User Manual

6. A/D パートの仕組み
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ここでは、MU2000 A/Dパートについての基本的な知識を説明します。はじめからすべてを理解する必要
はありませんが、知っていただくと MU2000 の操作をより速く修得することができます。
(1) A/D パートの仕組み
A/Dパートでは、A/D INPUT 端子に入力された音声信号をコントロールします。
A/D INPUT 端子に入力された音声信号は、いったんデジタル信号に変換され、A/D パートの設定によっ
てボリュームやパンなどをコントロールしたり、リバーブ、コーラス、バリエーション、インサーショ
1 4 の各エフェクトやマルチ EQ をかけたりすることができます。
また、バンクセレクトとプログラムチェンジによって、入力ゲインやエフェクトのプリセット設定を選
択することができます。
(2) A/D パートでのバンクナンバーとプログラムナンバーの働き
A/D パートでは、バンクナンバーとプログラムナンバーを設定することで下の表のようなインプットプ
リセットが設定され、入力ソースやエフェクトを入力信号に適した設定にすることができます。
A/D1 パートをバンクナンバー 018 または 019 に設定するとステレオの設定になり、A/D インプット 1/2
端子を L/R として入力ソースやエフェクトの設定を行なうため、ステレオ入力された信号の L/R 両方に
A/D1 パートで設定したエフェクトをかけることができます。このとき、A/D2 パートのバンクナンバー
及びプログラムナンバーには「***」が表示され、設定できない状態になります。
AD1パートには、バリエーションエフェクトのタイプが設定できるプリセットも用意されています。
各プリセットについての詳細は、別冊「リストブック」の A/D インプットプリセットをご覧ください。
A/D パートと XG 曲集との組み合わせによりマイナスワン演奏を楽しむ場合は、以下のように設
定してください。
1)AD Part Lockをオンにする。(P124
2)A/D パートのエフェクトは、インサーション1〜4のいずれかを使用する。
これによって、MU2000 XG システムオンを受信しても、A/D パートの各設定およびエフェク
ト情報が保持されます。
6. A/D パートの仕組み
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