User Manual

3. ボイス ( 音色 ) の区分けと、パートの仕組み
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「サウンドモジュールモード=TG300B」でのバンクセレクト MSB の働き
バンクセレクト LSB の値を固定して、バンクセレクト MSB だけでバンクを設定します。
バンクセレクト MSB は、ノーマルボイスの拡張音色を指定する用途で使われます。ただし、ボイスの拡
張ポイントは割り当てられません。
注1C/M とは、GMシステムレベル 1が承認される以前に一般的だったコンピューターミュージック用
マルチ音源と互換性を持ったボイスです。
(6) パートモード
パートモードでは、パートごとにノーマルボイスとドラムボイスのどちらのボイスを使用するかを選択
します。また、ドラムボイスをエディットする場合のドラムセットアップの設定も合わせて行ないます。
操作は、マルチパートエディット(P90)で行ないます。
ノーマルモードとドラムモード
パートモードには大きくノーマルモードとドラムモードの設定があります。
ノーマルモード (normal) は、ノーマルボイスを選択できる状態です。
ドラムモード (drum、drumS1 S4) は、ドラムボイスを選択できる状態です。
サウンドモジュールモードが PFM に設定されていると、パートモードはノーマルに固定されてお
り変更できません (パートモードというパラメーターが表示されません )。
ボイスカテゴリーボタンを押すとパートモードが自動的に変更され、ノーマルボイスとドラムボ
イスを切り替えることができます。パートモードは、ボイスカテゴリーボタンのうち [Piano]
[Modelexcl.] を押すとノーマルモード (normal) に、[Drum] を押すとドラムモード (drum、drumS1
S4のいずれか ) に設定されます。
ドラムセットアップについて
MU2000 では、ドラムボイスを直接エディットすることはできません。そこで、パートに対してドラム
セットアップを割り当て、これをエディットすることで間接的にドラムボイスをエディットする仕組み
になっています。ドラムセットアップのエディットは、マルチパートエディット(P90)で行ないます。
MU2000では、ドラムセットアップを 4 (drumS1 S4) 内蔵しており、4パートのドラムボイスに対し
て異なるエディットを行なうことができます。ただし、複数のパートに同じドラムセットアップが選択
されていると、一方のパートでエディットしたり、ドラムボイスを切り替えたりすると、もう一方のパー
トも自動的にエディットされ同じドラムボイスに切り替わってしまいます。
パートモードを drum に設定すると、複数のパートに異なったドラムボイスを割り当てることができま
す。ただし、この状態ではドラムボイスをエディットすることはできません。
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BankSelectMSB BankSelectLSB
0〜41
126,127 ―
BankSelectMSB BankSelectLSB
― ―
GMに準拠とそ ボイス
C/M
注1)
ムボイ
ドラムト
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