User Manual

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システムエフェクトとインサーションエフェクト
MU500 のエフェクトのうちマルチ EQ を除く 5 系統のエフェクトは、その接続方法(音源部との関わり
方)によって、システムエフェクトとインサーションエフェクトの 2 とおりに分類できます。
●システムエフェクト
システムエフェクトは、すべてのパートに対して共通の効果をかけるタイプのエフェクトです。
システムエフェクトを使用する場合は、パートごとに設定したエフェクトセンドレベルに従ってエ
フェクトへ信号を送ります。エフェクトで加工された信号 ( ウェット音 ) はリターンレベルに従って
ミキサーに戻り、ドライ音 ( エフェクトがかかっていない音 ) とミックスされてアウトプットから出
力されます。この接続方法を採ることで、すべてのパートに対して、エフェクトセンドに応じた深さ
のエフェクト音を付加することができます。
MU500 では、リバーブエフェクトとコーラスエフェクトはシステムとして動作します。またバリエー
ションエフェクトについても、システムに設定することが可能です。
●インサーションエフェクト
インサーションエフェクトは、特定のパートに対して効果をかけるタイプのエフェクトです。
インサーションエフェクトを使用する場合は、楽器のアウトプットをエフェクトのインプットに直接
接続し、ドライ / ウェットのバランスで深さを調節しながらエフェクトをかけるのが一般的です。
の接続方法では、特定の 1 パートにだけ効果をかけることができる上、ウェットを 100%に設定する
ことでエフェクト音だけを出力することもできるので、音色変化系のエフェクトには便利です。
MU500 では、インサーションエフェクト 1、2 はインサーションとして動作します。またバリエー
ションエフェクトについても、インサーションに設定することが可能です ( 電源を入れた直後はイン
サーション )。