User Manual

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ここでは、MIDIデータフォーマットの読み方について解説します。
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MIDI データフォーマットとは、MU500 における MIDIの送受信に関するすべての決まりをまとめたも
のです。どちらかというと技術資料的な側面が強く、取扱説明書の他の部分に比べて専門的な内容に
なっています。そのため、MIDI データフォーマットを読みこなすには、MIDI の知識が不可欠になり
ます。
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MIDIデータフォーマットは、次のように構成されています。
「1. チャンネルメッセージ」(P118)では、チャンネルボイスメッセージとチャンネルモードメッセー
ジに含まれる MIDI メッセージを、ノートオン /ノートオフから順番に 1つずつ解説しています。内容
を見ると、「1.2 コントロールチェンジ」と「1.3 チャンネルモードメッセージ」にほとんどのページを
費やしているのがわかります。
ここでは、数値はほとんどの場合 10 進数で表記されています。
中には、「1.2.2 Modulation」のように、関連するシステムエクスクルーシブメッセージのパラメーター
が掲載されている場合もあります。
「2. システムエクスクルーシブメッセージ」(P123)は、「2.1 パラメーターチェンジ」(P123)と「2.2
バルクダンプ」(P127)「2.3 パラメーターリクエスト」(P127)「2.4 ダンプリクエスト」(P128)の 4
つの部分で構成されています。
ここでは、数値の表記として 10 進数、16 進数、2 進数の 3 つの方法が使われています。16 進数表記の
場合は、数値の右側に H が付けられています。
「2.1パラメーターチェンジ」では、はじめに MU500 が扱うすべてのパラメーターチェンジを分類 /
覧してから、個々のパラメーターチェンジについて解説しています。解説の内容としてはパラメーター
チェンジを組む際のフォーマットの説明と参照すべき付表の番号が示されています。
「2.2バルクダンプ」以降も、「2.1パラメーターチェンジ」と同じ構成です。
「3. リアルタイムメッセージ」(P128)は、アクティブセンシングについての説明だけがあります。