User Manual

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(2) ボイス ( 音色 ) の区分けと、パートの仕組み
ここでは、MU500 のパートやボイスについての基本的な知識を説明します。はじめからすべてを理解する必
要はありませんが、知っていただくと MU500 についてより早く修得することができます。
パートの仕組み
MU500 64パートで構成されます。この 64 パートにすべて異なった MIDI チャンネルを割り当てると、
互いに異なった 64 パートの演奏データを再生することが可能になります。
この 64 パートには、1 64 の通し番号と、A D のパートグループによる番号の 2 種類のパート番号
が割り当てられています。
2種類のパート番号、および電源を入れた直後の MIDIチャンネルの設定は下記の表のようになっていま
す。
ボイス(音色)
ボイスは MU500 で音色を選択する際の単位で、音源部の各パラメーターに対するデータで構成された音
色プログラムです。MU500 は、トータルでノーマルボイス 1396、ドラムボイス 58 キットを内蔵してい
ます。(サウンドモジュールモードによって、この中で使用できるボイスの数が異なります。
ボイスは、音色の最小単位であるエレメント(音色の要素)が 1 4 つ集まって構成されています。
ノーマルボイスとドラムボイス
ボイスには、ノーマルボイスとドラムボイスの 2 種類があります。
●ノーマルボイス
ノーマルボイスは、鍵盤どおりの音程で発音するボイスです。ノーマルボイスは、音色の最小単位であ
るエレメント(音色の要素)が、最大 4 エレメント集まって構成されています。複数のエレメントで構
成されているボイスには、1エレメントでは作れない分厚いボイスや、鍵盤を弾く強さによって音色を切
り替えられるボイス、ピアノとストリングスというような異なった音が混じりあったボイスなどが含ま
れます。各ボイスのエレメント数は、ノーマルボイスリストをご参照ください。
●ドラムボイス
ドラムボイスは、ドラム専用の特殊なボイスで、C#-1 G5 の範囲の各鍵盤に 1 音色ずつドラムやパー
カッションの楽器音が割り当てられています。ドラムボイスにおける各鍵盤へのドラム /パーカッション
楽器の割り当ては、ドラムボイスリストをご参照ください。
パート番号 1 16 17 32 33 48 49 64
パート番号 (パートグループ) A01 A16 B01 B16 C01 C16 D01 D16
MIDIチャンネル (デフォルト) A01 A16 B01 B16 C01 C16 D01 D16
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