 4) エディット…(P107)
エフェクトモード→ INS にカーソルを移動→ [ENTER]ボタン→
INS1 4 にカーソルを移動→ [ENTER]ボタン
エフェクトをかけるパートやドライウェットバランス、エフェクトタイプなどを設定して、インサー
ションエフェクトのかかり方を調節します。
EQ(マルチEQ ) エディット…(P108)
エフェクトモード→ EQにカーソルを移動→ [ENTER] ボタン
マルチ EQ を設定して、サウンドを補正するモードです。マルチ EQ とは、MU2000 7系統のエフェ
クトとは独立して装備する 5 バンドのパラメトリック EQ(細かい設定ができるEQ)のことです。
ステム全体の出力に対して効果がかかるため、再生する曲のジャンルや楽器構成に応じてサウンドを
補正するといった使い方ができます。
EQ( イコライザー ) とは
イコライザーは、音をいくつかの周波数帯域に分けて各帯域ごとのブースト / カットを調節する
ことで、音を補正する機器のことです。たとえば、高い周波数のレベルを上げ下げすると、高い
音の成分を強調したりカットしたりすることができます。
一般的にイコライザーは、アンプやスピーカー、部屋の特性に合わせ、音場環境を補正するため
に使用します。また、演奏する曲のジャンルに合わせて音を補正することで、クラシックはより
繊細に、ポップスはより明確に、ロックはよりダイナミックに、というように曲の特長を引き出
し、音楽をより楽しめる環境を作ります。
MU2000 の内蔵するイコライザーは、5 つの周波数帯域に分けて、各帯域ごとの補正効果が最も高
い周波数のゲインを調節できます。さらに MIDI システムエクスクルーシブメッセージを使うと、
バンドごとの中心周波数を自由に設定することもでき、自由度の高いイコライジングを行なうこ
とが可能です。
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