COR Mode d’emploi TROMPA Manual de instrucciones 圆号 使用手册 Валторна Руководство пользователя 호른 사용설명서 horn_om_cover_080709.indd 1 日本語 ENGLISH DEUTSCH Bedienungsanleitung FRANÇAIS WALDHORN ESPAÑOL Owner’s Manual 中文 Horn Русский 取扱説明書 한국어 ホルン 08.7.
Ta ごあいさつ このたびは、ヤマハ管楽器をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 楽器を正しく組み立て性能をフルに発揮させるため、また永く良い状態で楽器を お使いいただくために、この取扱説明書をよくお読みください。 P.3 Congratulations! You are now the owner of a high quality musical instrument. Thank you for choosing Yamaha. For instructions on the proper assembly of the instrument, and how to keep the instrument in optimum condition for as long as possible, we urge you to read this Owner’s Manual thoroughly. P.
ホルン 取扱説明書 安全上のご注意 ご使用の前に必ずお読みください ここに示した注意事項は、 製品を安全に正しくご使用いただき、 あなたや他の人々への危害や損害を未 然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、 保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、 使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について :「ご注意ください」という注意喚起を示します。 注意 :「∼しないでください」という禁止行為を示します。 この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または 物的損害が発生する可能性が想定されます。 楽器を投げたり、 振り回したりしないでくださ い。 ラッカー仕上げの製品のお手入れには、ベンジ ンやシンナーは使用しないでください。 マウスピースや部品が抜け、相手の身体に当たるなど して危険です。 楽器はいつもやさしく扱ってください。 表面の仕上げを損なう場合があります。 オイルやポリッシュ類を幼児が口にしないよ う、 十分ご注意ください。 不安定な場所に置い
各部の名称 ■ Fシングル 第3ロータリーバルブ 指掛 第3レバー 第2ロータリーバルブ 第1ロータリーバルブ 第2レバー 第1レバー 第3抜差管 マウスパイプ ベル マウスピース 主管抜差管 第2抜差管 第1抜差管 ■ Bbシングル 第4ロータリーバルブ 第3ロータリーバルブ 指掛 第3レバー 第2ロータリーバルブ 第2レバー 第1ロータリーバルブ 第1レバー 第4レバー 第3抜差管 マウスパイプ ベル マウスピース 主管抜差管(裏面) 第4抜差管 第1抜差管 第2抜差管 4 horn_om_003-074_080711.pm Page 4 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
各部の名称 ■ F/Bbフルダブル 第1ロータリーバルブ 第4ロータリーバルブ 第3ロータリーバルブ 指掛 第3レバー 第2ロータリーバルブ 第2レバー 第1レバー 第4レバー Bb第3抜差管 F第3抜差管 マウスパイプ ベル マウスピース 主管抜差管 Bb第1抜差管 F第2抜差管 F管抜差管 F第1抜差管 Bb第2抜差管 第4ロータリーバルブ 第3ロータリーバルブ 指掛 第3レバー 第2ロータリーバルブ 第1ロータリーバルブ 第2レバー 第1レバー 第4レバー Bb第3抜差管 F第3抜差管 マウスパイプ ベル マウスピース F管抜差管(2) F管抜差管(1) Bb管抜差管 主管抜差管 Bb第1抜差管 F第1抜差管 F第2抜差管 Bb第2抜差管 ※ 仕様および外観は、改良のため、予告なく変更することがあります。 5 horn_om_003-074_080711.pm Page 5 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
演奏の準備 楽器の取り扱いについて 金管楽器のボディの板厚はとても薄いので、 取り扱いの際に無理な力を加えたり、 ぶつ けたりして変形させないように、十分注意してください。 ■ スクリューベルのセット スクリューベルのセットは、ベルの中央部分を 2. オイルが全体にゆきわたるように、レバーを 動かします。 持って組み立てます。あまり強く締め付けない ようにしましょう。 ■ マウスピースのセット ■ オイルの注油 マウスピースは軽く入れます。 ロータリーへの注油 1. レバーを押しながら抜差管を抜いて、図のよ うにローターオイルをロータリーに注油しま す(1箇所当たり2∼3滴)。 * マウスピースは、絶対に強く押し込まない でください。抜けなくなる恐れがありま す。 * レバーの動きが悪くなった時に、この注油 を行ってください。 * 管体内側に付いているグリスがオイルと混 ざらないように注油してください。 6 horn_om_003-074_080711.pm Page 6 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
チューニング(音合わせ) 演奏の際、 必ず主管抜差管をスライドさせてピッチを合わせてください。 チューニングは気温に影響されますので、演奏の前に息を吹き込んで楽器を暖めてからチュー ニングをしてください。主管抜差管を抜く長さは個人差がありますので、いちがいには言えま せん(気温20℃のとき主管抜差管を、約15mmくらい抜いてA=442Hzです)。 なお、抜差管を抜く長さはいつでも同じではなく、たとえば、気温が高い場合は抜差管 を長く抜きます。逆に気温が低い場合は短くなります。また、ベルの中に入れる右手の 位置、角度でも音程は変化します。 シングルホルン ダブルホルン 主管抜差管を抜いて、チューニングします。 1. 主管抜差管で、B b 管をチューニングしま す。 * Bb管抜差管を持つ楽器は、主管抜差管と合 わせて使用しましょう。 2. F管抜差管で、F管をチューニングします。 音のエチケット 美しい演奏は人にさわやかな感じを与えます が、 練習中の音は時には気になる人もいらっしゃ います。ご近所の迷惑にならないように気を配 りましょう。 7 horn_om_003-074_080711.
チューニング(音合わせ) 3. 各抜差管をそれぞれ5 ∼1 0 m m 程抜きま す。その際、抜差管が繋がっているレバーを 押しながら抜いてください。 4. YHR-322の第4抜差管は、ゲシュトップ奏 法*を行なう際に、普段と同じ指使いで演奏 するための管です。また、図のようにセット することで、第2抜差管と同じ半音キイにす ることができます。 * ゲシュトップ奏法とは 右手でベルをふさぐようにしてFシングル やダブルホルン(F管側)では、半音高い音 で独特の音色を出す方法です。そのた め、楽譜より半音低い運指で演奏します が、 YHR-322では第4レバーを押しなが ら演奏することで、通常通りの運指で演奏 することができます。 8 horn_om_003-074_080711.pm Page 8 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
楽器のお手入れ ■ 演奏後のお手入れ いつまでも美しい音を保つために、 使用後はしっかりとお手入れをしましょう。 楽器のお手 入れは、 机に置いてするか、 手でしっかり持って落とさないように気を付けましょう。 ● 抜差管のお手入れ ● 楽器表面のお手入れ 1. 楽器の表面はポリシングクロスで軽く拭きま 抜差管を抜いて水分を出しましょう。 す。汚れや変色が目立つ場合は、下記のお手入 れ用品をお使いください。 * レバーを押さずに抜差管を抜き差しする と、管内の気圧が下がり、動かしにくかっ たり管内を痛める恐れがあります。 ラッカー仕上げには... ポリシングクロス+ラッカーポリッシュ 2. ウォーターキイを持つ楽器は、ウォーターキ 銀メッキ仕上げには... シルバークロス+シルバーポリッシュ イからも水分を抜きましょう。 仕上げにシリコンクロスを使うと、より美しい 光沢になります。 ■ 週に1回のお手入れ * 抜差管の材料は黄銅や洋白で耐食性に優れ ていますが、水分が長時間残ると、腐食が 進行する恐れがありますのでご注意くださ い。 ● ロータリーのお手入れ 1.
楽器のお手入れ * その後、余分なオイルは拭き取りましょ う。オイルを付け終わったら、キャップを 閉めてオイルがよくなじむようにレバーを 動かしましょう。 2. ロータリー回転軸と軸受けにも同様に、ロー タースピンドルオイルを少量注します。 ■ 月に1∼2回のお手入れ ● 抜差管のお手入れ 1. 抜差管を抜くときは、レバーを押しながら抜 きましょう。 2. ガーゼをクリーニングロッドに金属部が露出 3. レバーの支持台の軸受け部には、レバーオイ ルを少量注してください。 しないように巻き付け、抜差管と外管の内側 の汚れを取ります。 * オイルを付け過ぎた場合は、きれいに拭き 取ってください。また、ガーゼで細かいと ころもお掃除しましょう。 3. 抜差管の表面の汚れをガーゼで拭き取り、ス ライドグリスを少量塗ります。 4. スライドグリスがなじむように、抜差管を何 回か動かします。そのとき、はみ出てくる余 分なグリスは拭き取りましょう。 10 horn_om_003-074_080711.pm Page 10 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
楽器のお手入れ ■ 半年に1回のお手入れ 4. ガーゼで水分を完全に拭き取り、オイル、グ リスを注してください。 ● 楽器を洗浄しましょう 1. ブラスソープ水溶液を作ります。 ブラスソープ 「1」 に対して、30℃∼40℃の 温水を 「10∼15」 用意します。楽器の部品を ブラスソープ水溶液内へ入れるときは、あら かじめ抜差管を抜いておきます。 2. フレキシブルクリーナーのブラシにブラス ソープ水溶液を含ませ、管内を洗います。 管内を洗浄するときの注意 ロータリーは分解しないでください。ま た、管内に水を通すときは、主管抜差管 3. 汚れが落ちたら、きれいな水で汚れとブラス から息の流れと逆方向に水を入れてくだ ソープ水溶液を充分に洗い流してください。 さい。マウスパイプから水を入れると、 汚れがバルブにつまりバルブの動きが悪 くなります。 5. マウスピースは、マウスピースブラシにブラ スソープ水溶液を含ませて、スロートに通し て洗い、きれいな水で汚れとブラスソープ水 溶液を充分に洗い流してください。 11 horn_om_003-074_080711.
ロータリー糸の結びかた ● 下の図のように糸を巻き付け、 糸止めネジを締めます。 ネジの締まる方向に巻き付け、巻き終わったら糸止めネジBで、レバーの高さを調節しましょう。 回転台押ネジ 糸止めネジB 糸止めネジA レバー連結棒 レバーが下がる レバーが上がる 図はYHR-567/567D ■ 第4レバーの切り替えかた ● F/Bbダブルホルン ヤマハダブルホルンは、通常第4レバーを押さない状態でF管(オープンF)、押した状態でBb管になる ようセットされていますが、図のようにセットすることでF管とBb管を逆(押さない状態でBb管(オー プンBb)、押した状態でF管)にすることができます。 セットのしかたは、糸止めネジBとその下のヒモ座を外し、両方セットで移動させます。その後下図 のようにヒモ座の上に糸を通します。 糸止めネジA 糸止めネジB 回転台押ネジ レバー連結棒 オープンF オープンBb 図はYHR-567/567D 12 horn_om_003-074_080711.pm Page 12 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
その他 YHR-567GDBは、ベアリング止めネジの接続位置を変更することで、ストロークが2段階に調節可 能です(図はオープンFの状態を表しています)。 ベアリング 止めネジ オープンB b の ときはこちら 側に接続 * ベアリング止めネジをロータリーの回転中心に近い側に接続するとストロークが短くなり、遠い側に接続すると ストロークが長くなります。 YHR-867KRD、YHR-668D/ND、YHR-567/567GDBの第4レバーは、演奏者の手に合わせた 位置の調節が可能です。図のようにドライバーで調節します。 13 horn_om_003-074_080711.pm Page 13 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
オプション ● Eb替管(別売) FシングルのYHR-314の主管のオプションです。これにより、楽器の調性がEbになるのでEb調の譜 面を読み替えずに、記譜通り演奏することができます。 装着したままケースに収納することができます。 主管抜差管 Eb替管 このとき、第1∼第3抜差管も少し抜きます。 14 horn_om_003-074_080711.pm Page 14 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
オプション ● Fナチュラル管(別売) YHR-322の第4抜差管に装着するオプションで、F管の開放の音を演奏することができます。記譜の ド(実音F)やソ(実音C)の中低音での音抜けが向上し、音程も安定します。 装着したままケースに収納することができます。 Fナチュラル管 15 horn_om_003-074_080711.pm Page 15 08.9.22, 1:54 PM Adobe PageMaker 6.
故障かな?と思ったら 音抜け、 音程が悪くなった。 ネジが固くて外れない。 ・ 管の内側に汚れが付着している。 → 抜差管のお手入れに従い、 管を洗浄して ください。 ・ 唾抜コルクが欠けて、 そこから息が漏れて いる。 → 唾抜コルクを交換してください。 ・ マウスピースがゆるくガタつき、 その部分 から息が漏れている。 ・ 管に大きなへこみがあり、 管の継ぎ目から 息が漏れている。 ・ 管の中に異物がある。 ・ ロータリーとバルブケーシングの枝管の 孔位置が合っていない。 → お買い上げ店、 またはご相談窓口にご相 談ください。 ロータリーの動きが悪くなった。 ・ ヒモがゆるんでいる。 → ドライバーでヒモを掛け直してくださ い。 ・ バルブケーシングとロータリーの間にカ スや汚れが付着している。 ・ バルブケーシングが変形している。 ・ ロータリーバルブを分解後、組み立てた。 → お買い上げ店、 またはご相談窓口にご相 談ください。 ・ ネジがさびてしまった。 ・ ネジ部をぶつけてしまった。 → お買い上げ店、 またはご相談窓口にご相 談ください。 マウスピースが抜けない。 ・ マウスピースを
お手入れ用品とアクセサリー 素敵なミュージックライフのために、ヤマハでは、いろいろなアクセサリーを取り扱いいたし ております。ここではホルンに関するものをご紹介いたします。ぜひ、ご活用ください。 品 名 特 徴 ・ 使 用 方 法 ブラスソープ 管体の内面やマウスピース内面のクリーニングに最適です。 メタルポリッシュ 素地材質のままの仕上げや、ニッケルメッキ仕上げに使用します。 ラッカーポリッシュ ラッカー仕上げ専用のポリッシュで、楽器表面の汚れを取り除き、艶のある光沢を生みだします。 シルバーポリッシュ 銀あるいは銀メッキ仕上げの楽器表面の変色や汚れを取るときに使用します。 ポリシングガーゼ(SL用) 楽器表面や内面のクリーニングに最適です。 シリコンクロス(M) (L) (LL) 楽器表面の汚れを取り、美しい光沢を甦らせます。 ポリシングクロス 楽器表面の艶出しに適した、軟らかくきめ細かいクロスです。 シルバークロス(M) (L) 銀や銀メッキの楽器表面の変色や汚れを取り、 きめ細かい美しい光沢をもたらします。 マウスピースブラシ (L) ブラスソープ水溶液
フィンガリングチャート /Fingering Chart/Grifftabelle/ A F シングル F Single Horn Bb シングル Bb Single Horn F-Einfachhorn B-Einfachhorn Cor en Fa Cor en Si b Trompa sencilla de F Trompa sencilla de Bb F 调单一调性法国圆号 降 B 调单一调性法国圆号 Одинарная валторна в строе F Одинарная валторна в строе Bb F 싱글 호른 Bb 싱글 호른 3 2 1 3 2 B 1 4 in F A B C 3 2 1 4 3 2 1 4 3 2 1 120 horn_om_117-122-080826.indd 120 08.9.
e/ Tablature/Tabla de digitaciones/ 指法表 /Аппликатура/운지법 F/Bb フルダブル F/Bb Double Horn F/B-Doppelhorn Cor double Fa/Si b Trompa doble de F/Bb F/ 降 B 调双管法国圆号 Двойная валторна в строе F/Bb F/Bb 더블 호른 C フルダブルホルンの第 4 レバーは、F 管と Bb 管の切り替えに使 用します。工場出荷時は、第 4 レバーを押すと、F 管から Bb 管 に切り替わるようにセットされています。 The 4th lever on full double horns is used to switch between the F and Bb sides of the horn.
フィンガリングチャート /Fingering Chart/Grifftabelle/Tablature/ A B C 3 2 1 4 3 2 1 4 3 2 1 A A B C 3 2 1 4 3 2 1 4 3 2 1 : 押さえる /Close/Geschlossen/Fermé/Cerrado/ 按下 /Закрыт/ 닫기 : 放す /Open/Offen/Ouvert/Abierto/ 放开 /Открыт/ 열기 122 horn_om_117-122-080826.indd 122 08.9.
Tabla de digitaciones/ 指法表 /Аппликатура/운지법 A 慣例上古典派、ロマン派等の曲で、ヘ音記号はこれより 1 オクターブ下げて書かれるもの もあります。同一の音で 2 種類ある運指は、一般的に左側に書かれている運指を用います。 右側は替え指です。 Some bass clef parts in Classical and Romantic, etc., music are customarily written an octave lower. The fingering on the left should be played for notes that have double fingerings. The fingering on the right is an alternate fingering. Manche Bassschlüssel-Partituren sind in der Romantischen oder Klassischen Musik oft eine Oktave tiefer geschrieben.
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