User Manual

3. ボイス ( 音色 ) の区分けと、パートの仕組み
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ここでは、MU2000のパートやボイスについての基本的な知識を説明します。はじめからすべてを理解する
必要はありませんが、知っていただくと MU2000 の操作をより速く修得することができます。
(1) パートの仕組み
サウンドモジュールモード =XG、TG300B の場合 ( マルチ音源として機能する状態 )、MU2000 64パー
トで構成されます。この 64 パートにすべて異なった MIDIチャンネルを割り当てると、互いに異なった
64 パートの演奏データを再生することが可能になります。
この 64 パートには、1 64 の通し番号と、A D のパートグループによる番号の 2 種類のパート番号
が割り当てられています。
2種類のパート番号、およびデフォルトでの MIDIチャンネルの設定は下記の表のようになっています。
サウンドモジュールモード= PFM の場合 ( シングル音源として機能する状態 ) には 4パートで構成され
ます。
(2) ボイス ( 音色 ) とは
ボイスは MU2000 で音色を選択する際の単位で、音源部の各パラメーターに対するデータで構成された
音色プログラムです。MU2000 は、トータルでノーマルボイス 1396、ドラムボイス 58 キットを内蔵して
います。(サウンドモジュールモードによって、この中で使用できるボイスの数が異なります。
ボイスは、音色の最小単位であるエレメント(音色の要素)が 1 4 つ集まって構成されています。
(3) ノーマルボイスとドラムボイス
ボイスには、ノーマルボイスとドラムボイスの 2 種類があります。
ノーマルボイス
ノーマルボイスは、鍵盤どおりの音程で発音するボイスです。ノーマルボイスは、音色の最小単位であ
るエレメント(音色の要素)が、最大 4 エレメント集まって構成されています。複数のエレメントで構
成されているボイスには、1エレメントでは作れない分厚いボイスや、鍵盤を弾く強さによって音色を切
り替えられるボイス、ピアノとストリングスというような異なった音が混じりあったボイスなどが含ま
れます。各ボイスのエレメント数は、別冊リストブック記載のノーマルボイスリストをご参照ください。
3. ボイス ( 音色 ) の区分けと、パートの仕組み
パート番号 1 16 17 32 33 48 49 64
パート番号 (パートグループ) A01 A16 B01 B16 C01 C16 D01 D16
MIDIチャンネル (デフォルト) A01 A16 B01 B16 C01 C16 D01 D16
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